2026年1月19日 (月)

速報版 2026年1月の関西旅行 1月15日の成果概略

1月15日は再び、奈良から関西本線~大阪環状線~梅田貨物線を経由して新大阪に向かう「らくラクやまと」に683系6000番台「悠久」編成が入ることを期待して野田駅に向かいました。

Dsc03946
2026/1/15 野田 
しかしやってきたのは前日同様、「安寧」編成でした。

Dsc03954環状線から関西本線で奈良へ、さらに奈良線で六地蔵へ向かい、六地蔵にて京都市営地下鉄東西線に乗り換えました。京阪宇治線の六地蔵駅はJRの六地蔵駅から結構離れていますが、地下鉄の駅は北口を出てすぐ目の前にあります。

Dsc03959東西線は全線乗り通して36分程ですが、どの駅もホームドアと壁で線路とは遮断されており、

Dsc03961六地蔵

Dsc03963
太秦天神川

地上に出る区間もないため、どんな車両が走っているのか、京阪京津線が片乗り入れしているのはわかりますが、今一印象の薄い路線のように感じました。

Dsc03974帷子ノ辻 モボ21形 27

Dsc03981太秦広隆寺 モボ620形 624

終点、太秦天神川は嵐電嵐山線との接続駅で、嵐電沿線でも写真を撮りました。ただこの日はKYOTRAM モボ1形はお休みでした。

Dsc04008竹田 京都市営地下鉄烏丸線 10系 1819

Dsc041052022年3月から運行が開始された 20系 2135

さらに近鉄京都線で大和西大寺まで行き、近鉄、阪神の車両も撮影しました。

Dsc04089大和西大寺 8A419

2024年10月に運行が始まった8A系4連、奈良線、京都線、樫原線では当たり前のように見かける車両となっています。従来の車両との併結運転もされています。

Dsc04064大和西大寺 阪神1000系 1208F 
2019年3月から「阪神電車×桃園メトロ連携記念ラッピング列車」となって運転されています。

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2025年7月 9日 (水)

東急電鉄の地下鉄線乗り入れ用車両 日比谷線用 7000系

東急電鉄は地下鉄線等を介して他社との相互直通運転を最も多く行っており、東横線はかつては日比谷線に、現在は副都心線を介して東武東上線、西武池袋線、横浜高速鉄道みなとみらい線、新横浜線を介して相鉄線とも結ばれ、広大なネットワークが形成されています。田園都市線はかつての新玉川線を介して、半蔵門線から東武伊勢崎線、日光線とつながっています。目黒線は南北線を介して埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線、さらに都営地下鉄三田線ともつながっています。

こうした東急のネットワークにおいてそれぞれの相互直通運転においてどのような車両が活躍してきたか見てゆこうと思います。

最初は1962年から1966年にかけ134両が製造された日本初のオールステンレス車両としても有名な7000系(初代)です。当初は東横線に配置され、1964年から日比谷線乗り入れが開始されました。1939年に世界初のステンレス製ディーゼル列車「パイオニア・ゼーファー」を世に出し、1959年までに3000両を超えるステンレス車両を製造していたアメリカのバット社と東急車輛の技術提携で完成に漕ぎつけました。車体は東武鉄道・東京急行電鉄・帝都高速度交通営団との3事業者で作成された「2号線車両規格」と称する乗り入れ協定による車両規格に則り、アメリカ・ペンシルバニア州フィラデルフィアの公共交通ネットワークSEPTAのM-3形をモデルとして製造されました。

主要諸元
最高運転速度 90 km/h
設計最高速度 110 km/h
起動加速度 4.0 km/h/s (3.0 km/h/sとする資料もあり)
減速度 4.0 km/h/s(4.5 km/h/sとする資料もあり)
車両定員 先頭車140人(座席52人)中間車150人(座席60人)
自重 27.32t(M1) 27.18t(M2) 28.15t(M1c) 28.02t(M2c)
全長 18,000 mm
全幅 2,800 mm
全高 3,790 - 4,000mm
床面高さ 1,125 mm
車体 ステンレス鋼
台車 PIII-701形
主電動機 TDK826-A HS-830-Arb(日立車)
直流複巻電動機
主電動機出力 60 kW 端子電圧187.5V(東洋車) 70 kW、端子電圧375V(日立車)
駆動方式 中空軸平行カルダン駆動方式 (撓み板継手方式)KD-102A
歯車比 85:13 (6.54)
定格速度 35.0 km/h(日立車)
制御方式 抵抗制御
制御装置 ACRF-H860-754A(東洋車)MMC-HTR-10A(日立車)
制動装置 回生ブレーキ併用電磁直通ブレーキ
保安装置 東急形ATS
営団WS-ATC(東洋車の一部)

台車は外側にブレーキディスクが露出した形態が特徴のパイオニアIII台車でした。制輪子の交換のし易さ的メリットはあったものの、振動の問題台車組み立ての際の問題点等から使用されるケースは減ってゆきました。7000系はオール電動車で構成されていましたが、日立製作所製と東洋電機製造性の電装品を装備した車両があり、両社のシステム、主電動機定格電圧が異なるなどから混結して運転は出来るもののユニットは組むことができないといった制約がありました。

私のこれまで70年近い人生の中で小学校6年の時(1968年度)と高校3年間(1971~1973年度)、東急東横線を定期的に利用する機会があり、7000系にはそのときにお世話になりました。ただ、カメラで撮影していなかったのが今となっては残念でなりません。

