2022年12月 1日 (木)

2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 14 犬山線に小牧線、広見線が接続する犬山駅

犬山駅は犬山線の中間駅ですが、真南に伸びる名鉄小牧線、東に伸びる名鉄広見線が接続する拠点駅であり、各務原線の電車も多くが当駅、発着となっています。


Dsc00744 2022/8/3 犬山駅の通路にある列車案内
1番線:新鵜沼・岐阜方面、2・6番線:名鉄名古屋、豊橋、中部国際空港方面、3番線:小牧線平安通方面、4番線:広見線新可児方面と4方向に発車する列車が表示されています。


Dsc00734


 3面6線のホームに5編成が並ぶ姿も壮観です。


Dsc00741 犬山を発車する小牧線、名古屋本線方面の列車

1912年8月6日犬山線、岩倉~犬山間が開通した際に開業しました。犬山線は名古屋電気鉄道が押切町~枇杷島間を1910年5月6日枇杷島線として開業後、1912年8月6日に枇杷島~岩倉~西印田間を一宮線、岩倉~犬山間を犬山線として開業しました。その後、1913年1月25日に西印田 - 東一宮間の開業と同時に西印田駅が廃止され、1941年8月12日、新名古屋駅が開業した際に押切町 - 枇杷島橋間が廃止され、枇杷島橋 - 新鵜沼間が犬山線、岩倉 - 東一宮間が 一宮線となりました。1965年4月25日に一宮線は廃止されました。


Dsc00735 各務原線岐阜方面の列車も当駅まで運転されています。

1921年7月1日、名古屋電気鉄道は一宮線、犬山線を名古屋鉄道に譲渡しました。1926年5月2日、犬山~犬山橋(現、犬山遊園)間が関線として開業、同年10月1日には新鵜沼まで延伸しました。当時の名古屋鉄道は刃物で有名な関まで開通させるつもりだったようですが、それは実現できず、新鵜沼までが犬山線となりました。


Dsc00738 地下鉄線相互乗り入れ車輌、100系(200番台車214F)も電留線にいました。

小牧線が犬山に繋がったのは1931年4月29日のことで上飯田方面から延伸して犬山に到達しました。開通時は大曾根線でした。広見線も複雑な歴史を持っており、東濃鉄道1920年8月21日に広見~御嵩(現在の御嵩口)間を開業、名古屋鉄道が1925年4月24日今渡線として犬山口駅 - 今渡駅(現在の日本ライン今渡駅)間を開業したのを嚆矢としますが、東濃鉄道から東美鉄道への譲渡、今渡線から広見線へ改称を経て、犬山口~富岡前間の廃止、犬山への付け替えで犬山に繋がったのは1946年3月1日のことでした。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村 
鉄道コム


最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

2022年11月30日 (水)

2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 13 犬山橋を渡る車両たち

前述の通り各務原鉄道1927年9月20日、その路線を東鵜沼駅(現在の新鵜沼駅)まで延伸されましたが、それ以前の1926年10月1日(旧)名古屋鉄道により新鵜沼駅が開業しました。両線の開業後、新鵜沼駅は統合されましたが、犬山線が1500Vなのに対し、各務原線は600Vのため、両線は分断されていました。1964年、各務原線の昇圧に合わせ、ホームの改築が行われ、両線は一体化しました。


Dsc00717 2022/8/3 駅名標


Dsc00724
犬山には1970年代に家族旅行で下呂温泉に行った帰りに高山本線の鵜沼駅で下車し、明治村を訪れており、その後も高山本線、美濃太田、大多線、多治見、中央西線と回る小旅行で訪れいていますが、犬山線の犬山橋を渡るのは今回が初めてでした。


犬山橋の架橋建設は1925年11月1926年10月1日から鉄道の運行が始まりました。橋を架ける際、「道路と鉄道との共用」「愛知県・岐阜県・名古屋鉄道の三者により架設」「この三者が費用を分担すること」が合意され、鉄道・道路併用橋となりましたが、道路の交通量の増加、渋滞、電車との接触事故などの発生もあり、2000年3月28日、並行して架けられた橋が自動車、歩行者用となり、現在は電車線用となりました。



