2019年7月 4日 (木)

城北交通公園 2015年10月訪問時 の他の展示物 Koppel製ベビーロコ号

板橋区が管理する城北交通公園には昨日の記事で紹介したD51513号機の他、ドイツ・コッペル社製のミニSL「ベビーロコ号」、都バス、都電8000系の車輪などが展示されています。さらに交通資料館内部にはC622号機の模型、HOゲージのレイアウトなどが展示されています。

151004

151004-8

151004_20190703182601

2015/10/4 城北交通公園

この説明にあるように明治45年(1912年)にOrenstein & Koppel社で製造された機関車です。同社は1876年4月1日、ベルリンにおいて創設された会社で創業後、鉄道車両、重機、エスカレータなどを製造してきました。1981年に鉄道部門から撤退、1996年にはエスカレータ製造部門をフィンランドのコネ社に売却し、建設機械製造に専念しました。しかし、建設機械部門もフィアットグループに売却し、2006年ベルリン工場は幕を閉じました。

ベビーロコは輸入後、紀州の有田鉄道で活躍、太平洋戦争後は東武東上線に移りましたが、牽引力が少なすぎたため、東上線を回送で走っただけで川越機関区で休車、放置状態でした。1958年7月以降は常盤台駅で展示されていましたが、1973年8月に城北交通公園に移されました。

151004-10

キャブ内にも立ち入り可能で、ボイラーの右上に手動のブレーキが付いています。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村  鉄道コム

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

2019年5月11日 (土)

横浜市電保存館を訪問 その9 吉村コレクション part1 蒸機編

2015年4月1日横浜市電保存館訪問、昨日までの記事で紹介した7両以外に57歳という若さで亡くなられた横浜市港北区仲手原に在住された鉄道模型コレクター吉村栄氏が40年かけて製作、収集された鉄道模型(Oゲージ)のコレクション、「吉村コレクション」があります。

Dsc01645

1983年に横浜市に寄贈され市電保存館で保存されているのは国鉄の機関車、電車、全国各地の私鉄車両で全て紙製手作りのOゲージとのことです。
今回の記事からは蒸機、電機、ディーゼル機関車の写真をいくつか紹介したく思います。

Dsc01646

Dsc05991
2014/5/24 9856 鉄道博物館

9750形
日本で初めて本格的に導入された大型マレー式機関車です。

東海道本線国府津~沼津間(山廻り、現在の御殿場線区間)や東北本線の黒磯~白河間の幹線勾配区間の輸送力不足を打開するため、1911年にアメリカのアメリカン・ロコモティブ社製9020形(当初は4600形)が6両導入されました(機関車本体のみで炭水車は国内工場で製造)。
試運転に供されましたが前部台車の蛇行動が激しく、走行安定性に欠け、動輪の摩耗が大きいことが判明し、当時既に旧式だった飽和式の9020形に代わって加熱式で大量導入されたのが9750、9800、9850形3形式で、アメリカン・ロコモティブ社製が24両(9750-9773)、アメリカ、ボールドウィン社製が18両(9800-9817)、ドイツ、ヘンシェル・ウント・ゾーン社製が12両(9850-9861)です。これら54両は山北~沼津間、大津~京都間、黒磯~白河間、長野~直江津間、亀山~加茂間での貨物列車の牽引と急行列車の補機として使用され、1933年までに全廃となりました。9856が万世橋の交通博物館に保存され、2007年からは大宮 の鉄道博物館に展示されています。その後は勾配線区用にD50形が投入されることになり、我が国のマレー式蒸気機関車は4形式のみとなりました。

