2021年12月10日 (金)

東急電鉄 2020系

田園都市線から東京メトロ半蔵門線に乗り入れ、東武伊勢崎・日光線を走る東急の新形式として2018年3月28日から営業運転を開始したのが2020系です。2020という系列番号は2020年に開催予定だった東京オリンピック・パラリンピック、2022年が東急創業100年を迎えることに因んでいるそうです。なお、大井町線向けの6020系、目黒線向けの3020系も2020系グループに属します。

2020-2023-201029
2020-2123-201029-4 2020/10/29 西新井 2123F

曲線的デザインの監修は東急線沿線の商業施設のデザインなどを手がけている 丹青社が担当、 沿線の街や駅との親和性を高め、利用者に親しみを持ってもらうとともに、「これまでにない新しさを感じていただけるような外観、車内空間」を目指しており、コンセプトカラーに「INCUBATION WHITE」(美しい時代へ孵化していく色)を使用しました。車体は総合車両製作所のステンレス車のブランドsustinaで、レーザー溶接が積極的に活用され水密性に優れたものとなっています。前面はERP製で黒をメインにインキューベーション・ホワイトに田園都市線のラインカラーの緑が入っています。

10両編成5M5TでSiC炭化ケイ素素子のVVVFインバーターを各電動車に1台搭載しています。JR東日本のE235系をベースにしており、製造は総合車両製作所横浜事業所と総合車両製作所新津事業所が担当、新津事業所での製造は東急電鉄の車両としては初となりました。

主要諸元
設計最高速度 120 km/h
起動加速度 3.3 km/h/s
減速度(常用) 4.0 km/h/s
減速度(非常) 4.5 km/h/s
全長 先頭車:20,470 mm 中間車:20,000 mm
全幅 2,826 mm(側灯幅)
車体幅 2,788 mm
全高 4,046 mm
車体高 3,620 mm
床面高さ 1,130 mm
車体 軽量ステンレス(sustina)
台車 軸梁式ボルスタレス台車 TS-1041(動台車) TS-1042・TS-1042A(付随台車)
固定軸距 2,100 mm
主電動機 かご形三相誘導電動機 全閉外扇形 TKM-18(東芝形式SEA-446)
主電動機出力 140 kW
駆動方式 WNドライブ
歯車比 99:14 (7.07)
制御方式 MOSFET-VVVF(フルSiC)
制御装置 三菱電機製 MAP-144-15V317
制動装置 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ (HRDA-2) 全電気ブレーキ
保安装置 ATC-P(東武形ATS内臓)

2020-2029-201106
2020-2029-211207 2021/12/7 二子新地 2029F
現時点で2121Fから2148Fまで10両編成28本が製造されています。このうち、2126Fと2127Fの3号車、2326,2327は6020系のデハ6321、6322からの編入車です。2121Fから2129Fまでは4,5,8号車のドア間が7人掛けでしたが、2130F以降の編成は6人掛けとなり、ドア横のスペースが広がりました。

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2021年8月12日 (木)

秩父鉄道の車両たち その16 電車 7800系 近影

7500系同様、東急ステンレスカー8090系から、改造された2両編成版として7800系4編成が在籍することは7月23日記事で触れました。今回はその近影です。

撮影していて気付いたことですが、7500系は三峰口方からデハ7500~デハ7600~クハ7700といっ形式番号構成になっていますが、7800系の場合はクハ7900~デハ7800と数字的には少なくなっている点が異なります。

7800-7801-210731-2 2021/7/31 武川 7801編成

7800-7901-210731-2 2021/7/31 秩父 7801編成
同編成には「俳句展示列車」のHMが掲げられておりました。8月6日には撤去されていましたが。
秩父駅は三峰口方面の下り列車が島式ホームの右側の線に入線します。右側通行方式を採っています。

7800-7802-210731 2021/7/31 寄居 7802編成

7800-7902-210806 2021/8/6 親鼻 7802編成 親鼻駅は上下ホームがこのように互い違いになっています。

7800-7803-210731-2
7800-7903-210731 2021/7/31 寄居 7803編成

7804-160409-21 2016/4/9 羽生 7804編成

7800-7904-181203 2018/12/3 寄居~桜沢 7804編成
7804編成に関しては、入場中なのか7/31、8/6両日とも遭遇しませんでした。

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2021年8月11日 (水)

秩父鉄道の車両たち その15 電車 7500系 のカラーバリエーション

この夏の秩父鉄道、再訪で撮影した現在活躍中の車両、7500系の写真を今回は紹介いたします。東急ステンレスカーの8090系を譲受し、3両編成7本が活躍中の7500系です。

7500-7501-210806 2021/8/6 影森~浦山口 7501編成
漫画のキャラクターに関しては不案内ですが。今年4月3日より、「超平和バスターズトレイン」となっています。

7500-7702-210731 2021/7/31 上長瀞~親鼻 7502編成
2014年9月23日よりラッピング車両「秩父ジオパークトレイン」として運転されています。

7500-7504-210731 2021/7/31 明戸~武川 7504編成

7500-7505-210806-2 2021/8/6 寄居 7505編成 
2015年12月20よりラッピング車両「秩父三社トレイン」として運転されています。

7500-7706-210806 2021/8/6 長瀞~上長瀞 7506編成

7500-7507-210731 2021/7/21 上長瀞 7507編成
2019年11月2日よりラッピング車両「彩色兼備」として運転されています。

7編成のうち、7504と7506が標準色、それ以外がラッピングとなっています。7503編成は入場中だったのか、7月31日、8月6日ともに遭遇しませんでした。
三峰口方先頭車は電動車化され、中間車はパンタグラフがシングルアーム式から菱形になり、増設されました。そのために冷房装置が1基撤去されています。車内は車椅子スペース、ドアチャイムと開閉表示灯、客用扉用の開閉ボタン、LED式車内案内表示装置の設置、貫通路開き扉の追加(デハ7600形)などの改造が施工されました。