Dsc00718 2200系 新鵜沼と豊橋、中部国際空港を快速特急、特急として結んでいます。前の2両は特別車両で2000系ミュースカイと同様の室内となています。

Dsc00720 5000系 5007F パノラマスーパーの愛称で親しまれた1000系の機器・台車を流用、ステンレス車体の3扉ロングシート車

Dsc00781 犬山城天守閣から見た犬山橋を渡る名鉄電車

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村 
鉄道コム


最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

2022年11月29日 (火)

2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 12 三柿野~犬山遊園

名鉄各務原線、三柿野駅は昨日の各務原線の歴史にも登場しましたが、1926年1月21日、同線が開業した際は終端駅で駅名も補給部でした。当時の駅は現在の場所より400mほど岐阜寄りにあったそうです。同年7月7日には各務野駅と改称され、従来の各務野駅は新那加駅となりました。1931年6月27日には各務補給部前駅と改称、このときに現在地に移転しました。1935年8月1日には航空廠前駅に、1938年12月1日、軍関係の要駅であることを伏せるため、三柿野駅となりました。

Dsc00700

2022/8/3 駅名標 両隣の駅名から「十三軒」としたら面白かったななどと冗談はさておき

現在、当駅は各務原線内途中駅で唯一折り返しが可能な構造となっており、昨日の記事にあるように三柿野止まりの普通が設定されています。かつては陸軍各務原飛行場への専用線が当駅から分岐しており、高山本線那加駅と各務原線新那加駅との間の連絡線を経由して貨物、旅客輸送も行われていました。戦後、アメリカ軍の占領時代はDED8500形(名鉄の形式名で、アメリカ陸軍が持ち込んだ電気式DL、一部は国鉄に貸し出されDD12形に)が貨車や客車を牽引していました。

Dsc00709 駅構造は1面1線の単式ホームと1面2線の島式ホームとなっており、単式ホーム(北側)から1,2,3番線となっています。名鉄岐阜から到着し、折り返す6500系4連6513F

Dsc00711
駅横には川崎重工業航空宇宙システムカンパニー、航空自衛隊岐阜基地などがあり、航空祭などが行われるときには大勢のファンが訪れるため通常は新鵜沼で折り返す快速特急・特急・ミュースカイ・急行が当駅まで延長運転されます。

Dsc00705 このクルマは軌陸車ではなく、軌道線専用のようです。

Dsc00712_20221128084101 三柿野からは10:18発、犬山行に乗車しました。

Dsc00715 犬山橋、かつては多摩川を渡る東急田園都市線の二子橋、長野電鉄の村山橋など鉄道道路併用橋がありましたが、交通渋滞の解消、安全性の問題などから次々に分離され、現在は江ノ電の神戸橋のみになりました。

鵜沼宿を過ぎ、新鵜沼の手前で併走するJR高山本線とは別れ、木曽川の鉄橋、犬山橋を渡り、再び、愛知県に。橋の先に見える、犬山遊園で下車し、犬山橋をバックに撮影をすることにしました。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村 
鉄道コム

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

2022年11月28日 (月)

2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 11 名鉄岐阜 ~三柿野

名鉄全線ほぼ乗りつくしの旅、1日目は名鉄名古屋駅から名古屋本線で須ヶ口、津島線、尾西線で弥富へ、尾西線で名鉄一宮、玉ノ井、折り返し、再び名古屋本線で笠松へ、竹鼻線、羽島線で新羽島、笠松まで戻り、再び名古屋本線で名鉄岐阜までたどり着きました。

現在の名鉄岐阜駅は南東に向かう名古屋本線と東に向かう各務原線が約45度に交わる地点に設置されています。名古屋本線が築堤上にあるのに対し、各務原線は地平にあり、両線の間に連絡線はありません。1914年12月26日美濃電気軌道が新岐阜~笠松間を笠松線として開業したのが始まりで、その時点には既に岐阜市内線の岐阜駅前停留所があり、その連絡を兼ねてすぐ横に新岐阜駅(初代)が造られました。1922年1月には美濃電気軌道は名古屋鉄道傘下になり、1930年8月20日、美濃電気軌道と名古屋鉄道は合併、社名を名岐鉄道としました。

