2026年7月22日 (水)

西武鉄道 西武狭山線のワンマン化、7000系の投入 part4 車両編 7000系 7106編成

2026年6月27日から狭山線に投入された元東急9000系由来の「サステナ車両」7000系、3編成目として6月29日から営業運転に入ったのが7106編成でした。

9000-9007-130119_202607210653012013/1/19 中延

元9007編成から改造された編成で1988年3月9日、第2次車として9000系中唯一、大井町線用の5連で竣工、入籍しました。2025年9月9日に除籍となり、長津田で改造を受け、2026年3月18日、9010編成とともに小手指に回送されました。2026年3月30日に武蔵丘車両検修場に自力回送で入場、5月22日には報道公開、6月6日の「西武・電車フェスタ2026 in 武蔵丘車両検修場」では改造中の9112編成とともにお披露目展示されました。

7000-7106-260711-6edit7000-7006-2607112026/7/11 西武球場前

7000-7106-260711 7000-7006-260711_202607210656017000-7006-260711-32026/7/11 西所沢

7000-7006-260712-2 2026/7/12 西所沢

9003編成と同時に甲種回送された9011編成が7110編成として7月21日に武蔵丘を出場し、池袋線内で試運転されたというニュースもありました(情報)。2026年度に東急から西武へ譲渡される9000系(4編成の予定)の動きも始まっており、7月14日から17日にかけて9002編成と9014編成が長津田から新秋津まで甲種回送、小手指に到着したそうです(情報)。さらに9014編成は小手指∼飯能間を101N系1241F、飯能∼武蔵丘間を263Fに牽引され、武蔵丘車両検修場に入場したとのことです(情報)。

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2026年7月21日 (火)

西武鉄道 西武狭山線のワンマン化、7000系の投入 part4 車両編 7000系 7104編成

西武7000系、7104編成は元東急9000系9005編成で2次車として1988年2月20日に竣工、入籍しています。9000系としては最も早く2025年2月に除籍となっており、東急テクノシステム長津田工場にて改造工事が施工され、2025年11月に9012編成とともに小手指基地に甲種回送され、12月に武蔵丘検修場に入場、2026年1月30日、検査とラッピングを終え、7104編成として出場しました。


9005-130113 2013/1/13 中目黒 9005F 東横線時代

9000-9005-1608262016/8/26 二子新地 大井町線時代 5連化され同線へ転属したのは2013年6月26日でした。

7000-7104-260715-edit2026/7/15 西武球場前

7000-7104-260715
7000-7004-260715
7000-7004-260715-42026/7/15 西所沢

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2026年7月20日 (月)

西武鉄道 西武狭山線のワンマン化、7000系の投入 part4 車両編 7000系 7102編成

西武鉄道における7000系といえば西武園遊園地の遊戯施設「おとぎ線」をAGTに転換する際に計画された車両に付与される筈だった系列番号で設計図、完成予想図も準備されていましたが、発注直前に8500系に変更となり、さらに1990年に新型特急車両の導入が計画された際にも7000系の系列番号が用意されましたが、1993年の導入時には10000系となり、7000,8000の系列番号は長らく空番となっていました。

2022年5月12日に発表された「2022年3月期 決算実績概況 および『西武グループ中期経営計画(2021~2023年度)』の進捗」で2030年度までに保有する全車両をVVVF化するために他社から中古のVVVF車両を導入することとし、当初は無塗装車体、VVVFインバーター制御車両としていましたが、無塗装という条件は取り下げられ、小田急から8000形(6連7本)、東急から9000系・9020系(4連、計60両)を2029年度までに導入すると発表されました。これが西武鉄道のサステナ車両です。

小田急の8000形は8261x6編成が2024年5月20日に小手指車両基地に甲種回送され、7月1日に武蔵丘車両検修場に入場、改造工事が実施され、2025年1月7日に出場、8000系という系列番号が付与され、8103編成として5月31日から国分寺線で営業運転に就きました

東急9000系に関しては2025年8月11日の記事で触れていますが東急電鉄初のVVVF制御方式の量産系列、初めてボルスタレス台車を履いた系列で軽量ステンレス鋼製の20m4扉車です。1985年度から1990年度にかけ8連14本、5連1本の計117両が製造され、当初8連は東横線、5連は大井町線に投入されました。晩年はすべて5連化され大井町線に集結しました。

