2019年3月 1日 (金)

2018年10月の関西旅行 信楽高原鐡道 車両編 その2 SKR400 SKR500

信楽高原鐡道の車両、今回はSKR400SKR500です。この両形式は私が訪問した日、運用に入っており、車外、車内とも観察することができました。

SKR400形SKR401は2015年9月19日、老朽化したSKR301の置き換えのため導入されました。それまでの富士重工製ではなく新潟トランシス製NDCシリーズで同鉄道にとっては初の18mクラス車です。

Skr401_181006_2
Skr401_181006 2018/10/6 貴生川 SKR401

主要諸元

設計最高速度    95 km/h
編成定員    122(50)人
括弧内は座席定員
自重    31.6 t
全長    18,500 mm
車体長    18,000 mm
全幅    3,093 mm
車体幅    2,900 mm
全高    3,947 mm
車体高    3,660 mm
床面高さ    1,150 mm
車体    普通鋼
台車    前位:NF01PD 後位:NF01PT
車輪径    860 mm
固定軸距    2,100 mm
台車中心間距離    13,000 mm
機関    横形直噴式ディーゼルエンジン DMF13HZ
機関出力    243kW(330 PS)(連続定格)
変速機    TACN-33-1608形液体変速機
変速段    変速1段、直結3段
搭載数    1基 / 両
制動装置    電気指令式空気ブレーキ(二重)
保安装置    ATS-SW2 EB装置

車体の塗装は「"陶都 信楽"の伝統を鉄道により未来へつなぎ、四方を山に囲まれた高原の風景に溶け込むデザイン」をコンセプトにしており、信楽焼の色味と高原の紅葉をイメージした茶褐色に金色の線が3本入っています。3本の線は「産・官・民」を意味しています。

Skr401_181006_3 SKR401の車内

座席はロングシートで、4位側車端部に車椅子スペースが設置され、扉には開閉式予告チャイムが設置されました。ワンマン運転対応の設備として運賃箱、整理券発行機、LED式行先表示器が備えられています。

動力系は新潟原動機製DMF13HZディーゼルエンジン1基とTACN-33-1608液体変速機からなり、貴生川方の動力台車を駆動します。砂撒き装置、フランジ塗油器、列車情報制御装置(TICS)も装備され、全電子制御方式のため併結相手は現在のところSKR500形のみとなっています。

暖房装置はエンジン排熱を利用した温風式、冷房装置は機関直結式18kwタイプが2台搭載されました。

Skr501_181006_3 2018/10/6 貴生川 SKR501

Skr501_181006 SKR501の車内 

Skr501_181006_2 SKR501 運転室内

Skr501_181006_4 SKR501の行先・運賃等表示器

貴生川~紫香楽宮跡間が如何に離れていて、そこから先の駅間が短いかこの料金から想像できます。

SKR500形SKR501は2017年2月登場で、車体、動力系等はSKR400形と同一です。塗装は山をイメージした緑色に、座席は転換式クロスシートとなっています。4位側車端部に車椅子スペースが設置され、扉には開閉式予告チャイムが設置されました。

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2019年2月28日 (木)

2018年10月の関西旅行 信楽高原鐡道 車両編 その1 SKR200 SKR300 SKR310

今回からは信楽高原鐡道の車両です。

国鉄信楽線が1987年7月13日から第三セクター鉄道に転換されるのに備えて、最初に投入されたのが、SKR200形、富士重工業製レールバスLE-DCでした。このタイプは同社製のレールバスLE-Carをベースに車体の基本構造をバス車両工法から従来の鉄道車両工法に変更したタイプで、国鉄キハ32形と同様の車体断面構造で車体側面のリベットをなくしました。

32_2_141221_2 2014/12/21 八幡浜 JR四国で活躍中のキハ32 2 車体サイズの参考として

客用扉は折戸、側窓は上部固定下部横引き窓とし、250PS/1,900rpmの日産ディーゼル製PE6HT03Aディーゼルエンジンを装備し、33‰の勾配に対応するため、機関・排気・リターダの3種類の抑速ブレーキが装備されました。