一方、各務原線の方は1924年4月13日、岐阜・鵜沼と軍都各務原を結ぶ鉄道として各務原鉄道が設立され、1926年1月21日、安良田(現在の名鉄岐阜駅 - 田神駅間にあり、後に廃止)~補給部駅前(のちの各務野駅で、現在の三柿野駅)間が開業、同年8月1日には各務野駅 - 二聯隊前駅(現在の名電各務原駅)間、1927年9月20日には二聯隊前駅 - 東鵜沼駅(現在の新鵜沼駅)間が開業、1928年12月28日には長住町駅(後の新岐阜駅で、現在の名鉄岐阜駅) - 安良田駅間が開業し全通しました。各務原鉄道は1935年3月28日、名岐鉄道と合併し、同線は各務原線となりました。

1948年、名岐線と改称されていた現在の名古屋本線の新岐阜駅は長住町駅付近に移転し、2代目新岐阜駅が誕生しました。1970年6月25日、田神線が開業したことで各務原線に美濃町線直通列車が設定され、7番線が直通線用ホームとなりました。2005年4月1日、田神線、美濃町線の廃止で7番線は電留線となりました。この時に駅名が名鉄岐阜駅に改称されました。

220803_20221127085401 2022/8/3 名古屋本線から各務原線へ、改札内の連絡通路

220803_20221127085801
各務原線の列車案内

Dsc00691

ここからは各務原線で犬山に向かいますが、まず乗車したのは各停三柿野行でした。車両は「金魚鉢」の一代前の顔「鉄仮面」の6500系4連,6513Fでした。各務原線に乗車するのは初めてですが、以前、岐阜から高山本線に乗った際に感じたのは両線は細畑手前までは名鉄線が北側、以降はJR側が北側を走り、鵜沼で分かれるまではほぼ並走することです。

Dsc00695 前面展望 田神 6500系初期編成

Dsc00696 前面展望 高田橋付近  3500系 3506F 金魚鉢スタイル

Dsc00698 名鉄岐阜を出発し、22分、11駅目の三柿野がこの電車の終点です。

各務原線の現行ダイヤ、平日の日中は約15分おきの運行で2本は犬山行、2本は三柿野止まりとなっています。名鉄の線路配線図を見て感じるのは三河線や蒲郡線以外はどの路線も相対式ホームの駅が大多数を占めることで、各務原線も名鉄岐阜、新那加、三柿野、鵜沼宿、犬山だけが島式ホーム式となっています。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村 
鉄道コム

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

2022年11月24日 (木)

2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 10 新羽島~名鉄岐阜

東海道新幹線岐阜羽島駅、1964年10月1日改正のダイヤでは下り「こだま」が朝8:02から毎時1本ずつ02分に、14:02を除いて、15:02は15:00、22:02まで、上り「こだま」は7:54から、毎時54分に11:54と20:54を除き、22:54まで停車するダイヤでした。1980年10月1日改正のダイヤで朝夕、名古屋以西で運行される「ひかり」が停車するようになりました。1996年3月16日改正のダイヤからは東京発着の名古屋以西各駅に停車する「ひかり」が終日、1時間ごとに設定されました。現行のダイヤではほぼ全時間帯、「ひかり」「こだま」が毎時1本ずつ停車するダイヤとなっています。

近鉄と名鉄の間では大垣、岐阜、羽島辺りで長年バトルが展開されており、1961年に近鉄が養老線の岐阜への延伸計画とともに大垣と岐阜羽島を結ぶ新線計画を発表すると、名鉄は岐阜市内から羽島、大垣、養老を結ぶモノレール構想を打ち出しました。その時に同時に普通鉄道で江吉良~岐阜羽島を結ぶルートが羽島新線として計画され、1963年5月に免許取得となりました。近鉄の計画はこの免許取得で申請見送りとなり、岐阜羽島~岐阜市内を結ぶ路線は羽島新線に一本化されました。

当初はこの計画に従い、新幹線開業に合わせて羽島新線は建設されるはずでしたが、用地買収の遅れ、自治体の開発との競合などで交渉が難航し、名鉄自身、豊田新線、知多新線、瀬戸線栄乗り入れなどのプロジェクトを抱えており、免許取得から12年後の着工、工事期間7年を要し、1982年12月11日の開業となりました。