2025年度には9003,9005,9007,9010,9011,9012の6本の編成が東急から西武譲渡されており、

←大井町 クハ9000 デハ9200 デハ9400 デハ9600 クハ9100 溝の口→  から 真ん中のデハ9400を抜き

←西所沢 クハ7000 モハ7900 モハ7200 クハ7100 西武球場前→ の4両 (東急東横線線と西武池袋線の線路の続きからは逆向き)となっています。

9005、9007編成は長津田で改造、それ以外の4編成は武蔵丘で改造を受けています。

8000系の場合と違い、7000系の改造はワンマン運転対応、側方カメラシステム(車載ホームモニタシステム)の搭載、半自動ドア制御の付加、制御装置(VVVFインバータ)、補助電源装置の更新と多岐に渡っています。側方カメラシステム(車載ホームモニタシステム)はJR東日本との技術協力で導入されたシステムでJR東日本では相模線のE131系にも導入されています(情報)。

9000-9103-1705062017/5/6 二子新地 東急時代の9003編成
9000系の2次車として1987年12月20日に竣工、入籍しています。2025年8月22日に東急テクノシステムに売却となり、除籍されました。

7000-7102-260713-edit2026/7/13 西武球場前

日中は1編成が振り子運行状態の狭山線
7000系の車端部の連結器は密着式小形自動連結器で西武の車両としては初の事例、中間部の永久連結器も同様

7000-7002-260713-22026/7/13 西所沢

7000-7902-260713-22026/7/13 7102編成の車号票 
9003編成と9011編成は2025年8月に未改造のまま、小手指基地に輸送、武蔵丘車両検修場で改造された筈ですが、車内の表記はこのようになっています。

7000-7902-2607132026/7/13 車内の様子 7102編成は9000系時代、2017年2月に床修繕を受けています。ドアの半自動SW以外は基本的に東急時代のままです。

7000-7902-260713-49000系の特徴であるこのシートが残されています。

7000-7002-260713-32026/7/13 西所沢

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2025年8月21日 (木)

東急電鉄の車両 池上線・多摩川線で活躍する7000系2代

東急7000系2代は池上線・多摩川線で活躍している老朽化した7700系や1000N'系置き換えのため5000系列(6次車)をベースに設計・開発された系列です。当初の計画では2011年度までに3両編成17本が導入され、7700系を置き換える予定でした。しかし2013年3月の東横線・東京メトロ日比谷線の相互直通運転の終了で1000系に大量の余剰が発生することになり、1000系を改造した1000系1500番台を池上線・多摩川線に投入することになり、2007年度、2008年度に導入された各2編成とその後に増備された3編成で2011年度末の在籍数は7編成21両に留まりました。
 その後、2017年度に2本、2018年度に6本が投入され現時点では15本45両の陣容となっています。

主要諸元

最高運転速度 85 km/h(池上線)80 km/h(東急多摩川線)
設計最高速度 120 km/h
起動加速度 3.3 km/h/s
減速度(常用) 3.5 km/h/s
減速度(非常) 4.5 km/h/s
編成定員 378(座席133)人
車両定員 先頭車122人 中間車134人
自重 26.8 - 34.1 t
編成重量 92.1 t
全長 18,100 mm(先頭車)18,000 mm(中間車)
車体長 17,700 mm(先頭車)17,500 mm(中間車)
全幅 2,800 mm
全高 4,050 mm
車体高 3,640 mm
台車 TS-1019B(電動台車)TS-1020C(付随台車)
主電動機 かご形三相誘導電動機 (TKM-99A)
主電動機出力 190 kW
駆動方式 TD継手式中実軸平行カルダン駆動方式
歯車比 87:14 (6.21) 118:19 (6.21)
編成出力 1,520 kW
制御方式 VVVFインバータ制御(IGBT素子)
制御装置 東芝→東芝インフラシステムズ製 (静止形インバータ一体型)
制動装置 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ、全電気ブレーキ、保安ブレーキ
保安装置 東急形ATS、ATC-P、TASC