1000-1001-1803232018/3/23 貝塚 水間鉄道1001 元デハ7010 1963年製 電装品は東洋電機

7022-1512252015/12/25 黒石 弘南鉄道弘南線7022 元デハ7026 電装品は東洋電機製

7031-1512212015/12/21 大鰐温泉 弘南鉄道大鰐線7031 元デハ7031 電装品は日立製

7700-tq01-7901-230728_202507080821012023/7/28 桑名 養老鉄道7901 元デハ7045 電装品は東洋電機製

7000系は制御電動車(Mc)デハ7000形と中間電動車(M)デハ7100形の2形式からなり、形式にかかわらず奇数番号車と偶数番号車で2両1ユニットを組み、偶数番号の車両にパンタグラフと主制御器が奇数番号の車両に電動発電機や空気圧縮機などの補機が搭載されています。

東洋車92両 デハ7000形42両 デハ7100形50両
日立車42両 デハ7000形22両 デハ7100形20両

デハ7007~7022 7025~7030 の22両が日比谷線乗り入れ対応となりました。関係各社の乗り入れ協議で「相互直通は営団と東武,および営団と東急それぞれの間に限ること」という合意があったことから、7000系直通列車の運転区間は日吉~北千住間とされ、連結両数は当初6両でした。輸送力増強で1969年から1971年にかけ北千住 - 茅場町間の各駅を8両編成対応にする工事などを施工、1971年5月31日のダイヤ改正から全列車8両編成となりました。1988年8月9日からは日吉駅改良工事のため日比谷線直通列車は菊名までの運転となりました。同年12月26日、新たな日比谷線乗り入れ車両として1000系が投入されると順次直通運用から外れ、1991年6月に東横線での営業運転から撤退となりました。

東急7000系の特筆すべき点は134両のうち、56両はVVVF化、冷房化、台車交換され7700系に改番され、76両が1988年から1991年にかけ5つの鉄道事業者に譲渡され、初号車製造から50年経過した2012年4月の時点で84両が旅客事業に供されていたことです。

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2025年6月25日 (水)

小菅の複々線を走る様々な列車達 東京メトロの車両編 3  8000系の置き換えを目的に投入中の18000系

40年に渡り活躍してきた8000系を置き換える目的で2020年から日立製作所笠戸事業所で製造され、2021年8月7日から営業運転を開始したのが18000系でした。車体は同時期に副都心線、有楽町線向けに投入された17000系と同様にアルミニウム合金によるダブルスキン構造とし、接合には摩擦攪拌接合技術が採用され、高強度かつ歪みの少ない仕上がりを実現しました。2021年10月20日に日立製作所と共同でグッドデザイン賞を受賞し、2022年5月26日に鉄道友の会よりローレル賞を17000系との同時に受賞しました。

主要諸元

最高運転速度 110 km/h
設計最高速度 120 km/h
起動加速度 3.3 km/h/s
減速度(常用) 3.5 km/h/s
減速度(非常) 4.5 km/h/s
編成定員 1,508人
車両定員 先頭車:142人(座席45人)中間車:153人(座席51人)
自重 26.7 - 32.8 t
編成重量 298.4 t
車体長 先頭車:20,005 mm 中間車:19,500 mm
車体幅 一般部:2,780 mm 車側灯間:2,828 mm 沓摺り部:2,786 mm
車体高 一般部:3,635 mm 空調ユニット部:4,022 mm パンタ折畳み高さ:4,080 mm
床面高さ 1,140 mm
車体 アルミニウム合金製オールダブルスキン構体 (A-train)
台車 ボルスタ付きモノリンク式空気バネ台車 FS-781形(全車共通)
主電動機 全密閉式永久磁石同期電動機 (PMSM)
主電動機出力 205 kW(16台/編成)
駆動方式 平行軸歯形継手式(WN式)
歯車比 99:14 (7.07)
制御方式 フルSiC-MOSFET素子適用VVVFインバータ制御(PGレス2レベルベクトル制御方式)
制御装置 三菱電機製 MAP-214-15V336[4]、 日立製作所製 VFI-HR4420E
制動装置 ATC連動電気指令式電空併用ブレーキ(回生ブレーキ併用)TISによる編成総括回生ブレンディング制御
保安装置 新CS-ATC・ATC-P・東武形ATS・無線列車制御システム (CBTC)

当初の発表では2021年度に10~12編成、2022年度に7~9編成が営業開始とされていましたが、新型コロナウイルス病蔓延などで2025年度に全19編成が搬入される予定に変更となっており、現時点では2024年10月13日に竣工した18112Fが最新編成となっています。配置は鷺沼検車区です。

18000-18101-250610-edit2025/6/10 小菅 18101F

18000-18002-2506102025/6/10 曳舟 18102F

18000-18105-2506172025/6/17 曳舟 18105F

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2025年6月24日 (火)

小菅の複々線を走る様々な列車達 東京メトロの車両編 2  6編成の投入に留まった 08系

2003年3月19日、地下鉄半蔵門線の水天宮前~押上間の延伸と東武伊勢崎線・日光線との相互直通運転開始に伴う必要編成数の増加に対応するため、営団地下鉄が日本車輛製造に発注し、10両編成6本が2002年から2003年にかけ製造されたのが08系でした。営団地下鉄として最後の新形式であり、0x系最後の車両となりました。