Dsc01634

C55形流線形(20-40)
C55形は1935年から1937年にかけて62両が製造されましたが、1936年に製造された2次形20-40の21両(20汽車製造、21-33川崎車輌、34-40日立製作所)はC53 43で試験された流線形デザインが本格導入され、新造されました。C53 43では大型の除煙板はありませんでしたが、C55流線形では小型除煙板に加え、写真のようにサイドスカートから連続する大型の除煙板が設置されました。21両の流線形機は四国を除く全国各地に分散配置され急行列車牽引に活躍し、特に名古屋機関区配置の24-26は臨時特急「」を牽引しました。しかし、流線形機は殆ど効果がないことが判明し、さらにケーシングがあることが現場からも嫌われ、戦後の1950年から1951年にかけて1次車と同様の外観になるよう再整備されました。

Dsc01638
D62形
20両のD52形1950年から1951年にかけて浜松工場で2軸従台車に改造し、線路等級の低い線区への入線を可能にした形式です。

単に従台車を交換したに留まらず、D52形は戦時設計で代用品が使用されていたものが多かったため、それを改善する目的でボイラーの整備、炭水車や除煙板の代用設計品の制式品への交換、給水温め器の移設、自動給炭機の設置などが行われました。なお、1D2バークシャーの軸配置としては日本初でした。
当初、稲沢機関区、米原機関区に10両ずつ配置され、東海道・山陽本線での貨物列車牽引に使用されました。逢坂山トンネル通過対策として集煙装置も装備されました。1958年の姫路電化で一旦全車休車となり、転用先が検討され、東北本線長町~盛岡間と決まってから、軸重軽減改造がなされ、総重量を減らさずに動輪と先・従輪を結ぶ釣合梁の支点の位置を変更し、最大軸重を16.22tから15.00tに軽減しました。改造工事終了後、1959年末に一関機関区に全機集結、ボイラー未交換車似状態不良が発生し、休車になる車両が出たものの盛岡電化まで使用され、1966年10月19日に全車廃車となりました。

廃車後、全機解体されており、保存機は全く無く、吉村コレクションのD62はそういった意味でも貴重な模型となっています。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村 
鉄道コム

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

2019年4月27日 (土)

公園保存蒸機 西武鉄道7号機 品川東公園

再び、公園保存車両の話題に戻ります。

今回は先の萩中児童公園に続き、訪れた品川東公園(訪問時は改修工事中でした)の西武鉄道7号機です。

7-150301
20155/3/1 品川東公園 西武鉄道7号機 

伊賀鉄道(初代)が発注した機関車で1897年(明治30年)ピッツバーグ・ロコモティブ・アンド・カー・ワークスが製造しました。軸配置1Cの30t級サイドタンク式で製造番号1711が与えられました。伊賀鉄道(初代)は未成線となったため、1899年、阪鶴鉄道A5形13号機として就役しました。阪鶴鉄道(尼ヶ崎~神崎~福知山間)が国有化される際に帝国鉄道庁2850形2851号となりました。1923年に除籍され、播但鉄道へ払い下げられました(播但鉄道8号機)。1943年6月、戦時買収で播但鉄道が国有化(現、JR加古川線)される際に再び鉄道省車籍に編入、2850形2851号となりました。実際、鉄道省で運用されることはなく、旧西武鉄道に貸与され、1945年6月1日に正式に払い下げられ、7形7号機と改番されました。
西武鉄道では国分寺線で旅客列車牽引に充当され、多摩川線での貨物列車牽引を経て、北所沢(現、新所沢)より分岐する在日米軍兵器補給廠側線での入れ換え用途に就き、1957年9月まで稼働しました。その後は所沢検車区(所沢車両管理所)に留置され、1962年3月から上武鉄道へ貸与され1965年11月まで運用、退役とともに除籍され、保管された後、1968年西武鉄道に返還、1969年3月より、東品川公園に静態保存となりました。