主要諸元

車両定員 98名(座席48名)
自重    25.70 t
全長    15,500 mm
全幅    3,090 mm
全高    3,785 mm
車体    普通鋼製
台車    動台車:FU-34D 従台車:FU-34T
機関出力 250PS/1,900rpm(日産ディーゼルPE6HT03A)
搭載数    1基 / 両
駆動方式    液体式
制動装置    常用:SME3管式
抑速:踏面・機関・排気・リターダ
保安装置    ATS-SW

車内は登場時クロスシート、ドア付近はロングシートでしたが、後に全シートがロングシート化されました。1987年7月竣工の201~203、1988年7月竣工の204、1992年7月竣工の205の5両が製造されました。202と204は1991年5月衝突事故で廃車となっており、205はその代替として増備されました。

201は2001年11月に、203は2002年8月にそれぞれ老朽化で廃車となり、205は2017年2月4日に営業運転を終了し、紀州鉄道に譲渡され、KR205として同年4月15日から営業運転を開始しました。

Dsc06493 2018/10/6 信楽駅の一角にある列車衝突事故(1991/5/14)の教訓コーナーにあった安全車両(SKR300)製造の案内板

1995年11月、列車衝突事故を契機に作られた安全推進会議の提言を採りこんで製造されたのがSKR300形で301の1両が製造されました。正面下部に油圧バンパーを設置し、車内はバリアフリー化を行い、車いすスペースが設けられました。

2015年10月3日に営業運転を終了、紀州鉄道に無償譲渡されKR301として、2016年1月31日から営業運転に就きました。

主要諸元

編成定員    94名(座席44名)
自重    25.10 t
全長    15,500 mm
全幅    3,090 mm
全高    4,010 mm
車体    普通鋼製
台車    動台車:FU34D 従台車:FU34T
機関    PE6HT
機関出力    250PS
変速機    液体式
搭載数    1基 / 両
保安装置    ATS-SW

Skr311_skr312_181006 2018/10/6 信楽
私が訪問した日は311,312ともに庫内にいました。左の深緑の車体がSKR311、右の紫の車体がSKR312です。

SKR200形の置き換え用として2001年11月、2002年9月に登場したのがSKR310形でした。やはり富士重工業製でエンジンは出力アップされ、295馬力の日産ディーゼル製PE6HT03、保安ブレーキは二重化されました。

Skr312_181007 2018/10/7 貴生川
翌日、早朝草津線で柘植に向かう際に貴生川で見たのは紫色のSKR312でした。
2017年2月25日からJR草津線113系1編成と同様にSKR310形2両もSHINOBI-TRAINとしてラッピングが施されています。

主要諸元

編成定員    94名(座席44名)
自重    27.00 t
全長    15500 mm
全幅    3090 mm
全高    4010 mm
車体    普通鋼製
台車    動台車:FU34KD 従台車:FU34KT
機関    日産ディーゼル製PE6HT03
機関出力    295PS
変速機    液体式
搭載数    1基 / 両
制動装置    電磁直通
保安装置    ATS-SW

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2018年8月18日 (土)

2018年3月の関西旅行 南海電鉄編 その28 紀勢西線乗り入れ

南海の歴史の中で忘れてはならないのが、国鉄紀勢西線乗り入れの歴史です。

105_tc104551_180323_2 2018/3/23 和歌山市
紀勢本線の終点は和歌山市であり、和歌山では無いのですが、多くの列車が阪和線に乗り入れ天王寺に向かい、和歌山~和歌山市間はこういった105系2連のローカル列車が走っています。かつてはこの線を南海側からサハ4801やキハ5501・5551などが走っていました。

現在JRの路線である、当時の阪和電気鉄道が1933年11月4日に紀勢西線直通列車「黒潮号」の運転を開始しました。これは当時の鉄道省大阪鉄道局が鉄道省の客車を使用して、大阪から南紀の景勝地白浜までの直通列車を打診したもので、阪和電気鉄道は受諾し、南海は自社からの直通のみを希望し、難色を示した結果であり、阪和単独で週末運転の準急列車(阪和天王寺~紀伊田辺間)が実現しました。阪和線内は電車が客車を牽引し、紀勢西線内は蒸機8620形が牽引しました。列車名は公募によって選ばれ、戦前の日本において特急以外の列車に愛称が付いた唯一のケースでした。当初は、紀勢西線が紀伊田辺までだったので、白浜までは地元の明光自動車による連絡バスが連携しました。