主要諸元

最高運転速度 80 km/h(半蔵門線内) 110 km/h(東急線内) 100 km/h(東武線内)
設計最高速度 120 km/h
起動加速度 3.3 km/h/s
減速度(常用) 3.5 km/h/s (非常) 4.5 km/h/s
編成定員 1,500(座席522)人
車両定員 先頭車141(座席48)人 中間車152(座席54)人 車いすスペース付中間車153(座席51)人
自重 21.5 - 32.1 t
編成重量 269.6 t
全長 20,240 mm(先頭車) 20,000 mm(中間車)
車体幅 2,780 mm
全高 4,022 mm 4,080 mm(パンタグラフ付き)
床面高さ 1,140 mm
車体 アルミニウム合金(セミダブルスキン構造)
台車 モノリンク式ボルスタレス台車 ND-730形
主電動機 かご形三相誘導電動機 MM-I11A形
主電動機出力 定格出力 165 kW × 4基
駆動方式 WN駆動方式
歯車比 87:14=6.21
制御方式 三菱電機製IPM(IGBT)素子 2レベルVVVFインバータ制御
制御装置 MAP-178-15V108形(1C4M×2群)MAP-174-15V109形(1C4M×1群)
制動装置 TRT-11型回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ、保安ブレーキ、対雪ブレーキ
保安装置 新CS-ATC・ATC-P・東武形ATS

前面の縦曲線、スカートの形状など東西線用の05N系が設計のベースとなっています。2000年3月に発生した日比谷線脱線事故の教訓から側構体を従来のシングルスキン構造からダブルスキン構造(セミダブルスキン構造)に変更し、車体強度の向上を図り、合わせて車端部(側窓下 - 台枠下面間)の隅柱を強化・三角形断面構造とし、側構体は戸袋部および下部構造(7人掛け座席間は台枠との接合部付近のみ、車端部は側窓下全体)を中空形材による二重構造(ダブルスキン構造)としました。車体外板接合の一部には摩擦攪拌接合 (FSW) を採用し、外観見付けの向上を図り、側面屋根は張り上げ屋根構造としました。

編成形態を5M5Tとし、VVVFインバータ制御装置は2レベル方式・ベクトル制御による1C4M2群/1群制御、主電動機は165kW品を採用、合わせて歯車比を6.21として高速性能の向上と主電動機の回転数を抑えることで車外騒音を低減させました。

台車は住友金属工業製のSS台車ではなく、日本車輌製造製のND台車を装着し、急曲線における低速走行時の安全性向上を図られました。

6編成は鷺沼検車区に配置され、8000系(いずれは18000系)19編成と共通運用で25編成中、22本が運用、3本が予備という体制になっています。

08-001-160826_202506230734012016/8/26 二子新地 101F

08-002-1705062017/5/6 二子新地 102F

08-103-1705052017/5/5 西新井 103F

08-104-150429-2_202506230743012015/4/29 小菅 104F

08-105-160819-22016/8/19 堀切 105F

08-006-1510252015/10/25 五反野 106F

半蔵門線の主力形式の8000系は1980年から1994年にかけて製造されており、08系が登場した2004年には初期車両の製造から既に24年が過ぎていました。その間に直流電車の制御方式はチョッパ制御からVVVF制御方式に進化し、東武線との相互乗り入れで所要両数が増えたからと言って8000系を再製造する時代ではありませんでした。既に8000系の最終増備車(第六次車:1994年製造)は08系のベースとなった05N系の先輩にあたる05系初期車とおなじアルミの大形押出形材を使用した連続溶接工法が採用されていました。かといって8000系は6000系と同じで車齢40年程度まで継続使用する方針であり、08系は8000系を置き換える存在ではありませんでした。といったことから08系はあくまでも東武線相互乗り入れのための所要増に対応する位置づけで製造され、6編成という少数派に留まることとなりました。

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2025年6月23日 (月)

小菅の複々線を走る様々な列車達 東京メトロの車両編 1 見る機会がだいぶ減った東京メトロ 8000系

東武伊勢崎線(スカイツリーライン)の複々線区間を走る車両たち、今回からは東京メトロの車両です。

営団地下鉄半蔵門線の最初の区間が開業したのは1978年8月1日で渋谷~青山一丁目間2.7kmでした。このとき、前年の1977年4月7日に東急新玉川線として開業した二子玉川~渋谷間を経由し、長津田までの間との相互直通運転が開始されました。車両は東急8500系が使用されました。営団が車両を準備しなかったのは運用車両よりも予備車両の方が多くなり、経済的に効率が悪かったからです。1979年8月12日、東急側の乗り入れ区間はつきみ野まで延伸、9月21日には青山一丁目~半蔵門間1.4kmが単線開業しました。