主要諸元

全長 : 8,690mm
全高 : 3,569mm
全幅 : 2,337mm
軌間 : 1,067mm
車軸配置 : 2-6-0 (1C)
動輪直径 : 1,321mm (4ft4in)
弁装置 : スチーブンソン式アメリカ型
シリンダー(直径×行程) : 330mm×559mm
ボイラー圧力 : 9.8kg/cm2
火格子面積 : 0.91m2
全伝熱面積 : 70.4m2
煙管蒸発伝熱面積 : 64.8m2
火室蒸発伝熱面積 : 5.7m2
ボイラー水容量 : 2.0m3
小煙管(直径×長サ×数) : 50.8mm×3,169mm×128本
機関車運転整備重量 : 34.06t
機関車空車重量 : 27.79t
機関車動輪上重量(運転整備時) : 30.10t
機関車動輪軸重(最大・第3動輪上) : 10.34t
水タンク容量 : 3.68m3
燃料積載量 : 1.02t
機関車性能
シリンダ引張力 (0.85P): 3,840kg
ブレーキ装置 : 手ブレーキ、蒸気ブレーキ

2015年3月の公園訪問時は公園が改修工事の真っ最中で機関車がだだっ広い広場にぽつんと置かれた状態でしたが、その後、公園の改修工事も終わったようなので、機会があれば再訪したく思います。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村 
鉄道コム

 

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

2019年4月10日 (水)

公園保存車両 萩中児童公園の保存車両 その1 東武鉄道B3形蒸機

公園に保存されている鉄道車両の訪問記録、今回は東京都大田区の萩中児童公園です。訪問日は2015年3月1日、所在地は大田区萩中三丁目26番46号です。

豊富な遊具のみならず、B3形(34号)蒸気機関車軌道モーターカー都電7000形、モータボート、プール、野球場とあり、かなり人気の公園です。

B3-34-150301-2

B3-34-150301-4
B3-34-150301-12

東武B3形蒸気機関車は国鉄5600形蒸気機関車と準同形機で5600形は1899年から1902年にかけ、Pbt2/4形(後の鉄道院5500形)の改良タイプとしてイギリスのベイヤー・ピーコック社で18両が製造され、日本鉄道に納入されましたが、東武鉄道にはB3形として6両(製造番号5836 - 5841)が納入され、29-34号と付番されました。

B3-34-150301-15

車軸配置4-4-0(2B)の2気筒、飽和式テンダー機関車で動輪直径は1372mm、スティーブンソン式弁装置、ラムズボトム式安全弁を装備していました。最大の特徴はベルギーの技術者A・ベルペヤの開発したベルペヤ火室を持ち、内火室と外火室がほぼ同じ形状で内火室を支えるステイの形状を簡単にでき、缶水(ボイラー水)の循環が良く水垢の付着が少ないという利点がありました。

主要諸元
全長:14,382mm
全高:3,810mm
全幅:2,502mm
軌間:1,067mm
車軸配置:4-4-0(2B)
動輪直径:1,372mm 東武鉄道のB3形は1524㎜
弁装置:スチーブンソン式基本型
シリンダー(直径×行程):406mm×559mm
ボイラー圧力:10.5kg/cm2
火格子面積:1.57m2
全伝熱面積:89.7m2
煙管蒸発伝熱面積:83.4m2
火室蒸発伝熱面積:6.3m2
ボイラー水容量: 2.6m3
小煙管(直径×長サ×数):45mm×3,642mm×164本
機関車運転整備重量:35.58t
機関車空車重量:32.32t
機関車動輪上重量(運転整備時):23.92t
機関車動輪軸重(各軸均等):11.64t
炭水車重量(運転整備時):23.50t
炭水車重量(空車):10.64t
水タンク容量:9.1m3
燃料積載量:3.46t
機関車性能
シリンダ引張力:5,990kg
ブレーキ装置:手ブレーキ、真空ブレーキ

B3-34-150301
B3-34-150301-2_1
東武鉄道が購入した6両は貨物列車牽引に使用され、29, 33は、1960年に、321963年に廃車され、残りは1966年末の会沢線、大叶線の蒸気機関車廃止まで使用されました。30は栃木県佐野市葛生町の嘉多山公園に34がこちらに保存されました。これら6両はわが国に輸入された最後の2B形テンダー機関車です。ちなみに1908年に台湾総督府鉄道部向けに70形として4両が導入されています。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村 
鉄道コム