1933年12月には紀勢西線が紀伊富田まで延伸され、黒潮号も白浜口まで運行されるようになりました。阪和線内はノンストップ超特急と同様の45分運転(当時、国内最速の電車でした)、紀勢西線内も東和歌山~白浜口間ノンストップで、天王寺から白浜口まで170km弱を3時間で結びました。

Ed38_1_100425 2010/4/25 三峰口
現在、秩父鉄道三峰口に保存されているED381号機、阪和電気鉄道のロコ1000で黒潮号の東和歌山での列車の併結作業等の入れ換えでも活躍したそうです。

南海も1934年11月17日から難波駅発の「黒潮号」を電車牽引で運転開始し、東和歌山駅で併結され、ともに白浜に向かうようになりました。ダイヤは土曜の午後に大阪を発ち、夕刻に白浜着、日曜夕刻に白浜を発って、夜に大阪に戻るもので週末の一泊温泉旅行に最適で関西の人々から大人気の列車となりました。

しかし、1937年7月の日中戦争の勃発でリゾート列車黒潮号は贅沢と見なされ廃止となり、阪和電気鉄道も1940年に南海に吸収合併され山手線となりました。1944年には国有化されました。

戦後の1951年4月、南海は紀勢西線乗り入れ列車を再開され、1952年6月からは専用客車サハ4801を投入しました。サハ4801は国鉄客車スハ43形に準じた設計で紀勢西線の国鉄客車列車に挟まれて運行されましたが、国鉄客車に較べて若干、屋根が低かったこと、南海らしい緑の塗装、さらに出入り台上部に「南海」との標識があったことから明瞭に国鉄客車と識別可能だったということです。

1959年7月には紀勢本線が全通し、この改正を機に南海はキハ5501・5551型を製作、気動車による乗り入れを開始しました。愛称は「きのくに」となりました。

キハ5551は国鉄には無い両運転台タイプのキハ55で、モデルはキハ55形4次車100番台でした。似たようなタイプに富士急行が独自に製造したキハ58003があります。増備が重ねられ、最終的にキハ5501は5両、5551は4両体制となりました。

きのくにや南紀の愛称で、5往復が運転されたのが最盛期で難波~和歌山市~白浜・新宮まで足を伸ばしました。新宮までの列車は夜行列車でサハ4801が使用されました。

難波駅改良工事の影響や2エンジン車であるがため冷房改造が出来なかったこと、さらに紀勢本線の電化で陳腐化したこともあり、客車は1972年3月改正で、気動車は1985年3月改正で全廃となりました。

関西の私鉄の多くが標準軌の中、南海は国鉄と同じ1067mmの狭軌であり、これが幸いして国鉄乗り入れが実現出来た訳ですが、近年は逆に大阪地下鉄との相互乗り入れが狭軌のためできないという結果も招いているようです。

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2018年1月10日 (水)

2017年10月の福岡旅行 3 筑豊本線 平成筑豊鉄道伊田線

筑豊地方にはかつてヤマで産出された石炭を積み出し港や消費地である八幡製鉄所などに輸送するため多くの路線が敷かれましたが、太平洋戦争後のエネルギー転換で石炭から石油・天然ガスの世の中になり、これらの鉄道の多くが廃線となりました。

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400_404_171014_2 2017/10/14 直方~ 南直方御殿口

平成筑豊鉄道伊田線はそういった石炭運搬のために直方~田川伊田間 (16.1km) に敷設された路線ですが、非電化ではあるものの全線複線です。

余談ですが、非電化の複線と言えば筑豊本線-若松線(若松~折尾間)がそうですが、関東でも関東鉄道常総線(取手~水海道間があります。

日本全体でも非電化の複線はそれ程、多くなく、これら以外は

函館本線 五稜郭~七飯 森~鷲ノ巣 山崎~黒岩 北豊津~長万部
室蘭本線 長万部~洞爺 有珠~長和 稀府~東室蘭 沼ノ端~三川 由仁~栗山
城北線 勝川~枇杷島
伊勢線 河原田~中瀬古

