2020年3月30日 (月)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 8 岡山電気軌道 車両編 その1 7900形 8101

岡山電気軌道の7900形、2両目は8101です。1991年に3000形3002(元東武100形105)を廃車、解体し、主電動機、制御器を流用し、アルナ工機で製造されました。冷房装置は富士電機FDA2220-1A(冷凍能力20,000kcal/h)を搭載しました。
岡山電気軌道の付番方式は竣工年が会社の創業(1910年)からの年数を上二桁に使用するルールに従っており、1991年竣工の同車は81**となっています。

8101-190802 2019/8/2 清輝橋

8101-190802-21 2019/8/2 岡山駅前

8101-190802_20200329075101   8101 車内

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2020年3月27日 (金)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 8 岡山電気軌道 車両編 その1 7900形7901

岡山電気軌道の路面電車シリーズ、最古参は元東武100形として、日光軌道線向けに1953年に10両が新造された車両達で1968年2月の日光軌道線廃止後、10両全車が岡山電気軌道に譲渡され、岡軌3000形として同社の主力車両として活躍しました。3001は1973年10月に交通事故で廃車となりましたが、残りの9両は1989年まで揃って在籍しました。ただ、非冷房車であったため、夏場の運行に支障をきたし、1989年以降、年1両のペースで電動機・制御器を生かし、岡軌7900形への更新が開始されました。
1989年に7901(3003から)が竣工、1991年には8101(3002から)、1992年には8201(3004から)、1993年に8301(3008から)、1995年に8501(3006から)と5回に渡ってアルナ工機で製造されました。一方、3000形は9200形momoの代替で3009が廃車となり、3005、3007、3010が残りました。3010は2013年に廃車となり、2020年から東武日光駅前に移転保存の予定で、現時点では3005(元110)と3007(元108)が現存し、イベント車として活躍が期待されている状況です。

7901-020329 2002/3/29 岡山駅前付近

7901-190802-3 
2019/8/2 岡山駅前

7901-190802
2019/8/2 清輝橋

7901-190802-2 2019/8/2 東山おかでんミュージアム

一番上と一番下の写真で17年の年月が経っていますが、車体の地色は同じで広告が変わりました。
7901は元東武100形106が岡山電気軌道に譲渡され、1968年5月28日岡軌3003として竣工し、1989年7月10日7901に主電動機東洋電機製造TDK-532-B(端子電圧600V時一時間定格出力45kW/905rpm)を転用し、東洋電機製造DBI-LBK4直接制御器も転用されました。制御器に関しては検査時に西日本鉄道北九州線第2次部分廃止時に廃車となった同社600形からの発生品である日立製作所DR BC-447に変更されました。パンタグラフは3000形のものを引き継いでいます。

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2020年3月26日 (木)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 8 岡山電気軌道 その概要

再び、2019年8月の旅行の話題に戻ります。今回からは岡山電気軌道です。

両備グループ共通社章
両備グループの社章

この会社は岡山県を中心として、路面電車、和歌山電鐵、バス、フェリー、不動産業などを営む運輸・観光関連企業の両備ホールディングス、情報関連事業、生活関連事業、文化事業、福利・厚生事業を営む両備グループの中核企業となっています。私などは両備と聞くとホームセンターなどで売っている電動工具のメーカー(リョービ:RYOBI)を想像してしまいますが、こちらは広島県府中市に本社を置くダイカストトップメーカーで両備グループとは関係ないようです。


岡山電気軌道の現在の路線 Wikipediaの記事から

現有路線はH 東山線(岡山駅前~東山・おかでんミュージアム駅)間3.1㎞と S 清輝橋線(岡山駅前~清輝橋)間1.6㎞で日本全国でも最小規模であり、岡山駅構内への乗り入れ、環状化、JR吉備線のライトレール化事業に合わせた相互乗り入れ、岡山大学方面、岡山空港方面延伸、青江周辺までの延伸計画がありますが、資金面の問題などから具体化はしていません。