9500-9612-220803

2022/8/3 新羽島 9500系 9612 名鉄の通勤車両の中では最も新しい車両が投入されていました。

3300-3307-220803
羽島市役所前での列車交換

6800-220803
西笠松での列車交換

羽島線、竹鼻線は笠松~新羽島間を15分間隔で運行しており、交換駅では必ず対抗列車と交換するようになっています。また朝の列車は名鉄岐阜まで直通し、名古屋本線内は急行(笠松~名鉄岐阜間はノンストップ)となる列車が大半となっています。

9500-9603-220803
9500系 9603

笠松からは普通岐阜行に乗車しました。

220803-2
名鉄岐阜に到着する直前ですが、東海道本線を潜る際に名鉄本線の線路が単線になる場所があります。名古屋本線の4大ボトルネック区間と言われています。他の3つは豊橋~平井信号所までのJR東海飯田線との線路共用区間、名鉄名古屋駅、枇杷島分岐点の平面交差です。

3150-3158-220803
3150系 3158F2連が停車しているホームに入線です。

220803
駅名標

名古屋本線の名鉄岐阜駅は櫛型ホーム2面4線(1~4番線)で築堤上にあります。いずれのホームも8両編成に対応しています。

9500-9612-220803_20221123103801
笠松~新羽島~笠松と営業運転し、笠松から名鉄岐阜まで一足先に回送されていた9512Fはここから須ヶ口までの普通運用に入るようです。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村 
鉄道コム

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

2022年11月23日 (水)

2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 9 笠松 ~新羽島(岐阜羽島)

笠松からは竹鼻鉄道が建設した竹鼻線、そして東海道新幹線岐阜羽島駅アクセス線として名鉄が建設した羽島線に乗車し、新羽島に向かいました。

Dsc00639 2022/8/3 笠松駅 列車案内

Dsc00640 竹鼻線は笠松駅から南方向に分岐して行きます。

Dsc00641

Dsc00636

編成は9500系4連 9512Fでした。

羽島線も含め、駅数(両端駅も含め)10、路線延長は笠松~江吉良10.3km、江吉良~岐阜羽島1.3kmです。運行上は笠松~岐阜羽島間通しで運行されており、西笠松、南宿、羽島市役所前で交換が可能です。

Dsc00646 西笠松駅での交換 3300系 3307F

前述の通り、美濃電気軌道1914年6月2日、笠松口~広江間の笠松線を開業し、同年12月26日には新岐阜まで延伸した際に竹鼻町とその近隣の住民からは笠松線を竹鼻町へ延伸するよう要望が出されましたが、美濃電はその要望を聞き入れませんでした。そこで竹鼻町の小宮山儀太郎他の有志が1919年11月14日に竹鼻鉄道を設立、1921年6月25日、新笠松~竹鼻間を軽便鉄道規格でしたが開業しました。1929年4月1日には大須まで延伸しました。1943年3月1日、名古屋鉄道が竹鼻鉄道を吸収合併し、笠松~大須間は竹鼻線となりました。

Dsc00652_20221122143201 羽島市役所前での交換
Dsc00655_20221122143301

Dsc00657

8:53、笠松から22分で新羽島に到着

1964年10月1日、東海道新幹線が開業した際、岐阜県下の駅として岐阜羽島駅が開業しましたが、停車するのは「こだま」のみ、岐阜からのアクセスも路線バスのみでした。岐阜羽島駅は竹鼻線江吉良駅から約1.4kmの距離にあり、新幹線駅に接続する新線の建設が計画され、1982年12月11日1944年から休止中だった江吉良駅を復活させ、江吉良~新羽島を結ぶ新線が開業しました。せっかく、新線は開業したものの多くの利用客は沿線各駅から名鉄名古屋駅に向かい、全列車が停車する名古屋駅から東海道新幹線を利用するため、羽島線の利用客はあまり芳しくないようです。2001年10月1日、江吉良~大須間6.7kmは廃止となりました。