オールステンレス車体で部材は5000系列と共通化が図られ、車体長は18m・片側3扉、前面形状は非常用貫通扉を運転室から見て右側にオフセット配置された流線型を採用していています。

70002_20250820085901

7301-1301272013/1/27 蒲田 7101F

7102-1401192014/1/19 雪谷 7102F

7000ii-7303-1605142016/5/14 蒲田 7103F

70007315-250820-212025/8/20 鵜の木 7115F 現時点でのラストナンバー

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2025年8月20日 (水)

東急電鉄の車両 池上線・多摩川線で活躍する1000系

東急1000系は9000系の設計をベースに東横線・地下鉄日比谷線相互直通運転用に8両編成8本(64両)、東横線・目蒲線兼用(1000N系)に4両編成4本(16両)、池上線用(1000N'系)に3両編成11本(33両)の計113両が1988年から1993年にかけ製造されました。

東横線に投入された8両編成は営団との乗り入れ協定から編成中の中間車はすべて電動車とし、6M2Tの高MT比でした。ただ、制御方式は1基で2両分の電動機を制御する1C8M方式としたため、編成内の制御装置の台数は9000系に較べて少なくコストダウンは図られていました。池上線用の3両編成は2M1T方式で各電動車に制御装置を搭載する1C4M仕様です。

製造は5次に渡ってなされ、
1次車 1988年度 1001F・1002F
2次車 1989年度 1003F∼1007F・1010F、1011F
3次車 1990年度 1008F・1012F、1013F        東横線・日比谷線
4次車 1991年度 1014F~1018F 目蒲線用1000N系
5次車 1992年度 1019F-1023Fの先頭車 1024F 池上線用1000N'系

2013年3月16日、東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転開始で東横線と日比谷線の相互直通運転が終了し、1000系の東横線での運用が終了しました。これに伴い、一部の編成は池上線・多摩川線に残る7700系などの置き換えのため、クハ1000形、デハ1200形、クハ1100形を、デハ1500形、デハ1600形、クハ1700形に改造し、2014年5月10日から営業運転に投入されました。クハ1000形の電動車化にあたってはデハ1250形の台車等が流用されました。

1000-1012-1605142016/5/14 石川台 池上線で活躍する1012F 

1000-1312-1604302016/4/30 蒲田に到着する1012F

元々は東横線、目蒲線の共通予備編成として1010F~1013Fの4編成が4連で製造、東横線では1010F+1011F,1012F+1013Fでペアを組んでいまた。その関係でデハ1312は貫通路を繋げて連結可能にするため、全面貫通路が中央に配置される形態となりました。

1013-250227

1312-2502272025/2/27 洗足池 1013F 「緑の電車」 初代3000系風 池上線活性化プロジェクト
両エンド共に貫通扉がセンターにあるタイプになっています。これは貫通扉の位置によって乗務員室の機器配置が異なるため、1つの編成における先頭車のタイプを揃えることで乗務員の操作ミスを防止するために取られた措置です。

1000-1317-1605142016/5/14 蒲田 1017F きになる電車 デハ3450形の旧東急標準ツートンカラー

1000-1705-160430-32016/4/30 蒲田 1505F 1500番台改造後の標準色

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2025年8月19日 (火)

東急電鉄の車両 大井町線急行用に投入された6020系 各停用5両編成も登場

2025年7月からは9000系や9020系の置き換え用として各停版の5両編成の6020系も登場しました。こちらに関しては2027年頃までに18本が導入される予定だそうです。番号は6050番台となっています。

7両編成は大井町~中央林間の直通運転を行っていますが、5両編成は原則、大井町~溝の口間となっています。

60205r
これまでに入線済みの6020系50番台各停用

6020-6152-250812-22025/8/12 旗の台 6152F

6020-6153-2508122025/8/12 旗の台 6153F

6000-6155-2508122025/8/12 旗の台 6155F

6020系50番台の増備で9000系や9020系がこの1~2年の間に淘汰されてゆくことになります。車種のバラエティの豊富な大井町線の姿を記録しておく時期かと感じています。



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2025年8月18日 (月)