この4線のみのようです。

1893年2月11日、筑豊本線を開業した筑豊興業鉄道が石炭運搬のため、直方~金田間を開業したのが始まりで、1897年には九州鉄道に合併されるも、1899年豊州鉄道(現在の田川線)㋨伊田まで路線を延伸させました。

Dsc00054 2017/10/14 直方駅
かつては国鉄、JR九州でしたから、JR九州のホームと隣接した場所にホームはありますが、一見停留所のような無人駅です。

1911年には直方~伊田間全線が複線化され、さらに貨物輸送のため多くの支線を開設しましたが、筑豊の産炭の終焉とともに廃止されてゆきました。国鉄時代、第3次特定地方交通線に選定され、JR九州に継承後の1989年、糸田線、田川線とともに平成筑豊鉄道線に転換されました。

Dsc00057 2017/10/14 直方
列車は日中、毎時2本ずつ出ており、一本は糸田線から田川後藤寺、もう一本は田川線を経由して行橋まで行っています。

転換後も金田からの三井鉱山の専用鉄道からのセメント輸送のためJR貨物の貨物列車が直方~金田間に乗り入れていましたが、三井鉱山のセメント事業からの撤退で2004年3月末で貨物輸送は廃止されました。

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400411_100829_3 2010/8/25 田川後藤寺

この鉄道に関しては2010年8月に久大本線~日田彦山線と旅した際に田川後藤寺駅でも撮影していました。

現在、活躍中の車両は400形気動車401~412の12両と基本構造は同じで内外装をレトロ調にした500形501,1両が活躍中です。400形は2007年から、500形は2008年から活躍しており、いずれも新潟トランシス製NDCです。

平成筑豊鉄道は福岡県でよく見る鉄道で、この伊田線・糸田線・田川線のみならず、門司港レトロ観光線のトロッコ列車も北九州市から委託されて運営しています。

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2017年11月13日 (月)

速報版 第17回ふれあい鉄道フェスティバルに参加

貨物鉄道博物館の話題に割り込んでの記事なので、速報版としましたが、11月11日土曜日は尾久車両センター公開の「第17回ふれあい鉄道フェスティバル」と西武横瀬車両基地公開「西武トレインフェスティバル2017 in 横瀬」か重なりましたが、今年は2014年以来の尾久にしました。

理由は、展示車両のリストを見ると、小海線のHigh Rail 1375、盛岡のPOKEMON with YOUトレイン、新潟地区の越乃Shu*Kura などの普段は関東地区では見られないディーゼルカーが展示されるからでした。

詳細は追って、別の機会に記事にしますが、今回は写真だけを並べます。

Dsc01182
Dsc01318
恒例の機関車4並び展示はこのように尾久駅側から、EF6437号機、EF651102号機、DD51842号機、そして青森から転属してきたEF81139号機でした。

Dsc01248
お召し塗装のEF8181号機は転車台の上で11:00、12:00、13:00。14:00に回転していました。

JR東日本関係の機関車と言えば、長年茶色塗装だった高崎センターのEF641001号機がオリジナル塗装に戻ったので展示されるかと思いましたがそれはありませんでした。

Dsc01200
機関車それぞれの両側にHMが付いていましたが、尾久ゆかりの特急列車のHMも展示されていました。

Dsc01192
長年入れ換え機として活躍してきた2両のDE10もJR貨物などでは、ハイブリッド機関車HD300や電気式DD200の登場もあり、どんどん置き換えが進んでいますが、JR東日本のDE10(1571と1751)も最後の晴れ姿なのでしょうか。

Dsc01230
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E26系も12両編成がカハフE26ではなくカヤE27-501付きで展示されており、普段じっくり観察できないE26系客車を一両ずつ観察出来ました。

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高崎の12系客車5両と185系B7+B4編成10両が休憩用車両となっていました。

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長年、北斗星等で活躍した24系寝台客車、オハネフ2514が展示され、列車愛称幕が

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こういったスケジュールでチェンジされました。

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2017年7月1日から小海線で運行を開始した臨時快速列車High Rail1375 1375は普通鉄道最高地点の標高1375mに由来するそうですが、その塗装を纏ったキハ103-711・キハ112-711が展示され、車内見学も出来ました。

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盛岡支社が東日本大震災の復興事業の一環として2012年10月12日に一関運輸区のキハ100形気動車(1,3)を改造した列車「POKEMON with YOUトレイン」を走らせていましたが、それが2017年7月15日にリニューアルされ今回展示されました。

