速報版 2024年晩夏 京都の旅 2日目 午前中は嵐電、午後は叡電を満喫
新型コロナの時期を除いて、関西の旅は現役時代からよくしてきましたが、京都に宿泊するというのは随分、久しぶりの気がします。
今回、四条堀川のホテルにしたのは、旅の目的が昨年、西院で撮影し、その魅力に嵌まった嵐電(京福電気鉄道嵐山本線と北野線)の撮影を一番に考えたからでした。四条堀川から嵐電の始発駅である四条大宮へは歩いて数分の距離です。
四条大宮の交差点といえば東西南北の碁盤の目のような道路に対して斜めの後院通(こういんどおり)が北西の方向に伸びるのが特徴的な交差点ですが、嵐電四条大宮駅を1階部分に持つビルも、嵐電の線路の方向に合わせるように南西~北東を向いて建っています。
2024/9/3 四条大宮交差点に建つ嵐電駅が1階部分にあるビル
出札口で1日フリー切符¥700を購入
ホームで待っていたのはモボ501+モボ502の併結編成でした。
嵐電初の冷房車として1984年に登場、都電7000形車体更新車を参考とし、ドア配置もワンマン運転を考慮し、前中扉構造としたものの、他車との配置の違いが災いし、厄介者扱いされ、リニューアル工事で扉配置が従来車と揃えられた歴史をもつタイプです。
この編成で嵐山まで行き、渡月橋などを観光したのち、有栖川にて朝の併結編成を撮影、
京紫を纏ったモボ106
朝のラッシュ時間にしか見られないといっても過言ではないモボ301 現役最古の形式
江ノ電とのコラボのモボ631
などを撮影し、懐かしい吊り掛けサウンドを満喫した後、帷子ノ辻から北野線に乗車しました。
2024/9/3 北野白梅町 モボ621
こちらは一部複線区間はあるものの、殆ど全線単線で狭い用地に何とか駅を用意したという駅が何駅かある路線です。ニュースによると9月2日には脱線事故があり、今朝は始発から運行しているとのことでした。北野線を1往復して、帷子ノ辻から再び、嵐山本線へ
三条通の併用区間を走る山之内電停の幅の狭すぎる安全地帯を撮影し、
併用区間を行くモボ106
最後は昨年同様に西院車庫の様子を見て、四条大宮に戻りました。
一旦、ホテルに戻った後、午後からは叡山電車の撮影に出町柳駅に向かうことにしました。
2024/9/3 叡山電車 出町柳駅
四条堀川から出町柳、電車で行くなら大宮から阪急で京都河原町、四条祇園まで歩き、京阪で出町柳に向かう方法がありますが、市バスなら3系統で乗り換え無しで行けるのでバスによる方法を選択しました。幸い渋滞に巻き込まれること無く無事到着しました。こちらの鉄道にも1日フリー切符「えぇきっぷ」¥1200があります。路線は八瀬比叡山口に向かう叡山本線と宝ヶ池で分岐して鞍馬に向かう鞍馬線があります。
出町柳の出発ホームから叡山本線と鞍馬線は別れています。それは叡山本線が通常1両の運行、鞍馬線が2両編成の運行となっているためです。
2024/9/3 元田中~茶山京都芸術大学間 叡山本線の700系 722
宝ヶ池に到着する900系 903+904 鞍馬線
叡山本線の終点、八瀬比叡山口に到着
鞍馬線の終点、鞍馬駅
どちらの終点もかなり標高の高い地点にあるため、電車は急坂を登って到着すると言った様子でした。
車両基地は修学院駅に隣接してありますが、今回のお目当てであった700系732「ひえい」の姿はどこにもありませんでした。
出町柳に戻った後は京阪電車で三条、地下鉄東西線で蹴上へ行き、南禅寺の水路閣を観てきました。
琵琶湖疏水の分流として南禅寺の境内を流れる水路をローマの水道橋のように煉瓦アーチの構造物にしたもので実際に水が流れており、煉瓦アーチの風情もなかなか見応えのある構造物です。
最後まで読んで戴きありがとうございます。
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