東急電鉄の車両 大井町線急行用に投入された6020系 7両編成

 東急大井町線急行の輸送力増加を目途に2018年に2020系シリーズとして6020系が2本、7両編成で投入されました。これは田園都市線で2020系が営業運転を開始したのと同じ2018年3月28日のダイヤ改正からでした。

60207r

2018年3月から10月にかけてはオールロングシート編成で運用に就いていましたが、2018年10月から11月にかけにデュアルシートの新6321,新6322が新津総合車両所で竣工し、長津田に甲種回送されると早速編成組み換えが行われ、新旧のデハ6321・6322が入れ替わりました。このとき旧のデハ6321・6322は同じ時期に新津で竣工した2020系2026F、2027F9連に組み込まれ番号もそれぞれ2326・2327に改番されました。

6020-6721-2507082025/7/8 二子新地 6021F

6020-6722-2011062020/11/6 二子新地 6022F

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2025年8月14日 (木)

東急電鉄の車両 大井町線急行用に投入された6000系二代

大井町線は輸送力強化の一環として2008年3月28日からそれまでの5両編成に対して6両編成の急行列車を運行することになりました。そのために製造されたのが6000系二代でした。6両編成6本が投入されました。
東急の標準車両と位置付けられていた5000系をベースに設計されており、共通の部材を使用したオールステンレス車体です。特徴的な前面のフォルムは繊維強化プラスティック(FRP)製で正面から見て左側にオフセット配置で非常用貫通扉が装備されており、前照灯と尾灯は下部に縦一列に配置されています。

主要諸元

最高運転速度 95 km/h(大井町線)110 km/h(田園都市線)
設計最高速度 120 km/h
起動加速度 3.3 km/h/s
減速度(常用) 3.5 km/h/s
減速度(非常) 4.5 km/h/s
編成定員 878人(6両編成)
編成重量 178.8 t(6両編成)
全長 20,435 mm(先頭車)20,000 mm(中間車)
全幅 2,800 mm
全高 4,050 mm
車体 軽量ステンレス
台車 軸梁式ボルスタレス台車 TS-1019A(電動台車)TS-1020A(付随台車)
主電動機 かご形三相誘導電動機 TKM-99A
主電動機出力 190 kW
駆動方式 TD継手式中実軸平行カルダン駆動方式(6202号車のみWN継手)
歯車比 87:14(6.21)
編成出力 2,280 kW
制御方式 VVVFインバータ制御 (IGBT素子)
制御装置 東芝製 SVF065-A1(1C4M2群)SVF065-B1(1C4M1群)SVF065-B2(増結車)
制動装置 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ・全電気ブレーキ
保安装置 ATC-P

60006
6000系2代 登場時の6連編成表

2017年下半期から大井町線の急行は7連化することになり、2017年8月29日から30日にかけ総合車両製作所横浜事業所からデハ6300形6両が甲種回送され、同年11月4日から7両編成での営業運転が始まりました。

2019年度から6020系に続き、6000系2編成にもQseatの組み込みが行われることになり、デュアルシート仕様のデハ6300形が製造され、6101F,6102Fに組み込まれました。これにより余剰となったロングシート仕様のデハ6301,6302は総合車両製作所横浜事業所へ輸送されたのち、2021年にデハ5489・5490として改造され5080系に編入、新造車とともに目黒線8両化に使用されました。

60007qseat
7連化され、さらに6101F,6102FにQseatが組み込まれてからの編成表

6000-6601-1612232016/12/23 二子新地 6連時代の6101F

6000-6701-201106-212020/11/6 二子新地 7連化され3号車がデュアルシート車に置き換えられた6101F

6000-6602-1705062017/5/6 あざみ野 6102F 6連時代

6000-6703-2507082025/7/8 二子新地  7連化された6103F シートはすべてロングシート

6000-6104-160826-212016/8/26 二子新地 6連時代の6104F

6000-6705-2506172025/6/17 二子新地 7連化された6105F

6606-1502142015/2/14 溝の口 6連時代の6106F

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2025年8月13日 (水)