主要諸元

最高運転速度 80 km/h(半蔵門線内)100 km/h(東急線・東武線内)
設計最高速度 100 km/h(未更新)110 km/h(更新車)
起動加速度 3.3 km/h/s
減速度(常用) 3.5 km/h/s
減速度(非常) 4.5 km/h/s
編成定員 1,424人(6次車組込編成1436人)
車両定員 先頭車136(座席48)人 中間車144(座席54または51)人 6次車中間車150(座席54)人
自重 チョッパ車:22.5 - 36.8 t 更新車:22.1 - 34.3 t
編成重量 318.1 t(更新編成294.8 t) 6次車組込編成は多少異なる
全長 20,000 mm
車体幅 2,780 mm
全高 4,135 mm
車体 アルミニウム合金
主電動機 直流直巻電動機 160 kW 更新車:かご形三相誘導電動機 165 kW
駆動方式 WN駆動方式
歯車比 86:15 (5.73)
編成出力 3,840 kW(更新編成3,300 kW)
制御方式 AVF(自動可変界磁)式電機子チョッパ制御 更新車はIGBT素子VVVFインバータ制御
制動装置 ATC装置連動電気指令式空気ブレーキ (回生ブレーキ併用)
保安装置 新CS-ATC・ATC-P・東武形ATS

スタイルは千代田線用6000系、有楽町線用7000系を踏襲し、第一次車から第三次者までは営団地下鉄初の本格的冷房準備車として落成しました。第四次車以降は冷房車として登場しました。日本の営業用車両として初めてボルスタレス台車を採用した電車です。製造は東急車輛製造・日本車輌製造・川崎重工業・近畿車輛が担当しました。

1980年11月から1981年2月に8000系第一次車01,02編成(8両)、03~06編成(6両)計40両が竣工、東急側からの要望で8連5本、6連1本、先頭車2両予備という形で1981年4月1日から営業運転に投入されました。1981年夏に8500形(8503-8505)、8800形(8803-8805)が製造され03-05編成も8連化されました。

1982年秋には永田町~半蔵門間延伸用に第二次車07,08編成(8両)と06編成増結用8506,8606が竣工し、全編成が8連となりました。

1984年4月9日、東急田園都市線が中央林間まで開業、乗り入れ区間も中央林間までとなりました。1987年夏、東西線の10両化が進められていましたが抵抗制御の5000系を増備するのは得策ではないため、8000系チョッパ制御車10連3本、第三次車(12‐14編成)を前倒しで製造し、05系登場までの間、東西線に貸し出すことになりました。これらの編成は1989年3月の三越前延伸開業までに半蔵門線に返却されました。また第一次・第二次車の10連化のため、8615-8619,8715-8719が製造されました。当初の計画では01‐11編成が8連、12-22編成が10連となる予定だったため、第三次車10連は第12編成からとなりました。

1988年には第四次車とし11編成、15‐19編成の8600、8700形以外の8両、08、09編成に組み込む8600形8700形が半蔵門~三越前開業用として増備されました。

1990年には水天宮前延伸開業用として第五次車10編成が登場、これで10連12本、8連7本となりました。
1994年には第六次車として8連の01~07編成の10連化のために中間者8601-8607,8701-8707が製造され、これらの落成、組み込みで全19編成が10連となりました。なお、この第六次車は多線区で増備されていた0x系列の設計思想が取り入れられ、アルミの大形押出形材を使用した連続溶接工法がとられています。

リニューアル、更新工事は1995年度までに行われた簡易更新工事(C修工事)と2004年度から2015年度まで行われたB修工事があり、後者は制御機器をチョッパ制御からIGBT2レベルVVVFインバータ制御への更新、補助電源装置MGのSIVへの交換、ブレーキ装置の集約化、蓄電池のポケット式からメンテナンスの容易な焼結式への変更、冷房装置の大容量化が行われ、09編成から開始され、10編成で完了しました。長期に渡り更新工事が行われたため、更新内容も変化しました。

廃車は2021年8月の07編成から始まり、9月に11編成、11月に03編成、2022年5月には08編成、6月に17編成、7月に12編成、8月に13編成、9月に05編成、10月に19編成、12月に14編成、2023年1月に02編成、2024年8月に10編成、2025年4月に04編成と残すところは6編成となっています。

8000-8107-1611182016/11/18 小菅 最初に廃車となった8107F

8000-8011-1209012012/9/1 五反野 2番目に廃車となった8111F

8000-8003-1708142017/8/14 長津田 
3番目に廃車となった8103F

地下鉄半蔵門線を最初に走り始めたのは東急8500系でしたが、営団8000系もそれに遅れること数年で半蔵門線を走り始め、なんと40年の長きに渡って同線で活躍しました。



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2025年2月20日 (木)

2024年春の名古屋周辺旅行 名古屋市営地下鉄東山線で藤が丘へ

2024年3月の名古屋周辺旅行、二日目は名古屋駅から地下鉄東山線に乗車、東端の藤が丘に向かいました。

240316_20250219090501 2024/3/16 名古屋市営地下鉄 東山線 名古屋駅 駅名標

名古屋市営地下鉄1号線東山線は1957年11月15日に名古屋駅~栄駅間2.4kmが開業した名古屋にとっては最初の路線で1982年9月21日に最後の延伸区間である中村公園~高畑間が開業し、現在の高畑~藤が丘間20.6kmが全通しました。軌間は1435mm、DC600V、第三軌条方式の路線、駅数は22です。名古屋市営地下鉄では最も利用者数の多い路線で、純利益額でも公営地下鉄で全国1位の路線です。路線名の由来は沿線に東山動物園があることによるもので、東山線と決まったのは1969年4月25日で、それまでは2号線(現、名城線)の南北線に対して「東西線」と呼ばれていたこともありました。