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

2018年5月28日 (月)

Omaha in Nebraska に来ています その3

Omaha滞在、3日目は昼から教会で結婚式、夕刻からはパーティでした。
ということで、2日目の後半、Durham Museumの様子を今回はレポートします。WEB site URRL: https://durhammuseum.org/
Dsc06200
Dsc06197 2018/5/25  建物外観
ミズーリ川の西岸、オマハのダウンタウンの側にある、かつてのUnion Stationが博物館の建物となっています。
Union Stationはアールデコスタイルの初期に造られた駅舎で1931年に開設されました。乗降客が最も多かったのは第2次世界大戦期で一日に10000人がここを利用したそうです。Durham Museumという名前はこの駅の復興に貢献した慈善事業者のMargre, Charles Durhamにちなんで付けられたそうです。
Dsc06202
建物内部
天井の高い、San DiegoのSanta Fe駅などとも共通する建物です。
Dsc06211
ベンチには木製の人形が置かれており、出札などの事務スペースはギフトショップとなっていますがこういった出札口と客のやりとりも再現されています。
Dsc06223
エントランスから1つ下に降りたところが展示スペースとなっており、かつてあった路面電車1014号
Dsc06227
蒸気機関車1243号
Dsc06226
カブースと呼ばれる緩急車
Dsc06246
さらにはアメリカの鉄道全盛時代に活躍した寝台客車などが展示されていました。
Dsc06249
Dsc06251
車内も見学可能でした。
それら以外にアメリカの産業製品、家庭における電化の歴史などを見ることが出来ました。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村  鉄道コム

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

2018年5月27日 (日)

Omaha in Nebraska に来ています その2

アメリカ合衆国、ネブラスカ州、オマハ滞在記、2日目はメインの行事は教会で挙げる結婚式のリハーサルとそれに続く夜の顔合わせパーティです。
まずネブラスカ州は北をサウスダコタ、東をアイオワ、ミズーリ、南をカンザス、西をコロラド、ワイオミングと接する北アメリカ大陸のほぼ中央部に位置する州で、地形的にはグレートプレーンズに属し、州都はリンカーン(人口25.8万)ですが、人口的には40万人が暮らすオマハが最大の都市です。オマハはネブラスカ州の東端に位置しており、ミズーリ川がアイオワ州との境界になっています。
州の特徴としては50州の中で唯一州議会が一院制をとっていることだそうです。
産業的には広大な農牧地を抱える農業州で牛肉、豚肉、トウモロコシ、大豆の生産では国内トップであり、またアメリカ大陸の中央部であることから古くから鉄道が栄えており、オマハにはユニオン・パシフィック鉄道の本社があります。
オマハは北緯41度で日本では函館とほぼ同じ緯度ですが、気候は大陸性気候で、夏は30℃を越え、冬は氷点下4℃くらいまで下がり、雪はそれ程積もりません。元々、ミズーリ川の渡津のために創設された街で、「西部への玄関口」であり、ユニオン・パシフィック鉄道の起点として発展し、19世紀末頃は1883年にユニオン・ストックヤードが完成したため、全米の精肉業の中心となっていたそうです。
Dsc06107 古風な3階建ての建物が博物館
Dsc06106 建物の横にある表札
そういったオマハの歴史を頭に入れつつ、最初に訪問したのが、ミズーリ川の対岸、アイオワ州西部にある「ユニオンパシフィック鉄道博物館」でした。WEB site URL: http://www.uprrmuseum.org/
Dsc06112 客車列車の最後尾に連結された展望車のレプリカ
Dsc06143
1869年5月19日、オマハからのユニオン・パシフィック鉄道とカリフォルニア・サクラメントからのサザン・パシフィック鉄道が繋がり、大陸横断が鉄道で可能となったときのポスター
内容は階ごとに分かれており、1階が鉄道による開拓の歴史、2階が鉄道を維持するシステムの説明と食堂車、寝台車や飛行機が主流になる前のVIP達と鉄道の風景でした。
Dsc06163
リンカーン大統領専用列車の内部の再現
Dsc06168
現代の列車運行システム
Dsc06184
列車による長距離旅行が盛んだった頃の食堂車の再現
Dsc06191
往年の銀幕スターと鉄道
Dsc06194
1950年代の長距離列車の様子
この博物館はスペースの関係もあり、実車を展示することは難しいので、模型や写真等でアメリカの開拓と鉄道の歴史などを上手に説明していました。
続いて、オマハのUnion Stationを利用したDurham Museumを訪れました。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村  鉄道コム