Dsc00661 Dsc00664 東海道新幹線 岐阜羽島駅

この駅は新幹線のルートを選定する際、名古屋と京都を直線的に結ぶのであれば鈴鹿山脈を越えるルートになるところを、東京オリンピックまでに開業するという時間的制約から関ヶ原越えルートとなり、岐阜市を通ると遠回りになるため、ここに駅を造ることにしたそうです。後は関ケ原の降雪時に除雪車を待機させる基地を作る必要性から駅用地が広く確保できる場所としてこの地が選ばれたそうです。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村 
鉄道コム

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

2022年11月22日 (火)

2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 8 名鉄一宮 ~笠松

名鉄一宮に戻った後は8:18発名古屋本線の準急 岐阜行で笠松を目指しました。

Dsc00625 2022/8/3 名鉄一宮 列車案内

Dsc00629 前面展望 名鉄一宮を出発後、高架線区間が間もなく終わります。すれ違うのは9500系他

Dsc00630 前面展望 今伊勢手前ですれ違うのは6800系後期タイプ 本線を2連が走っているのも首都圏ではあまり見ない光景です。

Dsc00634 名古屋本線は木曽川堤を過ぎると木曽川鉄橋を渡ります。

明治時代、大河に鉄橋を架橋することはどの鉄道会社にとっても大変なことで鉄道の開業の歴史を見てみると大河の両端まで鉄道が開業し、そこで会社が買収されたり、合併をすることで資金調達先を確保し、架橋建設が進んだ例をよく目にします。

まさにこの木曽川を越える問題で尾西鉄道は鉄道部門を売却し、美濃電気軌道と名古屋鉄道が合併し、名岐鉄道となることで木曽川橋梁建設が可能になりました。当時、建設費を抑えるために、東海道本線の木曽川橋梁に較べ、川幅が狭い場所に架かっており、そのため名古屋本線は前後で大きくカーブしています。木曽川を越えると岐阜県に入ります。

Dsc00672 駅名標

Dsc00635 笠松に到着した準急 岐阜行 3150系 3155F

Dsc00642

Dsc00671

笠松町はかつては尾張の国でしたが、木曽川の氾濫で流れが変わることで美濃の国に移り、尾張国葉栗郡から美濃国羽栗郡となりました。木曽川に面した港町であり、岐阜街道が通っていることもあり江戸時代には幕府直轄地として笠松陣屋が置かれ、江戸時代末期には笠松県庁、明治時代初期には岐阜県庁が置かれていました。

笠松町が市ではなく町なのは、茨城県の美浦村同様に町の財政を支える大きな収入源があるからでしょう。これまでにも岐阜市、羽島市、笠松町、岐南町、柳津町、北方町が参加した50万都市を目指す合併協議会での議論があったようですが、岐阜市の産業廃棄物不法投棄問題などもあり、笠松町での住民投票で協議会からの脱退が決議されました。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村 
鉄道コム

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

2022年11月21日 (月)

2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 7 名鉄一宮 ~玉ノ井

尾西鉄道は津島~新一宮間の全通後、新一宮から岐阜を目指し、路線を伸ばしたのが今の玉ノ井方面で記述の通り1914年8月4日、木曽川橋まで開業しました。一方、木曽川の西側では美濃電気軌道が笠松線として広江(名古屋本線の駅でしたが1968年1月7日に廃止)~笠松口間を1914年6月2日に開業、同年12月26日には新岐阜まで延伸しました。名古屋を目指した美濃電気軌道は笠松口と木曽川橋を結ぶバス路線を開業し、尾西鉄道が1924年2月15日に開業していた新一宮~国府宮間と合わせ、岐阜~名古屋連絡の足掛かりを掴みました。尾西鉄度は経営悪化で1925年には名古屋鉄道に鉄道部門を譲渡、一方、美濃電気軌道は1930年9月5日に名古屋鉄道と合併し、社名を名岐鉄道とし、木曽川の架橋が推進され、1935年4月29日に名岐線新一宮~新笠松間が開業しました。
 これによって目標を失ったのが尾西鉄道が開業した新一宮~木曽川橋間です。太平洋戦争の激化で1944年3月21日には奥町~木曽川橋~木曽川港は不要不急路線と認定され休止となり、1951年12月28日、奥町~玉ノ井間の営業が再開されますが、1959年11月25日は玉ノ井~木曽川港間は廃止されました。