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2019/8/2 JR岡山駅東口から東方向に伸びる桃太郎大通りの中央に位置する岡山駅前電停

190802_20200325194001 清輝橋線の終点 清輝橋電停

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ディスプレイには直近の電車の発車時刻が表示されています。

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清輝橋線と東山線の分岐する柳川電停


設立は1910年5月21日で、創業時から社名を一度も変えていない会社で間もなく創業110周年を迎えます。路面電車の営業は
1912年5月5日、内山下線「駅前 - 内山下分岐」、内山下支線「内山下分岐 - 後楽園口」間で開始されました。
同年6月1日には内山下線「城下 - 西大寺町」間が開業
1921年7月26日、番町線が開業
1923年7月9日、旭東線「西大寺町 - 東山」間が開業
1928年3月18日、柳川線「柳川 - 大雲寺町」(現在の大雲寺前)間が開業
1946年9月6日、清輝橋線「大雲寺前 - 清輝橋」間が開業。柳川線を清輝橋線と改称
1968年6月1日、番町線「城下 - 番町」間が廃止
2007年8月3日、清輝橋線「大雲寺前 - 清輝橋」間に「東中央町停留所」が開業

Dsc02105 東山線の終点、東山・おかでんミュージアム電停

車庫は東山・おかでんミュージアム駅に隣接されています。

運賃は岡山駅前~郵便局前、若しくは県庁通りまでが100円、それより先は両線の終点まで140円です。

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2019年9月 9日 (月)

東京都電7024号車 @元吉原小学校「SL博物館」

昨日の記事に引き続き、富士市元吉原小学校の「SL博物館」に保存・展示されている車両、今回は東京都電の7024号です。
荒川線存続後も活躍したので有名な都電7000形は最初は1954年に前扉・中扉というスタイルで登場しました。7000形が登場した頃の1次から3次車計93両に関しては、以前の7000形の記事で触れました。

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2017/3/10 SL博物館

7024号は1次グループ、7021-7030に属し、1000形、1100形の足回り(D10形、D16形)台車を履き、目黒車庫、神明町車庫、荒川車庫などに配置され、1967年12月から1968年1月に全車廃車になりました。

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屋内にあっても長期間の保存で外板などの劣化は進んでいるようです。
Dsc09399
車内も見学可能でした。

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2019年8月19日 (月)

仙台市電保存館を訪問 その3 路面電車から地下鉄へ

 8月12日(月)記事で市電後史の展示に触れましたが、1976年3月31日で市電全路線が廃止されたのち、市電の軌道はアスファルトに埋め込まれましたが、時間の経過とともにアスファルトがすり減り、軌道が露出、スリップ事故が起こるようになりました。一方で、市内の公共交通はバスが一手に担っていました。

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2016/10/21 市電時代の電停標識

仙台市における地下鉄の検討は1960年代からで1963年に設置された仙台市交通対策委員会は1967年に提出した報告書で路面交通の代替として地下鉄を検討すべきと報告しました。同委員会は将来を見据えた交通体系として、「大量高速輸送機関」の整備を諮問し、1972年には全7路線、総延長45.5kmに及ぶ地下鉄網を1985年を目標に整備すべきとの報告を出しています。その7路線とは

1 北仙台線 仙台駅前~七北田 7.34km  
2 長町線  仙台駅前~鍋田  4.98km
3 川内線  仙台駅前~泉ヶ丘 8.09km
4 七北田だ線 七北田~桂島  4.76km
5 鶴ヶ谷線 瓦山~鶴ヶ谷   3.76km
6 茂庭線  鍋田~茂庭    8.82km
7 名取線  鍋田~小泉    7.90km でした。このうち、北仙台線と長町線の一部が現在の南北線に相当します。