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

2017年11月10日 (金)

貨物鉄道博物館の保存車 1 東武39号蒸気機関車

貨物鉄道博物館に保存されている車両、最初は東武39号機関車として保存されている蒸気機関車です。

Dsc07437 2017/8/6

1898年に英国シャープ・スチュアート社で6両が製造され、日本鉄道に納入された官設鉄道5500形の同形機だそうです(製造番号4437)。英国シャープ・スチュアート社の形式ではSSbt2/4形(207-212)と称したそうです。1906年の日本鉄道国有化で官設鉄道に籍を移し、1909年の形式称号規程で5650形(5650-5655)となりました。主に東北、常磐、高崎線で使用され、最後は仙台鉄道局管内の新津に集められました。

Dsc07429

1922年に全機が東武鉄道に譲渡され同社のB4形(35-40)に改番されました。39号機は1966年まで貨物列車の牽引に使用されました。

廃車後、東京都豊島区の昭和鉄道高校で保存されていましたが、校舎改築で移転先を探していたところ、2003年に当館か開館することとなり、こちらで保存されることになりました。

Dsc07438
6両のうち、3両が静態保存されており、37号(旧5652)は千葉県内で個人によって保存、40号(旧5655)は埼玉県南埼玉郡宮代町町役場前に保存されています。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村  鉄道コム

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

2017年11月 7日 (火)

三岐鉄道 保存車両 E102蒸機

三岐鉄道三岐線の終点、西藤原駅構内の保存車両、今回は蒸気機関車E102号機について触れます。

E102_170806_3 2017/8/6 西藤原

一見するとアメリカ製の蒸機かと思いますが、1931年大阪の汽車会社で製造された機関車で三岐線の開業にと用意された機関車でした。1954年の全線電化で大阪セメント伊吹工場に移籍となり、セメント列車を牽引や入れ換えに従事しました。2001年の三岐鉄道開業70周年で同線に呼び戻され、展示となりました。

E102_170806_2
Dsc07392
沖田祐作氏の機関車表コンプリート版データによると

1931-7 汽車製造大阪工場 製番1165
1954-2-26廃車
1954-2譲渡 住友大阪セメント伊吹工場
1956ころ? 電化により廃車
工場正門で保存
2001-4移転 西藤原駅

とのことです。

三岐鉄道の開業に際してはE101,E102の2両が準備され、両方とも1C1タイプのタンク機関車でしたが、E101は日立製作所製でした。E101は1955年12月まで在籍し、大鐵車輛工業で整備改造の上、日本レイヨン(現ユニチカ)宇治工場に売却され入れ換え作業に従事し、その後信越化学工業武生工場に移り、S1形に改番されましたが、後年廃車解体となったようです(データはこちらのサイトから)。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村  鉄道コム

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

2017年10月15日 (日)

速報版 福岡県を旅行中 2日目

昨年の同じ時期、幡生の下関センターの公開に参加したときは一泊もせず、往復とも夜行高速バスの超ハードスケジュールの旅でしたが、今回は2泊するので、2日目は

1 クルーズトレイン「ななつ星in九州」を撮影する。
2 筑豊本線に導入されたデンチヤを記録する。
3 九州北部に保存されている車両に会いにゆく
をテーマにしました。