100-1018-750102 1975/1/2 名古屋駅? 東山線に導入された最初の形式 100形

東山線の車両は東京地下鉄の銀座線などと同様に建築限界の関係で小さいのが特徴で車体長は15.5m級、車体幅は2.5m級となっています。最初に登場したのが100形でボディーマウント構造、モノコック車体が採用され菜種色の塗色を纏っていました。最初は2両編成でしたが、最後は6連になりました。1960年に国内初のATO運転試験が行われたのもこの形式でした。冷房装置が搭載できなかったことと、ボディーマウント構造が保守の妨げとなり、1982年6月から廃車が開始され。1988年7月に形式消滅となりました。1964年には200形、600形が登場、通常のボックスマウント構造・セミモノコック車体となりました。これらも製造両数が少なかったこともあり、1990年8月に形式消滅しました。名城線用にデビューした1000形をベースに1967年に登場したのが300形でした。この形式は2000年4月まで活躍しました。1980年から2015年までの間、アルミニウム合金製車体、冷房装置と回生ブレーキ搭載で活躍したのが5000形でした。

さらに1989年に名城線・名港線に登場した2000形をベースに1992年から2000年にかけて製造された5050形と5000形の置き換えを目的に2007年から2015年にかけ製造されN1000形が現在、東山線で活躍中の形式となっています。

N1618-240316 2024/3/16 藤が丘

N1000形の主要諸元

最高運転速度 65 km/h
設計最高速度 80 km/h
起動加速度 3.3 km/h/s
減速度(常用) 4.0 km/h/s
減速度(非常) 4.5 km/h/s
車両定員 先頭車96人(32席)中間車107人(40席)
自重 先頭車21.4 t 中間車25.2 t
長さ 15,580 mm
幅 2,546 mm
高さ 3,440 mm
車体 ステンレス鋼製
台車 ボルスタレス式空気ばね台車 日車製ND716A・ND716AT
主電動機 かご形三相誘導電動機 東芝製 SEA-319 三菱製 MB-5027-A 日立製 HS-34529-03RB
主電動機出力 75 kW × 4(台/両)
駆動方式 WNドライブ
歯車比 103:16
編成出力 300 kW × 4 = 1200 kW
制御方式 VVVFインバータ制御
更新前:GTO素子 更新後:IGBT素子
制御装置 更新前:滑り周波数制御→ベクトル制御、応荷重演算制御機能付き
東芝製 INV048-A0(1992年の5151編成、1995年、1998年製造の編成)
三菱製 MAP-088-60V19(1992年の5152・5153編成、1994年、1997年、2000年製造の編成)
日立製 VF-LR100(1993年、1996年、1999年製造の編成)
更新後:SiCパワー半導体モジュール適用インバータ制御[2]
三菱製 MAP-088-60V254 (1992年製造の5151編成〜1995年製造の5158編成まで)
制動装置 NSC遅れ込め制御付きATC連動電気指令式電空併用ブレーキ
応荷重式、回生ブレーキ付き
保安装置 打子式ATS(改造前)
車内信号式ATC(改造後)ATO

240316-edit 2024/3/16 名古屋市営地下鉄 東山線 藤が丘駅 駅名標

240316_20250219090701 藤が丘駅 終端部

東山線は一社~上社間で地下から高架区間となり、藤が丘駅は高架駅となっています。
上の写真の右の線路は下の地図のように

240316-2_20250219091101
藤が丘車庫、工場へと続く線路です。

藤が丘からはリニモで八草へ、さらに愛知環状鉄道で岡崎に向かいました。

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2024年9月19日 (木)

2023年晩夏の関西旅行 大阪メトロ編 その3 堺筋線を走る車両 66系

天神橋筋六丁目から堺筋の地下を走り、天下茶屋に至る8.5kmの路線が堺筋線で1969年12月6日に開業しました。最初の開業区間は天神橋筋六丁目 - 動物園前間 (7.0 km)で、大阪市交通局の60系と天神橋筋六丁目で接続する阪急千里線から乗り入れる阪急3300系、それぞれ5両編成による運転が開始されました。開業時からATC・CTCが採用され、大阪の地下鉄では初めての架線集電方式の路線となりました。1979年3月4日からは編成が6連化され、翌3月5日からは阪急の乗り入れ車両に5300系も加わり、8連での運用も投入されました。1989年12月16日からは阪急側の乗り入れ車両に7300系、8300系が加わり、1990年8月1日には大阪交通局の車両として66系が登場しました。1993年3月4日、動物園前~天下茶屋間(1.5km)が延伸開業し、全線開業となりました。2014年7月9日からは阪急1300系も乗り入れるようになりました。

開業当初から活躍した60系は1970年の日本万国博覧会に合わせ、川崎重工業(第1~3編成)、日本車輛製造(4~8)、汽車製造(9~14)、日立製作所(15~18)の4社で5両編成18本が製造されました。アルミ合金製の車体で基本構造は御堂筋線等に投入された30系と共通する点が多く、前面の天井近くまである窓ガラス、その内側に行き先表示器や尾灯を納めた形態は当時としては極めて斬新で、小田急9000形などにも影響を与えたと言われています。
後年、編成両数が増加した際には新製はせずに一部の編成を取り壊し、6連化、8連化が進められ、1,2,3、11,12編成のみが冷房改造されました。
8連化時点での形式は天下茶屋下側から
6000形(Mc1)  パンタグラフや主制御器搭載の制御電動車
6100形(M2p)  解体された編成から抜き出された6300形、6500形を改番した中間電動車
6200形(Mb1)   解体された編成から抜き出された6000形、6400形を改番した中間電動車
6300形(M2e')  SIV, BATTなどを搭載する中間電動車、天神橋筋六丁目方に簡易運転台設置
6600形(T)   補助電源装置などを搭載する付随車、動物園方に簡易運転台設置 
6700形(T')   6連化時に第16~18編成を分解し、主要機器撤去・M車の電装解除して準備された付随車
6400形(M1)  パンタグラフや主制御器などの走行機器を搭載する中間電動車
6500形(Mce2) 蓄電池などの補機類を搭載する制御電動車           といった構成でした。