Dsc00583_20221120083701

2022/8/3 名鉄一宮駅 1番線列車案内

Dsc00604 この日、名鉄一宮~玉ノ井間に投入されていたのは3500系4連 3510Fでした。前面のECBマークは電気指令式ブレーキ搭載車です。

津島方面から7:34に到着後、7:55発の玉ノ井行に乗車しました。名鉄一宮~玉ノ井間は両端駅を含め5駅、交換設備のない単線で、1編成がピストン運行しています。

Dsc00614

名鉄一宮を出発後、8分で終点玉ノ井に到着です。

Dsc00616 駅名標

東武スカイツリーライン(私は伊勢崎線と言った方がしっくりしていますが)の東向島駅が昔、1987年までは玉ノ井駅でした。尤もこちらは1902年の開業時は白髭駅、1905年に営業休止となり、1908年に廃止、1924年に営業再開した際に玉ノ井駅になったそうです。両、玉ノ井駅とも営業停止の歴史を持っています。ここから先、線路が続いていたとは思えない変貌ぶりです。

Dsc00617

Dsc00618折り返しの関係で駅周辺は見てませんが、駅から300mほど歩けば木曽川の堤防のようです。

Dsc00623
8:07発の電車で折り返し、名鉄一宮に戻りました。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村 
鉄道コム

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

2022年11月17日 (木)

2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 5 津島 ~名鉄一宮

津島からは尾西線で名鉄一宮に向かいます。

かつて尾西鉄道が弥富から一ノ宮(後に新一宮、そして現在の名鉄一宮)、さらに1914年8月4日には木曽川橋まで、1918年5月1日には木曽川港まで開業し、全通した尾西鉄道線ですが、1925年8月1日には鉄道事業を名鉄に譲渡、1944年3月21日には奥町~木曽川港館が戦争による不要不急路線に指定され休止、1951年には奥町~玉ノ井間が営業再開し、現在の形になりましたが、運行形態は弥富から玉ノ井まで直通する列車はなく、弥富~津島、津島~名鉄一宮、名鉄一宮~玉ノ井と3分割された運行形態が定着しています。

Dsc00558 2022/8/3 津島
乗車したのは7:00発の名鉄一宮行で6800系2連ワンマン車6838Fでした。津島駅には待避線が無いため、編成は一宮方面から到着後、一旦、日比野駅まで引き上げ、そこから折り返して津島駅に進入する方式を採っているようです。

Dsc00561 前面展望 一宮方面は左手、須ヶ口方面は右手になります。分岐後一旦、単線になりますが、

Dsc00562 直ぐに複線となるため、この単線区間がボトルネックとなっています。

Dsc00564_20221116155001 すれ違う列車は平日朝に設定されている、名鉄一宮発、津島経由、須ヶ口方面、豊明行です。

津島~一宮間、営業キロは17.1キロで、駅数は両端駅を含めて14、森上駅までは複線、以降は単線となります。

Dsc00566_20221116155301森上駅での列車交換。これより先は単線になります。

Dsc00570

Dsc00568単線区間では萩原、苅安賀(かりやすか)の2駅で交換が可能です。6838の運転台、停車中の駅名などの情報が表示されています。

Dsc00577乗車した列車は7:34に名鉄一宮に到着しますが、平日のこの時間帯の列車は朝のラッシュで超満員になっての到着でした。右手に名鉄名古屋本線、さらにその先にJR東海道本線が見えます。
次回は名鉄一宮駅の様子と玉ノ井までの様子です。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村 
鉄道コム

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

2022年11月16日 (水)

2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 4 弥富~津島

JRと名鉄の弥冨駅は共同使用駅で構内は共用となっており、南に約100m離れて近鉄の弥冨駅があります。

Dsc00546

2022/8/3 弥富駅2/3番線 名古屋方面 1,2番線の間には貨物列車の退避用線路があります。

Dsc00547

四日市方面 勾配を登ると木曽川の鉄橋です。

この辺りは木曽川、長良川、揖斐川の河口に近く、海抜0メートル地帯となり、昔、小学校で習った「輪中」と言われる防水集落も近くにあります。駅もかつては「日本一低いところにある地上駅(海抜マイナス0.93m)をアピールする看板が設置されていたようですが、実は東京の東武亀戸線亀戸水神駅は海抜マイナス2.3mだったと言うことで看板は塗りつぶされているようです。