Dsc01158
新潟支社が上越妙高~十日町間で運行する観光列車「越乃Shu*KuraゆざわShu*Kura柳都Shu*Kuraもあるそうで2014年5月2日から運行開始されました。デスティネーションキャンペーンの開催がきっかけで日本酒の醸造が盛んな新潟県をアピールするため酒をコンセプトに企画された列車です。車両はキハ48 558、1542、キハ40 552からの改造です。

以上が展示車両、企画で今回は車庫の公開はありませんでした。

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2017年10月15日 (日)

速報版 福岡県を旅行中 2日目

昨年の同じ時期、幡生の下関センターの公開に参加したときは一泊もせず、往復とも夜行高速バスの超ハードスケジュールの旅でしたが、今回は2泊するので、2日目は

1 クルーズトレイン「ななつ星in九州」を撮影する。
2 筑豊本線に導入されたデンチヤを記録する。
3 九州北部に保存されている車両に会いにゆく
をテーマにしました。

まず、クルーズトレイン「ななつ星in九州」ですが、JR九州のWEBサイトを調べるとその紹介のページに運行日、運行時刻が載っています。8月26日から、12月23日まで、そして来年1月6日から2月24日まで土日は1泊2日コースで長崎方面に向かい、9:58に博多を出発のスケジュールです。

Dsc09882
出発の約30分前に博多駅に到着すると既に発車予定の5番線ホームには光沢マルーン塗装に包まれたDF200-700077系7000番台客車7両、さらには黒色塗装のDE10 1753号機が待っていました。

Dsc09894
配置は機関車・客車とも大分車両センターですが、博多出発の際は竹下から牽引されてくるために先頭には黒塗りのDE10 1753号機が牽引役を務め、既に切り離されていました。
各車両の写真も収めました。

Img_5873
Img_5886 2017/10/14 博多

定刻に汽笛一声を発してマルーンの列車が静々と出発して行きました。

Dsc09789 黒崎の桃園公園のD51244号機

Dsc09826 2017/10/14 黒崎 3009

黒崎では直方に至る筑豊電気鉄道が経営する路線でかつて西鉄北九州線との相互乗り入れも行っていたため、今でも路面電車スタイルの車両が走っています。

Dsc00093 筑前垣生のC11260号機

まるで全検を終えて出場してきた機関車のようにピカピカだったC11260号機
蒸機ドームは丸く、砂箱は角型の変形機、デフレクターは門鉄タイプ。

Dsc00165 遠賀川総合運動公園の78626号機
前照灯の欠落とナンバープレートがレプリカなのが残念

Dsc00116 遠賀川が日本海に注ぐ河口の街 芦屋高浜公園に保存されているD60 61号機
こちらも門鉄デフレクターが似合っています。

Dsc00046 直方市石炭記念館

直方駅から南方へ線路に沿って小高い丘の上に建つかつての石炭産業関係者が会議を持った建物を利用しており、筑豊の石炭採掘、若松までの輸送、八幡官営製鉄の歴史の勉強ができます。保存機は見えているコッペル32号機、そしてC11131号機が保存されており、石炭輸送用貨物車も保存されています。

Dsc00045 2017/10/14 直方 400形 404

手前の線路には筑豊本線、福北ゆたか線、平成筑豊鉄道が走っています。

そして「デンチャ」の話題です

Dsc00061 2017/10/14 直方 充電中?

正式にはBEC819系で近郊形交流用蓄電池駆動電車。「"D"UAL "EN"ERGY "CHA"RGE TRAIN」の頭文字をとった「DENCHA」の愛称が与えられています。烏山線のEV-E301系(DC版)に続き、交流版で初めて蓄電池走行を可能にした車両で、男鹿線のEV-E801系はこの車両で得られた技術をベースにしています。折尾から先の筑豊本線若松までは無架線区間をパンタを下げて走行します。

