名古屋から亀山に至る関西本線は名古屋~桑名~四日市間では近鉄名古屋線との競争で大きく水を開けられ、河原田で分岐し、亀山を経由せずに津方向に向かう伊勢鉄道線(旧国鉄伊勢線)は建設時の目的から大きく外れて第三セクター化されと、今回、乗車してみていろいろ問題を抱えている路線と感じました。
まずは開業から電化完成までの歴史です。
1888年3月1日、関西鉄道の設立が認可、本社は四日市でした。
1889年12月15日、草津~三雲間が開業
1890年2月19日、三雲~柘植間が開業、現在の草津線が開通。12月25日、柘植~四日市間が開業。
1894年7月5日、四日市~桑名仮停車場間延伸開業
1895年5月24日、桑名仮停車場~桑名間開業、名古屋~前ヶ須(弥富)間開業、11月7日、弥冨~桑名間開業で草津~名古屋間全通。
1907年10月1日、鉄道国有化法で国有化。
1959年9月26日、伊勢湾台風で甚大な被害を被る。
1971年4月25日、名古屋~亀山間でSL運行終了。
1979年8月1日、名古屋~八田間電化。
1982年5月17日、八田~亀山間電化。
私が最初に関西本線の列車の写真を撮影したのは1975年1月2日に大垣行き夜行で名古屋遠征を敢行したときで、
当時、旧型客車列車は当たり前のようにどこでも見ることが出来たので、編成全体は撮らなかったのですが、番号がナハフ10の1番で珍しかったので撮影したのと、
かつて東海道で特急列車に使用されたスハ44系の一族だったので撮影したのがこのピンボケのスハフ43 17です。
スハフ43 10番台(11-24)は特急運用から一般運用に格下げされる際に不足気味になる緩急車のためにスハ44を改造したもので、同時に座席の回転化・室内灯の蛍光灯化・客ドアの交換・アルミサッシ化等が行 われています。
当時の客車は亀山区所属かと思われますが,1975/4/1時点での配置を見ると
オハ35 111, 441, 442, 459, 610, 616, 618, 729, 1025, 1143,
オハ41 407, 408, 409, 410
オハ46 17, 507
ナハフ10 1
オハフ33 1, 4, 6, 8, 10, 11, 12, 110, 112, 169, 367, 428, 436, 566
オハフ45 107
オハフ61 1516,1518, 1520, 1521, 1522, 1523
スエ71 4, 16, 31
でした。スハフ43 17は1975年3月で廃車されたようです。
その後、出張等で名古屋に行った際にも撮影はしていますが、特に関西本線を意識して撮ってはいませんでした。
1975/1/2 名古屋駅で撮影した中央西線用113系 神嶺区
1980/12/8 名古屋 165系
名古屋~亀山間電化後、国鉄末期までは113系や165系が投入されたようです。

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