Dsc00538_20221115081301 2022/8/3 名鉄版 駅名標
Dsc00537 JR東海版 駅名標

駅の開業は1895年5月24日、関西鉄道が名古屋~当駅間を開業した際でその当時の駅名は前ヶ須(まえがす)でした。同年11月7日には木曽川・長良川・揖斐川の架橋工事が完工し、草津~名古屋間が全通、駅名も弥富に改称されました。1898年4月3日、尾西鉄道が弥富~津島間を開業し、乗り入れました。1925年8月1日、尾西鉄道は名古屋鉄道に買収され、名鉄尾西線となりました。

Dsc00541 弥富からは須ヶ口から到着した3171F+3511Fの6連(6:46発)で折り返しました。

弥富駅に夜間滞留する名鉄車両はなく、5:40に須ヶ口を出発し、6:07に弥富に到着する編成が弥富発の初電となります。6:46発の国府行電車は本日弥富発2本目となります。この電車、須ヶ口までは各駅に停車、名古屋本線内は準急となり、国府には8:44に到着します。

Dsc00542 弥富駅から西方に離れて行く名鉄尾西線

Dsc00548 尾西線前面展望 2006年12月16日を以って廃止となった弥富口駅

弥富を出発した津島方面行きの車両、直角カーブを曲がり、北西に向かって走りますが、東名阪自動車道路を潜るあたりに廃駅跡があります。1933年8月1日に開業、1983年に高架化された弥富口駅です。名鉄は1960年代から1970年代にかけ、広見線、小牧線、三河線、尾西線などの支線の部分複線化を手掛けており、弥富~佐用間もその工事痕が見られます。弥富口駅はかつて日本毛織弥冨工場の工員が利用することで賑い、1983年には高架ホームも複線対応で建設されましたが、 繊維業界の衰退で工場の規模が縮小され、2006年暮を以って廃止されました。2005年・2006年に各線で廃止された7駅中、ホームが当時のまま残されているのはこの駅だけだそうです。

Dsc00551 昨日の記事にも登場しましたが、佐屋駅から先は複線区間になります。

Dsc00552 日比野~津島間 最後の抵抗制御車として活躍する最古参の6000系

Dsc00553 6:57、弥富から約11分で津島駅に到着です。

Dsc00557 駅名標

Dsc00554 ここで尾西線名鉄一宮方面に乗り換えです。

尾西線一宮方面はちょうど津島線方面の編成が通過している辺りに左に分岐するポイントがあります。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村 
鉄道コム