まず、クルーズトレイン「ななつ星in九州」ですが、JR九州のWEBサイトを調べるとその紹介のページに運行日、運行時刻が載っています。8月26日から、12月23日まで、そして来年1月6日から2月24日まで土日は1泊2日コースで長崎方面に向かい、9:58に博多を出発のスケジュールです。

Dsc09882
出発の約30分前に博多駅に到着すると既に発車予定の5番線ホームには光沢マルーン塗装に包まれたDF200-700077系7000番台客車7両、さらには黒色塗装のDE10 1753号機が待っていました。

Dsc09894
配置は機関車・客車とも大分車両センターですが、博多出発の際は竹下から牽引されてくるために先頭には黒塗りのDE10 1753号機が牽引役を務め、既に切り離されていました。
各車両の写真も収めました。

Img_5873
Img_5886 2017/10/14 博多

定刻に汽笛一声を発してマルーンの列車が静々と出発して行きました。

Dsc09789 黒崎の桃園公園のD51244号機

Dsc09826 2017/10/14 黒崎 3009

黒崎では直方に至る筑豊電気鉄道が経営する路線でかつて西鉄北九州線との相互乗り入れも行っていたため、今でも路面電車スタイルの車両が走っています。

Dsc00093 筑前垣生のC11260号機

まるで全検を終えて出場してきた機関車のようにピカピカだったC11260号機
蒸機ドームは丸く、砂箱は角型の変形機、デフレクターは門鉄タイプ。

Dsc00165 遠賀川総合運動公園の78626号機
前照灯の欠落とナンバープレートがレプリカなのが残念

Dsc00116 遠賀川が日本海に注ぐ河口の街 芦屋高浜公園に保存されているD60 61号機
こちらも門鉄デフレクターが似合っています。

Dsc00046 直方市石炭記念館

直方駅から南方へ線路に沿って小高い丘の上に建つかつての石炭産業関係者が会議を持った建物を利用しており、筑豊の石炭採掘、若松までの輸送、八幡官営製鉄の歴史の勉強ができます。保存機は見えているコッペル32号機、そしてC11131号機が保存されており、石炭輸送用貨物車も保存されています。

Dsc00045 2017/10/14 直方 400形 404

手前の線路には筑豊本線、福北ゆたか線、平成筑豊鉄道が走っています。

そして「デンチャ」の話題です

Dsc00061 2017/10/14 直方 充電中?

正式にはBEC819系で近郊形交流用蓄電池駆動電車。「"D"UAL "EN"ERGY "CHA"RGE TRAIN」の頭文字をとった「DENCHA」の愛称が与えられています。烏山線のEV-E301系(DC版)に続き、交流版で初めて蓄電池走行を可能にした車両で、男鹿線のEV-E801系はこの車両で得られた技術をベースにしています。折尾から先の筑豊本線若松までは無架線区間をパンタを下げて走行します。

Dsc09761
折尾駅に停車中のBEC819系と817系、上方の架線はここで終わっています。
BEC819系は若松まで直通可能です。

最後は遠賀川駅です、ここはかつて日本陸軍芦屋飛行場を接収した進駐軍が建築資材、燃料、ジープ、トラックなどを輸送するために専用線を建設し、芦屋線と呼ばれました。米軍基地の返還とともに1961年に廃止されました。また石炭全盛時代、沿線の中小炭鉱から掘り出される石炭輸送のために室木線がありましたが、1985年バスに置き換えられ廃止されました。

Dsc00157 2017/10/14 改札口等はすべて閉鎖された遠賀川駅舎

そういった歴史のある遠賀川駅ですが今年8月30日、駅構内のたい焼き店付近から出火し、駅舎が全焼しました。

Dsc00183 海老津よりに設置された臨時改札口

(10月15日にアップしたものに10月16日に写真を添え、アップデイトしました。)

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村  鉄道コム

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

2017年8月 9日 (水)