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昭和から平成にかけての南北線の歩み

1000-1610-161021
2016/10/21 南北線の車両 1000系 2M2Tの4連 軌間1067mm DC1500V 1985年から1996年にかけて川崎重工業で21編成が竣工
IGBT素子VVVFインバータ制御方式 1988年にローレル賞受賞、2004年度より更新工事が行われ現在は1000N系となっています。

161021-2

長町駅 駅名標

1975年に泉市(現、仙台市泉区)と仙台市内結ぶ輸送手段として、地下鉄が計画・認可され、1981年に着工、1987年7月15日に地下鉄南北線富沢駅~八乙女駅間が開業しました。1992年7月15日には八乙女駅~泉中央駅間が延伸開業しました。

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東西線のあゆみ

第二の路線として2003年9月、東西線事業が認可、2007年11月東西線本体工事着工、2016年12月6日、東西線八木山動物園~荒井間が開業しました。

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東西線は鉄輪式リニアモータ方式の地下鉄となっており、以前の記事で触れたように駆動方式、トンネル断面の狭小化などの特徴を持っています。

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2019年8月18日 (日)

仙台市電保存館を訪問 その2 写真展示車両 モハ2000型・モハ3000型

仙台市電、400型より番号は大きい型式として2000型、3000型がいましたが、これらはいずれも呉市交通局(呉市電)から譲受した車両でした。

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2014/12/19 呉市海事歴史科学館(戦艦大和ミュージアム)における呉市電の紹介

モハ2000型:呉市交通局2000型1961年ナニワ工機製造のワンマン用ボギー車、前中扉タイプで2001-2003が製造されました。2001号は1967年12月18日の呉市電全廃後、保存車として入船山記念館に据え付けられ、その後阿賀町の豊栄交通公園(現、豊栄公園)に写されましたが、1001号を呉ポートピアパークに展示する際に、損傷が激しかったために解体されたそうです。2002、2003号は仙台市電に1968年に譲渡され、全線廃止まで運用されました。

2000
2016/10/21 仙台市電保存館

モハ3000型1961年から1962年にかけて呉交通局阿賀工場にて木南車両製600型601形3扉車601ー607を2扉(前中扉)ワンマン対応に改造したもので3001ー3007を名乗っていました。1968年に仙台市電に譲渡され、全線廃止まで運用されました。前頭部が絞られていない車体であったため、カーブでは対向車と接触する恐れがあり、運転には気を遣ったそうです。

3000

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2019年8月17日 (土)

仙台市電保存館を訪問 その2 展示車両 モハ400型

仙台市電の型式、今回は実際に展示されている400型です。

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2016/10/21 仙台市電保存館

仙台市電最後の新造形式として1959年から1963年までに15両(401-415))が製造されました。全長はモハ200型よりも短い11,700mmで、定員はモハ100型、モハ200型と同じ88名、408号以降は84名でした。

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ワンマン化対応改造工事を前提に設計された車内

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側窓上段もゴム支持方式(バス窓)として部品調達を容易にしています。

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台車の2軸、手前は従輪、奥が動輪で車輪径が異なります。

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主電動機の回転軸がレール方向になり、それを自動車のディファレンシャルギアと同じ方式で車軸に回転力を伝えています。

吊り掛け駆動を基本としていましたが、405号~410号の6両は直角カルダン方式が導入されていました。

スタイル的には東京都交通局8000形や函館市電710形800形と共通しています。

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2019年8月16日 (金)

仙台市電保存館を訪問 その2 写真展示車両 モハ130型からモハ300型

仙台市電で活躍した型式、今回はモハ130型からモハ300型までです。

130


2016/10/21 仙台市電保存館 なぜか、136号の前面窓が2枚窓出ない点が気になりますが?