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

HC85系 クルーズトレイン スポーツ ディーゼル機関車 ディーゼル機関車DD13/DD15 ディーゼル機関車DD16 ディーゼル機関車DD200 ディーゼル機関車DD50 ディーゼル機関車DD51 ディーゼル機関車DD54 ディーゼル機関車DE10/DE11/DE15 ディーゼル機関車DF200 ディーゼル機関車DF50 ニュース ハイブリッド機関車 ハイブリッド気動車 バス モノレール 三セク鉄道 事件・事故 事業用車 催事 地下鉄車両 大相撲 客車 客車12系 客車14系 客車20系 客車24系 客車50系 客車E26系 新交通システム 新幹線0系 新幹線電車 旅客機 旅客機 Airbus A220 旅客機 Airbus A300 旅客機 Airbus A310 旅客機 Airbus A318/A319/A320/A321 旅客機 Airbus A330 旅客機 Airbus A340 旅客機 Airbus A350 旅客機 Airbus A380 旅客機 Boeing 707 旅客機 Boeing 727 旅客機 Boeing 737 旅客機 Boeing 747 旅客機 Boeing 757 旅客機 Boeing 767 旅客機 Boeing 777 旅客機 Boeing 787 旅客機 Douglas DC-10/MD-10 旅客機 Douglas DC-8 旅客機 Douglas DC-9/MD-80 series/MD-90/Boeing 717 旅客機 Lockeed L-1011 Tristar 旅行・地域 日記・コラム・つぶやき 書籍 東京メトロ 東京都営地下鉄 民鉄:京成グループ 民鉄:京浜急行電鉄 民鉄:京王電鉄 民鉄:京阪電気鉄道 民鉄:南海電鉄 民鉄:名古屋鉄道 民鉄:大井川鐵道 民鉄:小田急電鉄 民鉄:山陽電気鉄道 民鉄:東急電鉄 民鉄:東武鉄道 民鉄:江ノ電 民鉄:相模鉄道 民鉄:西日本鉄道 民鉄:西武鉄道グループ 民鉄:近畿日本鉄道 民鉄:阪急電鉄 民鉄:阪神電気鉄道 気動車 気動車1000形 気動車2000系 気動車キハ100系 気動車キハ110系 気動車キハ11形 気動車キハ120形 気動車キハ126系 気動車キハ141形 気動車キハ150形 気動車キハ181系 気動車キハ183系 気動車キハ185系 気動車キハ187系 気動車キハ189系 気動車キハ201系 気動車キハ20系 気動車キハ25形 気動車キハ261系 気動車キハ281系 気動車キハ283系 気動車キハ32形 気動車キハ35系 気動車キハ40系 気動車キハ45系 気動車キハ56/57/58系 気動車キハ75形 気動車キハ81形 気動車キハ82形 気動車キハ85系 気動車キハE120系 気動車キハE130系 気動車キハE200系 海外の鉄道 特急電車 私鉄 蒸機8620 蒸機9600 蒸機C10 蒸機C11 蒸機C12 蒸機C50 蒸機C51 蒸機C53 蒸機C55 蒸機C56 蒸機C57 蒸機C58 蒸機C59 蒸機C60 蒸機C61 蒸機C62 蒸機D50 蒸機D51 蒸機D52 蒸機D60 蒸機D62 蒸気機関車 貨車・貨物列車 路線について 路面電車 軽便鉄道 近郊形電車 通勤電車 連絡船 鉄道以外の博物館・展示施設 鉄道博物館 鉄道施設 電機ED16 電機ED60/ED61/ED62 電機ED70 電機ED71 電機ED72 電機ED73 電機ED74 電機ED75 電機ED76 電機ED77 電機ED78 電機ED79 電機ED91 電機EF10 電機EF12 電機EF13 電機EF15/EF16 電機EF18 電機EF200 電機EF210 電機EF30 電機EF510 電機EF53/EF56/EF59 電機EF55 電機EF57 電機EF58 電機EF59 電機EF60 電機EF61 電機EF62 電機EF63 電機EF64 電機EF65 電機EF66 電機EF67 電機EF70 電機EF71 電機EF80 電機EF81 電機EH10 電機EH200 電機EH500 電機EH800 電気機関車 電車101系 電車103系 電車105系 電車107系 電車113系 電車115系 電車117系 電車119系 電車121系 電車123系 電車125系 電車143系 電車151/161/181系 電車153系 電車155/159/167系 電車157系 電車165/169系 電車183/189系 電車185系 電車201系 電車203系 電車205系 電車207系 電車209系 電車211系 電車213系 電車215系 電車221系 電車223系 電車225系 電車227系 電車251系 電車253系 電車255系 電車281系 電車285系 電車301系 電車303系 電車305系 電車311系 電車313系 電車315系 電車323系 電車371系 電車373系 電車381系 電車383系 電車401/403/421/423/415系 電車417系 電車419系 電車451/453/455/471/473/475/457系 電車481/483/485/489系 電車5000系 電車581/583系 電車651系 電車681系 電車683系 電車70/72系 電車7000系 電車701系 電車711系 電車713系 電車715系 電車719系 電車721系 電車731系 電車781系 電車783系 電車785系 電車789系 電車8000系 電車80系 電車811系 電車813系 電車817系 電車8600系 電車883系 電車_旧形国電 電車BEC819系 電車E127系 電車E129系 電車E131系 電車E217系 電車E231系 電車E233系 電車E235系 電車E257系 電車E259系 電車E261系 電車E351系 電車E353系 電車E501系 電車E531系 電車E653系 電車E655系 電車E657系 電車E721系 電車E751系 電車EV-E301系 電車EV-E801系 電車クモハ42 電車クモハ52

カテゴリー

2022年12月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
フォト
無料ブログはココログ

日本ブログ村

  • 日本ブログ村