速報版 愛知/三重の旅 3日目 ナロー、狭軌、標準軌の旅 その3

2017年8月6日、北勢線の後は桑名から近鉄富田に戻り、三岐線に乗車することにしました。

近鉄冨田駅は近鉄名古屋線と三岐線が同じ改札口を使用する共用駅なので、桑名からICカード乗車の場合、一旦出場し、再度一日乗車券で入場ということになります。

103f_140812_3 2014/8/12 近鉄富田
103Fですが、このときは前面窓に車両番号の表示がありません。

104_170806 2017/8/6 近鉄富田
104の表示とサイクルパス(自転車を無料で持ち込めるサービスのこと)
この編成は元クモハ405-クモハ406編成で1991年6月に譲渡されました。

401_i_7806_2 1978/6 練馬 西武時代の同じタイプの401系

3番線ホームには保々行き103編成(元西武401系)が待っていました。北勢線同様、2014年8月にここ近鉄冨田駅で三岐線の車両を撮影していますが、この3年間で前面窓ガラスに車体番号が表示されるようになったようですね。

170806 後部展望

近鉄冨田駅を出発すると、最初の写真のように近鉄名古屋線と少し併走し、やがてJR冨田駅からの貨物専用線と合流します(朝明信号場)。1950年10月30日にここに三岐朝明駅が開業、1970年6月25日、近鉄冨田駅への連絡線が開業、分岐駅となりましたが、1985年3月14日に冨田~三岐朝明間の旅客営業が廃止され、1989年4月1日、駅も廃止、信号場に格下げされました。

803f_170806 803F 大矢知 元西武701系 771F 中間電動車771の妻面にクハ1771の前頭部を接合し、3連化したもので1992年に譲渡されました。

近鉄冨田を11:02に出発、11:18に保々に到着しました。

1801_170806 851F 1995年移籍の789Fでしたが、2013年の脱線事故でクハ1851が大破、部品確保用に購入してあったクハ1238をクハ1881として連結した編成

保々には電車区、機関区、CTCセンターがあります。

Ed45_43_170806
また、日曜日でしたがED45重連牽引の貨物列車も運転されていました。

保々発11:37の西藤原行きで西藤原まで乗車、12:06に到着しました。途中、丹生川から先は俄然、貨物色が濃くなり、丹生川には駅横に貨物博物館があり、月に一度の開館日でした(その様子は別記事で)。

170806_2 保存車両たち 西藤原

伊勢治田は側線が多くある貨物積み出し駅、東藤原はセメント工場が隣接し、まさに稼働中の貨物駅、そして終点の西藤原にもかつて本線で活躍した機関車が展示されていました。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村  鉄道コム