大阪地下鉄としては初めて床下に暖房機器を搭載、地上線での高速走行時の乗り心地確保のため、台車は住友S型ミンデン式のFS-373(T台車:FS-073/局内MS-60)を採用しました。また架線集電の特性も生かし、補助電源は当時最新鋭のSIVを採用しました。

1970年、第10回のローレル賞が授与されています。

運用開始から30余年経過した2003年11月7日を以って営業運転は終了、6014号車1両が森之宮車両管理事務所に保管されています。

1990年、60系の後継として登場したのが66系でした。冷房化が一部の編成に留まった60系を置き換え、内装及び乗客サービスの向上を目的とし、2003年までに川崎重工業と近畿車輛で8両編成17本が製造されました。実際は01-05編成までは1992年に6連で製造、1992年から1993年にかけ、中間車66100形と66700形が製造され、組み込まれて8連化、1993年に06-08編成、1994年に09-12編成が8連で製造され、60系非冷房車は淘汰されました。2002年に老朽化した60系冷房改造車の置き換えを目的に内外装や制御機器類にマイナーチェンジを行った8両編成5本(13-17)が製造され、66系に統一されました。

車体はオールステンレス、無塗装で同時期に製造された新20系と類似した構造となっています。

主要諸元

最高運転速度 70 km/h(堺筋線内)110 km/h(阪急線内)
起動加速度 2.8 km/h/s
減速度(常用) 3.5 km/h/s
減速度(非常) 4.0 km/h/s
編成定員 1,108人
編成重量 225.5 t
全長 18,900 mm
全幅 2,845 mm
全高 4,080 mm
車体 ステンレス鋼
台車 SUミンデン式ボルスタレス台車 SS-120・SS-020
主電動機 かご形三相誘導電動機
第1~12編成:
三菱 MB-5037-A
日立 HS34531-07RB
東芝 SEA-322A
第13~17編成:
三菱 MB-5037-B
日立 HS34531-07RB
東芝 SEA-398 および SEA-399
主電動機出力 180 kW
駆動方式 WN駆動方式
歯車比 98:17 (5.76)
編成出力 2,880 kW
制御方式 VVVFインバータ制御
第1~12編成:
未更新車:GTOサイリスタ素子
日立 VF-HR-142 または VFG-HR1420H
東芝 SVF012-A0
三菱 MAP-184-15V24
更新車:IGBT素子
三菱 MAP-184-15V110A
東芝 SVF061-B0
日立 VFI-HR1420X
第13~17編成:IGBT素子
三菱 MAP-184-15V110
東芝 SVF061-A0
制動装置 回生ブレーキ(純電気式)併用電気指令式ブレーキ
保安装置 WS-ATC、阪急型ATS

編成の構成は 
天下茶屋
66600形(Tec1) SIV,CP、BATT搭載の制御車
66000形(Ma1) パンタグラフや主制御器などの走行機器を搭載する中間電動車
66100形(Mb1) 66000形からパンタグラフを取り除いた構造を持つ中間電動車
66700形(Tp')   CP搭載の付随車
66800形(T')    主要機器を搭載しない付随車 天下茶屋方に簡易運転台設置
66300形(Mb2) 66100形と同様の中間電動車
66200形(Ma2) 66000形と同様の中間電動車
66900形(Tec2) 66600形と同様の制御車             となっています。

登場から20年以上が経過した2012年6月からリニューアル工事が開始され、
・スカートの取り付け
・識別灯・尾灯をLED式に交換
・行先表示器を30000系と同様のフルカラーLEDに変更
・前面のVVVFマークを撤去し、車両番号表示をVVVFマークのあった位置へ移動
・30000系や新20系改造車に準じたグラデーションの帯に
・シート端のポールの2本化、床面配色の変更、バケットシートの採用など、30000系に準じた車内に
・VVVFインバータ装置と補助電源装置(SIV)の IGBT化
・種別表示設定機器に阪急京都線内の全種別を追加。行先表示設定機器に高槻市から先の長岡天神・桂・河原町・嵐山を追加
・車内照明のLED化(2014年施行車以降)

60000-66616-191018_20240918100201 2019/10/18 淡路 66616F
スカート無しの未更新編成

60000-66602-191018_20240918100301 2019/10/18 北千里 66602F
更新済みの編成

Dsc03709_20240918100401 66602Fの車内

更新によって車両のイメージが大きく変化しています。
既に10編成以上、更新工事が進んでおり、登場時のスタイルもあと数年で見納めとなるでしょう。また2024年9月の時点で淡路駅周辺の高架化工事もかなり進捗しており、京都線と千里線の平面交差もあと数年で見納めになると思います。

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2024年9月18日 (水)