Dsc09761
折尾駅に停車中のBEC819系と817系、上方の架線はここで終わっています。
BEC819系は若松まで直通可能です。

最後は遠賀川駅です、ここはかつて日本陸軍芦屋飛行場を接収した進駐軍が建築資材、燃料、ジープ、トラックなどを輸送するために専用線を建設し、芦屋線と呼ばれました。米軍基地の返還とともに1961年に廃止されました。また石炭全盛時代、沿線の中小炭鉱から掘り出される石炭輸送のために室木線がありましたが、1985年バスに置き換えられ廃止されました。

Dsc00157 2017/10/14 改札口等はすべて閉鎖された遠賀川駅舎

そういった歴史のある遠賀川駅ですが今年8月30日、駅構内のたい焼き店付近から出火し、駅舎が全焼しました。

Dsc00183 海老津よりに設置された臨時改札口

(10月15日にアップしたものに10月16日に写真を添え、アップデイトしました。)

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2017年9月 3日 (日)

小湊鉄道キハ5800形公開イベント その4 キハ5800形車内の様子

小湊鉄道五井機関区におけるキハ5800形の公開、昨日の記事に引き続き、今回は車内の様子です。

Dsc08080 2017/8/27 五井機関区

庫内に戻されたキハ5800に特製の階段がセットされ、車内見学のための立ち入りが可能になります。

Dsc08083
細井忠邦氏が指摘されているようにこの車両は鋼製車の祖と言われる30系よりも遙か前に製造された木製車です。

運転台は貫通扉が設置されているせいもあり、妻面の1/3程度の広さです。

Dsc08088
計器類は電流計、速度計、圧力計が2基と恐らく現役のキハ200形と揃えられているとおもいます。

Dsc08087
運転席反対側のスペースには手ブレーキが装備されており、昔、西武のクハ1411形などでもよく見たものでした。

Dsc08097
座席はオールロングシートです。

Dsc08093
上の写真にもあるように現役時代の写真が数点展示してあります。

Dsc08098
前面の錆を落として、上の写真の検査上がりの状態が復元できれば素晴らしいとおもいます。

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2017年9月 2日 (土)

小湊鉄道キハ5800形公開イベント その3 キハ5800形の外観

キハ5800形、自力走行はできないのでキハ210が牽引役を務め研修庫と構内の往復をしました。

Dsc08049

Dsc08173 2017/8/27 五井機関区

現在は両運転台ですが、この写真の左側の運転台が本来、当初から存在する運転台です。本来の運転台側には屋根に上るためのステップが装備されており、後から付けられた運転台にはそれが無いそうです。

Dsc08013
小湊鉄道入線にあたり、クハ5800からキハ5800になりました。

Dsc08028
後付け運転台側の外部塗色が他の部分と違って見えるのは、かつてダンプカーと衝突事故を起こし、修復した名残だそうです。

Dsc08026

先頭から第二軸が駆動軸でこの車輪だけに砂箱が用意されています。

Dsc08041
台車は西武の赤電でもよく見たタイプの台車ですが、鉄道院明治45年式台車(電車用)と言うそうです。気動車化改造の際、コロ軸受け化されました。

Dsc08031
エンジンDMH-17C1基(出力:180馬力/1,500 rpm)は既に抜かれていますが、昨日の記事にあるようにこの車両が小湊鉄道の気動車としては初の液体変速機方式となりました。

Dsc08020
ヘッドライトは導入に伴って2灯式とされ、前面窓はHゴム支持方式に、貫通扉も設けられました。

Dsc08176
連結器は貨物列車牽引機関車の役割も務めるためシャロン式自動連結器に交換されました。

ブレーキは自動空気ブレーキです。

Dsc07998
日本車輛東京支店昭和35年改造のプレートが両妻面に貼られています。

Dsc08019
元々は木製国電であり、製造から103年経過している車体とは思えません。

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2017年9月 1日 (金)

小湊鉄道キハ5800形公開イベント その2 小湊鉄道とキハ5800形の歴史

8月27日日曜日の小湊鉄道の「キハ5800形公開イベント

まずは小湊鉄道の歴史について見てゆきます。

鉄道免許状が下付されたのは1913年11月26日のことで、五井から安房小湊を目指しての鉄道建設でした。工事は帝国陸軍鉄道連隊の敷設訓練の性格もあったそうです。

1917年には会社が設立され、1924年には安田善次郎率いる安田財閥の資金でボールドウィン製蒸機2両を購入、1925年3月7日、五井~里見間が開業に漕ぎつけます。1928年5月16日、路線は上総中野(39.1km)まで開通しました。それより先は資金難と難工事が予想され、1934年には国鉄木原線が上総中野まで延伸されたこともあり、延伸は断念されました。