モハ130型は茨城交通水浜線の車両で、水浜線では129-138と付番されており、いずれも新潟鐵工所(現、新潟トランシス)製で
129、130は1951年製、茨城交通に社名が代わってから最初の新製車両でした。
131、132は1953年製、129,130と同様ですが屋根が木造から鋼板張上げ式に変更されました。
133、134は1954年製、側窓の上段がHゴム支持になりました。
135、136は1957年製、前面窓が3枚から2枚となり、側扉の腰部羽目板がガラス窓に、行先表示器の位置も変更されました。
137、138は1960年製、前面窓が3枚に戻り、側扉の1枚扉化、オールコイルバネ台車への変更がありました。
1965年の路線短縮後、6月30日付けで仙台交通局に譲渡され130型131-140として使用され、ワンマン化の際、対象から外れ余剰となり、1972年3月に131-135、1974年4月に136-140が廃車となりました。

180

モハ180型は琴平参宮電鉄の元デハ80形(81-88)で1950年広瀬車両製、1954年および1958年自社工場製の半鋼製ボギー車、定員80名です。1964年8月、このうちの82、84-88の6両が仙台市電に譲渡され180型181-186となりました。ワンマン化改造は受けず、1974年まで運用されました。ちなみに81、83は1963年12月に北陸鉄道金沢市内線に譲渡され、モハ2060形2061、2062となっています。

200

モハ200型1954年から1957年製の前中扉の車体で流線形車体、前面2枚窓で1968年にワンマン化改造を受け、全線廃止まで運用されました。最初はピューゲルによる集電でしたが、Zパンタ、菱形パンタに換装されました。208号が保存館に収蔵予定でしたが、屋根が腐食していたため、解体されました。

300

モハ300型は連接車で1955年モハ1型2両を1編成に改造したもので1965年まで運用されました。それにしても創世記から活躍しているモハ1型が連接車に改造されるとは、と驚かせられる改造かと思います。

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2019年8月15日 (木)

仙台市電保存館を訪問 その2 展示車両 モハ80型改めモハ100型

仙台市電、昨日の記事のようにモハ1型からモハ70型まではすべて単車でした。最初のボギー車として登場したのがモハ80型でした。この車両は第二次世界大戦後の戦災復興や外地からの引揚者で人口増加、利用客の増加に対処するため、輸送力増強の手段として1946年から1950年にかけて新潟鐵工所に大型ボギー車として発注されました。

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2016/10/21 仙台市電保存館

前面3枚窓、張り上げ屋根の半鋼製車体で車体前後に片側2枚の扉を有しましたが、1948年発注の最初の5両(80-84)は資材不足の中で製造されたため、天井はベニヤ板張り、車内の座席も粗末な作りのまま登場となりました。1950年までに24両が製造され、1954年に改番が行われ、モハ100型(101-124)となりました。

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ワンマン運転対応に改造された車内

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初期車の5両は原形のまま1974年に廃車となりましたが、残り19両は1969年以降のワンマン運転に対応した工事が行われ、扉配置が変更され、前面窓も右側の窓が大きい左右非対称の2枚窓となり、1976年の市電廃止まで運行されました。

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長崎電軌時代の1051号

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シドニーに行った1054号

廃止後、117-119、121,124が長崎電気軌道に譲渡され、仙台から昭和51年に譲渡されたことにちなみ1050形に変更されました。元117の1051以外の4両は2000年までに廃車され、動態保存車として残された1051は2019年3月31日に引退となりました。1054(元121)は1990年12月5日、長崎電軌を除籍後、オーストラリアに渡り、シドニー路面電車博物館にて動態保存されているそうです。

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2019年8月14日 (水)

仙台市電保存館を訪問 その2 写真展示車両 モハ30型からモハ70型

仙台市電保存館では仙台市電で活躍した車両の実物展示以外に、歴代の型式の写真が展示されています。

Photo_20190813181901
2016/10/21 全体写真

1925年製のモハ1型に続いて、1934年製のモハ30型

30

1938年製のモハ45型

45

1948年に東京都より譲渡されたモハ70型

70

1940年から1942年にかけて江ノ島電鉄、名古屋鉄道から譲受したモハ60型が活躍しました。これらは皆、モハ1型同様、単車でした。

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