2023年晩夏の関西旅行 大阪メトロ編 その2 中央線を走る車両 Part7 近鉄7020系

2006年3月27日、大阪メトロ中央線が相互乗り入れしている近鉄けいはんな線生駒~学研奈良登美ヶ丘間の延伸で増備されたのが7020系でした。2004年から2005年にかけ6両編成4本が製造され、2004年12月1日、営業運転が開始されました。

7000系との相違点は
・側窓が一段下降窓から左右一体の上下2分割式窓となり、上段は内側に開きます。
・LED式の行先表示器、側面にも設置
・正面窓のワイパー形式
・側面帯内の社名ロゴ
・車両番号のフォント
・座席が片持ち式になったこと
・妻面窓の大きさに変化 等です。

7000系も後年の更新工事で7020系同様に改造が施工されましたが、妻面窓に関しては変化がありませんでした。
7020系が製造された時期、近鉄では「シリーズ21」として9020系9820系を製造していましたが、7020系も「シリーズ21」に準拠してバリアフリー設備の設置、細部の設計変更を施しましたが、7020系は「シリーズ21」には含まれていません。

主要諸元

最高運転速度 近鉄線内: 95 km/h 地下鉄線内: 70 km/h
編成定員 790(258)人
車両定員 (Tc1・Tc2)125(39)人 (M1・T・M2・M3)135(45)人
自重 (Tc1・Tc2)34.0 t
編成重量 207.0 t
編成長 108,400 mm
全長 18,900 mm
全幅 2,900 mm
全高 3,745 mm
車体 普通鋼
台車 KD-92B・KD-92C
主電動機 MB-5104A
主電動機出力 145 kW × 4
歯車比 14:103(7.36)
編成出力 1,740kW
制御方式 IGBT素子VVVFインバータ制御
制御装置 三菱電機製
型式:MAP-154-75V131
制動装置 KEBS-21A

7000系では奇数編成と偶数編成で異なるメーカーの制御器を搭載していましたが、7020系では4編成ともに三菱電機製の制御器となっています。

7000-7121-230829 2023/8/29 九条 7121F

7020系の編成はコスモスクエア・長田寄りからク7120(Tc)-モ7220(M)-サ7320(T)-モ7420(M)-モ7520(M)-ク7620(Tc)となっています。

7000-7622-230829 2023/8/29 朝潮橋 7122F

7000-7123-230829 2023/8/29 九条 7123F

7000-7624-230829 2023/8/29 九条 7124F

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2024年9月17日 (火)

2023年晩夏の関西旅行 大阪メトロ編 その2 中央線を走る車両 Part6 近鉄7000系

2018年3月/11月の近鉄の旅でも紹介しましたが、近鉄は同社の完全子会社の東大阪生駒電鉄が整備した長田~生駒間を1986年10月1日に東大阪線として開業、2006年3月27日には生駒~学研奈良登美ヶ丘間を延伸開業し、長田~学研奈良登美ヶ丘間をけいはんな線としました。

近鉄奈良線は戦後、大阪の宅地開発の進展で混雑が激しくなり、1963年、大阪市交通局、京阪電気鉄道、近畿日本鉄道による同地区と大阪中心部を結ぶ新線の計画が都市交通審議会に提出されていました。荒本駅以西は大阪交通局が建設、京阪が八幡~交野(かたの)~星田~大和田~荒本間、近鉄が瓢箪山~荒本間を整備し、荒本駅で3社が緊密な連絡を図り、相互直通運転が可能なようにすることが望ましいと答申が出されましたが、最初に京阪が新線建設を断念、近鉄は自社線内は架線方式、地下鉄線内は第三軌条方式とする車両を開発し、相互直通する方針としたものの、大阪市が難色を示し、近鉄も新線建設を断念しました。一旦、この計画は棚上げされかけましたが、1971年に都市交通審議会が「大阪市営地下鉄中央線を延伸して生駒まで緊急に整備すべき」という答申を出し、1974年、大阪市が東大阪市長田まで地下鉄4号線を延伸、長田以東は近鉄が建設で話がまとまり、1977年、近鉄は全額出資の子会社東大阪生駒電鉄を設立、日本鉄道建設公団のP線として工事着工、1986年4月に東大阪生駒電鉄を吸収合併し、同年10月1日、長田~生駒間が東生駒線として開業しました。なお、東大阪市内の工事区間では水走(みずはい)、鬼虎川、西ノ辻、神並(こうなみ)といった遺跡が見つかっており、埋蔵文化財の調査も実施されました。

車両に関して、近鉄は当初は架線と第三軌条の両方から集電できるタイプの車両を開発する予定でしたが大阪市が難色を示したため、第三軌条方式の車両として7000系を投入することにしました。大手私鉄が地下鉄乗り入れのために第三軌条方式の車両を採用したのは初めてのケースで恐らく今後も無いのではないかと思われます。