1942年12月、当局の勧奨により、京成電気軌道系列の企業となりますが、1970年代の京成の経営危機の際に事実上独立しています。開業時より活躍してきた蒸機は1962年3月21日に全廃となり、ディーゼルカーに統一されます。

Dsc08179 2017/8/27 庫内のキハ5800 千葉側

今回、公開されたキハ5800形は元々鉄道院が1913年、山手線・中央線用として計画した系列でデハ6300 (6300-6365)、デハニ6465 (6465-6468)、クハ6400 (6400-6401)が製造されました。その中の1両、1914年製造のデハニ64651927年にデハ33400形から電装品を譲り受け、全室荷物車のデニ6450形6458に改番されました。さらに1928年10月の車両形式番号規定改正ではモニ3形3009となりました。

1930年代半ばまで横須賀線で荷物車として使用されていましたが、1936年、飯田線の前身である三信鉄道にデ101として譲渡されました。1941年にはデ301に改番、1943年飯田線の国有化で鉄道省デ301となり、1951年にはクデハ301に改番、1953年電装解除、片運転台化や車両形式称号規定改正でクハ5800に改番されました。

Dsc08078

1959年第三の職場として小湊鉄道に譲渡され日本車輛にて内燃動車に改造され、DMH17C形エンジン (180ps/1500rpm) を搭載、小湊鉄道では最初の液体式変速機も搭載されました。

1960年3月18日に譲渡設計変更許可を受け、同年4月から運用が開始され、1977年には多くの旧型DCが現在も活躍中のキハ200形に置き換えられ、飯田線から譲渡されたキハ5801形もも廃車される中、キハ5800は予備車として残され、1997年3月に除籍されるまで活躍しました。その後も、五井機関区の研修庫に保管され、今回の公開に至りました。

こうやって振り返るとキハ5800形は製造されて103年、小湊鉄道の歴史よりも長い歴史を持つ車両であることが分かります。

イベントではキハ200の牽引などにより、庫内にあるときは車内見学、庫外に引き出されて外観の見学が出来ました。それらの様子を以降の記事で触れます。

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2017年8月31日 (木)

小湊鉄道キハ5800形公開イベント その1 五井まで

8月26日の東京総合車両センター公開に続き、8月27日日曜日は青春18切符、最後の1枚を使って、市原市五井まで足を伸ばし、小湊鉄道のイベント、「キハ5800形気動車公開」に行ってまいりました。

以前、木更津まで出かけた際に五井で小湊鉄道の気動車を撮影したことはありましたが、小湊鉄道のイベント参加や乗車のための五井訪問は初めてでした。

E257500_nb12_170827
170827 2017/8/27 錦糸町

行きの行程。錦糸町での乗り換えの際に「新宿さざなみ1号」といった特急も見かけました。愛称に「新宿」と着く房総特急は同3号の他、「新宿わかしお」もあるようですね。

かつて千葉方面各線へのDC急行は新宿や両国発だったなとふと思い出し、

58_7403 1974/3 錦糸町

183 撮影年月日不詳 錦糸町

かつて錦糸町駅で撮影した列車を思い出してしまいました。
錦糸町から内房線君津行き快速で48分で五井に到着。

Dsc08188 五井駅はJR改札の中に小湊鉄道の改札があり、3,4番線がホームとなっています。今日はこちらへは向かわず、

Dsc08186
JRの改札口を出て、山側に向かいます。

170827_2
跨線橋からは小湊鉄道五井機関区の全景を見ることができます。左から2両目の庫の中にいる車両が本日公開されるキハ5800です。

170827_3
五井駅東口、かなり時代を感じさせる佇まいです。

170827_4
この案内に従って進むと既にかなりの長い列が

170827_5
170827_6
列は2段構成になっており、最初に記帳の列にならび、名前、住所、人数、このイベントを如何にして知ったかに答えて、入場券購入の列に並びます。

Photo
入場券は2つの図柄の硬券があり、2枚とも購入し、入場しました。
続きは明日の記事にて。

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