東急電鉄の車両 大井町線に転属した8500系

1969年から建設が始まった新玉川線用車両として地下線火災対策基準「A - A基準」を満たした8000系が増備されましたが、渋谷から先の地下鉄半蔵門線との直通運転用として東急・帝都高速度交通営団(現・東京地下鉄)共通の車両規格が作成され、この基準に合致する車両として路線識別用の赤帯の貼り付け・機器取扱の変更、および電動車比率の向上による先頭車の電動車化などのマイナーチェンジが施された車両が8500系でした。8500系は初期には4連、5連、6連、7連、8連などで活躍した時期もありますが、最終的(5000系投入直前)には田園都市線・半蔵門線・東武伊勢崎・日光線相互直通運転用として8601Fから8637F,8642Fの10連38本と8638Fから8641Fまでの5連4本体制となりました。

850010
8500系 10連編成表

2002年5月2日から2003年2月21日にかけて新型車両の5000系が投入されることとなると8601F,8602Fが運用を離脱、さらに5連2本で10連化していた8638F+8639Fと8640F+8641Fが5連に分割され大井町線に転属となりました。

8500-5
8500系 5連編成表

8500-8538-130119_202508120859012013/1/19 中延 8638F

8500-8539-161223-212016/12/23 二子新地 8639F

8500-8540-1502142015/2/14 溝の口 8640F

8500-8641-9008-1605142016/5/14 旗の台 8640F

8500系の一部の編成,8637Fなどは営業運転終了後も長津田検車区において保存され、この7月には自走も確認されていますが、大井町線で活躍した4編成に関しては2018年11月に8639F,2019年1月に8640F,2月に8641F,4月に8638Fとすべての編成が廃車となっています。

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2025年8月12日 (火)

東急電鉄の車両 地下鉄半蔵門線乗り入れ用2000系が5連化、大井町線に転属となった9020系

7月17日の記事で触れたように田園都市線から半蔵門線押上までの乗り入れ用に9000系をベースに10連3本が製造されたのが2000系でした。その2000系のうち2003Fは元来、付随車を除く8両が1993年2月3日に落成、東横線で活躍した後、同年11月17日にサハ2703とサハ2803が落成、田園都市線に転用されました。

2000_20250811204501

それから20数年の月日が流れ、2000系も機器の更新、内装のリニューアルの時期を迎えました。まず、2003Fの付随車を除く8両が長津田車両工場に2017年5月に入場、2018年3月までに
・VVVFインバータ制御装置をGTO素子による日立製作所のVFG-HR1820DからSiC-MOSFET素子を用いた三菱電機製に換装。1C8M制御から1C4M2群制御に変更。
・主電動機を出力175 kW全閉形の三相誘導電動機に変更
・ブレーキ受量器の改修
・19芯ジャンパ栓設置
・パンタグラフのシングルアーム化、下り方に増設
・空調装置の換装
・車外スピーカーの換装
・火災対策実施
・各号車にフリースペースを設置
・7人掛け座席中央の仕切を撤去し、カーブを描く握り棒を新設
・化粧板・床敷物・カーテン・座席モケットの変更
・沓摺に黄色の警戒帯を貼付                  といった改修が施工されました。

2003f59020

2003Fは2018年9月に再入場し、8連から上り方先頭車と下り方4両が残され、クハ2000形にBATT、クハ2100形にCPが新たに搭載され大井町線用5連となりました。2019年2月1日、2000系としての大井町線での運用は終了し、長津田工場に入場し、9020系に改造されました。

一方、2002Fは両先頭車とM1(デハ2202、デハ2302,デハ2402)に2003Fと同様の改造を施し、M1は3両とも単独デハのMに変更、デハ2302とデハ2402を抜いた上で元2003Fのデハ2253・デハ2203を組み込み9022Fとしました。2001Fは先頭車のみを改造、元2002Fのデハ2402,元2003Fのデハ2353・デハ2303を組み込み,9021Fとしました。改造済みの2003Fもデハ2303を抜きデハ2302を組み込んで9023Fとしました。余剰となった中間車15両はいずれも廃車・解体されました。

9020-9121-250617-212025/6/17 二子新地 9021F

9020-9122-2507082025/7/8 二子新地 9022F

9020-9123-250708-212025/7/8 二子新地 9023F

9000系の地下鉄乗り入れ版として登場した2000系、最後は9000系一族と同じ大井町線で5連化され活躍していますが、廃車の時期が迫っており、次の職場は西武鉄道の支線となるようです。

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