主要諸元

編成 6両編成
軌間 1,435 mm
電気方式 直流 750 V 第三軌条方式
最高運転速度 近鉄線内: 95 km/h 地下鉄線内: 70 km/h
起動加速度 3.0 km/h/s
減速度(常用) 3.5 km/h/s
減速度(非常) 4.0 km/h/s
車両定員 (Tc1・Tc2)125(39)人 (M1・T・M2・M3)135(45)人
自重 (Tc1・Tc2)34.0 t
編成重量 207.0 t
編成長 108,400 mm (6両編成)
全長 18,900(中間車18,700) mm
全幅 2,900 mm
全高 3,745 mm
車体 普通鋼
主電動機 MB-5011-A
かご形三相誘導電動機
主電動機出力 140 kW×4
駆動方式 WNドライブ
制御方式 VVVFインバータ制御
制御装置
奇数編成:三菱電機製
未更新車:GTO素子 SIV-V564-M-3/4(試作機器)またはMAP-144-75V03 (A·B)
更新車:IGBT素子 MAP-142-75VD339
偶数編成:日立製作所製
未更新車:GTO素子 VF-HR-104 (A·B)
更新車:IGBT素子 VFI-HR2415J
制動装置 回生ブレーキ併用
全電気指令式電磁直通空気ブレーキHRDA
保安装置 WS-ATC デッドマン装置 備考
電算記号:HL 都市型ワンマン運転に対応

スーパー・エレクトロニック・コミューターという愛称が与えられており、6両編成、9本が活躍しています。1987年、第27回ローレル賞が授与されました。近鉄では7000番台は南大阪線(狭軌:6000番台)に次ぐ番号となっています。

7000-7101-230829_20240916101101 7000-7601-230829 2023/8/29 朝潮橋 近鉄7000系 7101F
6連はコスモスクエア側から ク7100(Tc)-モ7200(M)-サ7300(T)-モ7400(M)-モ7500(M)-ク7600(Tc)という構成となっています、

1984年7月にク7103-モ7503-モ7502-ク7602の4両が東大阪生駒電鉄の車両として先行試作され、完成部分の路線にて走行試験を行いました。トップナンバーではない車両が試作車として投入されたのは開通式をトップナンバー編成で行うためと偶数車は日立製作所製、
奇数車は三菱電機製の盛業装置を使っているため、両車を試すためでした。1986年の開業時、この4両は近鉄に編入され、量産車とともに6両編成となりました。量産車は6両編成8本(7101F~7108F:試作車も含めて)まで増備され、1989年に7110Fが増備されました。7109Fが欠番となったのは7110Fは日立製作所製の制御器を搭載しているためです。所属は7101~7105Fが軌道線、7106~7108/7110Fが鉄道線となっています。

7000-7106-181130 2018/11/30 学研奈良登美ヶ丘 7106F

7000-7108-230829_20240916101901 7000-7608-230829 2023/8/29 九条 7108F

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2024年9月16日 (月)

2023年晩夏の関西旅行 大阪メトロ編 その2 中央線を走る車両 Part5 400系

2023年晩夏の旅の目的のひとつが同年6月25日より、2021年12月に導入がアナウンスされ、2023年6月25日、運行を開始した400系を撮影することでした。

同系列は御堂筋線用30000系以来、12年振り、大阪市交通局の民営化後は初となる新形式で、2025年に開催が予定される(経費の膨張、パビリオンの建設遅れ、メタンガス噴出問題等、様々な問題が指摘されている)大阪・関西万博開催に伴う中央線の輸送力増強、老朽化で引退する20系、他線に転用される24系の置き換えを目的に6両編成23本、計138両が新製導入されることとなっています。

誰もが驚かされた宇宙船のようなデザインはGMのチーフデザイナーやPorscheのシニアデザイナーを務めた後、イタリアのピニンファリーナ社に入社、フェラーリ・エンツォフェラーリ、マセラティ・クアトロポルテなどのカーデザインを担当、2006年に退社後は、自らデザイン会社を設立し、自動車、鉄道車両の他、家具、ロボットなどのデザインを行っている奥山清行氏(活動名義:Ken Okuyama)によるものです。
 同氏がこれまでデザインを担当した鉄道車両にはJR東日本の新幹線車両、E6系、E7系、W7系(JR西日本)、E8系、在来線車両では「とれいゆ」、E235系、E353系、E261系、TRAIN SUITE四季島、東京メトロ16000系、東武500系などがあります。

大阪メトロ400系は元々40000系となる予定でした。車体は前頭部も含め、アルミニウム合金製とし、トラス構造断面アルミダブルスキン構造と摩擦撹拌接合の採用で強度の強化が図られました。

主要諸元

最高運転速度 95 km/h
起動加速度 3.0 km/h/s
減速度(常用) 3.5 km/h/s
減速度(非常) 4.5 km/h/s
車体長 18,000 mm 18,200 mm(先頭車)
車体幅 2,880 mm
車体高 3,735 mm 3,745 mm(先頭車)
車体 アルミニウム合金
台車 モノリンク軸箱支持ボルスタレス台車 SS-191M・SS-191T(メトロ形式WS-400)
主電動機 かご形三相誘導電動機 EFO-K60
主電動機出力 140 kW
駆動方式 歯車可撓継手式中実軸平行カルダン駆動方式
歯車比 6.19=99/16
制御方式 ハイブリッドSiCモジュール適用IGBT素子VVVFインバータ制御
制御装置 日立製作所製VFI-HR2415M
制動装置 FBC回生併用電気指令式空気ブレーキ

400-40601-230829

400-40901-230829

400-40901-230829-3

2023/8/29 九条 400系第一編成 
車体番号は長田・学研登美ヶ丘側から、409,402,403,408,401,406となり、各形式の後ろに-01から編成番号が付加する方式となっています。2024年、第64回ローレル賞が授与されています。

9月5日に発表された情報によると、コスモスクエアから夢洲までの3.2kmの延伸区間は2025年1月19日に開業とのことです。

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