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

その他のカテゴリー

クルーズトレイン スポーツ ディーゼル機関車 ディーゼル機関車DD13/DD15 ディーゼル機関車DD16 ディーゼル機関車DD50 ディーゼル機関車DD51 ディーゼル機関車DD54 ディーゼル機関車DE10/DE11/DE15 ディーゼル機関車DF200 ディーゼル機関車DF50 ニュース ハイブリッド機関車 ハイブリッド気動車 バス 三セク鉄道 事件・事故 事業用車 催事 地下鉄車両 大相撲 客車 客車12系 客車14系 客車20系 客車24系 客車50系 客車E26系 新交通システム 新幹線0系 新幹線電車 旅客機 旅客機 Airbus A300 旅客機 Airbus A310 旅客機 Airbus A318/A319/A320/A321 旅客機 Airbus A330 旅客機 Airbus A340 旅客機 Airbus A350 旅客機 Airbus A380 旅客機 Boeing 707 旅客機 Boeing 727 旅客機 Boeing 737 旅客機 Boeing 747 旅客機 Boeing 757 旅客機 Boeing 767 旅客機 Boeing 777 旅客機 Boeing 787 旅客機 Douglas DC-10/MD-10 旅客機 Douglas DC-8 旅客機 Douglas DC-9/MD-80 series/MD-90/Boeing 717 旅客機 Lockeed L-1011 Tristar 旅行・地域 日記・コラム・つぶやき 書籍 東京メトロ 東京都営地下鉄 民鉄:京成グループ 民鉄:京浜急行電鉄 民鉄:京王電鉄 民鉄:南海電鉄 民鉄:名古屋鉄道 民鉄:大井川鐵道 民鉄:小田急電鉄 民鉄:東急電鉄 民鉄:東武鉄道 民鉄:江ノ電 民鉄:相模鉄道 民鉄:西日本鉄道 民鉄:西武鉄道グループ 民鉄:近畿日本鉄道 気動車 気動車1000形 気動車2000形 気動車キハ100系 気動車キハ110系 気動車キハ11形 気動車キハ120形 気動車キハ126系 気動車キハ141形 気動車キハ150形 気動車キハ181系 気動車キハ183系 気動車キハ185系 気動車キハ187系 気動車キハ189系 気動車キハ201系 気動車キハ20系 気動車キハ25形 気動車キハ261系 気動車キハ281系 気動車キハ283系 気動車キハ32形 気動車キハ35系 気動車キハ40系 気動車キハ45系 気動車キハ56/57/58系 気動車キハ75形 気動車キハ81形 気動車キハ82形 気動車キハ85系 気動車キハE120系 気動車キハE130系 海外の鉄道 特急電車 私鉄 蒸機8620 蒸機9600 蒸機C10 蒸機C11 蒸機C12 蒸機C50 蒸機C51 蒸機C53 蒸機C55 蒸機C56 蒸機C57 蒸機C58 蒸機C59 蒸機C60 蒸機C61 蒸機C62 蒸機D50 蒸機D51 蒸機D52 蒸機D60 蒸機D62 蒸気機関車 貨物列車 路線について 路面電車 軽便鉄道 近郊形電車 通勤電車 連絡船 鉄道以外の博物館・展示施設 鉄道博物館 鉄道施設 電機ED16 電機ED60/ED61/ED62 電機ED70 電機ED71 電機ED72 電機ED73 電機ED74 電機ED75 電機ED76 電機ED77 電機ED78 電機ED79 電機ED91 電機EF10 電機EF12 電機EF13 電機EF15/EF16 電機EF18 電機EF200 電機EF210 電機EF30 電機EF510 電機EF53/EF56/EF59 電機EF55 電機EF57 電機EF58 電機EF59 電機EF60 電機EF61 電機EF62 電機EF63 電機EF64 電機EF65 電機EF66 電機EF70 電機EF71 電機EF80 電機EF81 電機EH10 電機EH200 電機EH500 電機EH800 電気機関車 電車101系 電車103系 電車105系 電車107系 電車113系 電車115系 電車117系 電車119系 電車121系 電車123系 電車125系 電車143系 電車151/161/181系 電車153系 電車155/159/167系 電車157系 電車165/169系 電車183/189系 電車185系 電車201系 電車203系 電車205系 電車207系 電車209系 電車211系 電車213系 電車215系 電車221系 電車223系 電車225系 電車227系 電車251系 電車253系 電車255系 電車281系 電車285系 電車301系 電車303系 電車305系 電車313系 電車323系 電車371系 電車373系 電車381系 電車401/403/421/423/415系 電車417系 電車419系 電車451/453/455/471/473/475/457系 電車481/483/485/489系 電車581/583系 電車651系 電車681系 電車683系 電車70/72系 電車7000系 電車701系 電車711系 電車713系 電車715系 電車719系 電車721系 電車731系 電車781系 電車783系 電車785系 電車789系 電車80系 電車811系 電車813系 電車817系 電車883系 電車_旧形国電 電車BEC819系 電車E127系 電車E217系 電車E231系 電車E233系 電車E235系 電車E257系 電車E259系 電車E351系 電車E353系 電車E501系 電車E531系 電車E653系 電車E655系 電車E657系 電車E721系 電車E751系 電車EV-E301系 電車EV-E801系 電車クモハ42 電車クモハ52

カテゴリー

2019年8月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
フォト
無料ブログはココログ

日本ブログ村

  • 日本ブログ村