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2021年8月10日 (火)

秩父鉄道の車両たち その14 電車 7000系

今回の秩父鉄道の車両シリーズを始めるにあたり、東急8500系を譲受した7000系に関しては以前の長野電鉄記事で紹介したので割愛しましたが、その後の訪問で新たな写真も撮影したので、再度紹介致します。

以前の記事で紹介したように
8500系8両
デハ8509、8609
デハ8709、8809、8745、8830
サハ8950、8926       が譲渡され、
デハ8509-サハ8950-デハ8609 の3連が デハ7001-サハ7101-デハ7201 (M1c-T-M2c)
デハ8709-サハ8926-デハ8809 の3連は両端を先頭車に改造し、デハ7002-サハ7102-デハ7202 としました。

と8両の種車から3両編成が2編成、デハ8745・8830の2両は部品供給車となりました。7001編成はオリジナルの先頭車、7002編成は改造先頭車であり、遠目に見れば違いはありませんが、貫通扉のあるなし、渡し板のあるなしなど、細かい点の差異は見出せます。

主要諸元
最高運転速度 80(85) km/h
設計最高速度 120 km/h
起動加速度 2.5 km/h/s
減速度(常用) 3.5 km/h/s
減速度(非常) 4.5 km/h/s
車両定員 先頭車136人(座席48人)
中間車151人(座席51人)
全長 20,000 mm
全幅 2,800 mm
全高 4,115 mm
台車 ペデスタル+軸ばね方式空気ばね台車 TS-807形・ TS-815形
主電動機 直流複巻電動機 TKM-69形 130kW
駆動方式 中空軸平行カルダン駆動方式
歯車比 85:16 (5.31)
制御装置 界磁チョッパ制御
制動装置 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ
保安装置 秩父鉄道形ATS装置

7000-7001-210731
7000-7201-210731-2 2021/7/31 野上 7001編成は貫通扉が残されています。

7000-7202-210731

7000-7002-210731

2021/7/31 武川 
7002編成は改造先頭車で7001や7201と似たスタイルですがどこかノぺっとした感があります。運転席側の表示窓もありません。
デハ7200形にパンタグラフを搭載したため、冷房装置は1基撤去され、冷房能力はサハ7100形(元・サハ8900形)およびデハ7000形(元・デハ8500形、デハ8700形)の36,000kcal/hに対して27,000kcal/hに減少しました。

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2021年4月13日 (火)

2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 107  軽井沢駅に保存される車両たち その1 草軽電気鉄道デキ12形電機

軽井沢駅にはアプト式時代、EF63形時代に活躍した歴史的車両の他、当駅(正しくは新軽井沢駅)から草津温泉駅までを結んでいた草津軽便鉄道→草津電気鉄道→草軽電気鉄道の電機デキ12形13号が保存されています。

12-180902-2
12-1809022018/9/2 軽井沢駅前

草軽軽便鉄道1913年11月25日、新軽井沢から着工去れ、1915年7月22日、小瀬まで開通しました。1917年7月19日、吾妻まで延伸、1919年11月7日、嬬恋まで延伸、1924年2月5日、社名を草津電機鉄道に変更、11月1日には新軽井沢~嬬恋間が電化されました。1926年8月15日、草津前口まで延伸、9月19日、草津温泉まで到達し,全線開業となりました。1939年4月28日、社名を草軽電気鉄道と変更しました。

路線データ
路線距離(営業キロ):新軽井沢 - 草津温泉間 55.5km 所要時間2時間半から3時間
軌間:762mm
駅数:21駅(起終点駅含む。路線廃止時点)
複線区間:なし(全線単線)
電化区間:全線(直流600V)
建設費用を抑えるため、急曲線やスイッチバックが多く、線路規格は低く、山岳路線でありながらトンネルはひとつもありませんでした。

1935年に渋川~草津間に国鉄バス路線が開通し、バスの車体の大型化もあり、草軽の輸送力の低さが露呈、1945年には国鉄長野原線が開業し、長野原から草津温泉までは国鉄バスが連携輸送しました。1947年には政府補助金制度が廃止となり、1949年9月1日の台風災害、1950年8月4日の台風による吾妻川、橋梁の流出、さらに1959年8月14日の台風による再度の吾妻川橋梁の流出で嬬恋 - 上州三原間は部分廃止に,1960年4月25日、新軽井沢 - 上州三原間廃止,残った上州三原 - 草津温泉間も1962年2月1日に廃止となり、全線廃止となりました。

私も両親が遺した別荘が北軽井沢の北8km程の長野原町応桑にあり、かつて草軽電気鉄道が走っていたと思われる場所には何度か行ってますが、中軽井沢から鬼押し出し、北軽井沢、羽根尾に146号線を北上しても1時間程度であることを考えると草軽電気鉄道の速度はかなり低かったなと感じます。

車両は電気機関車デキ12形、電車モハ100形、客車ホハ10形、ホハ15形、ホハ21形,ホハ23形、ホハ30形、サマーオープンカーとして白樺1号、あさま1号/2号,貨車コワフ30形、コワフ100形、ト1形、ト22形、ト28形、チト58形、ホト100形、ホト110形が1960年の部分廃止時に在籍していました。

これらのうちデキ12形デキ13号とモハ105、コワフ104が保存されましたが、モハ105は長岡市で2002年に解体されました。デキ13は軽井沢駅前北口に、コワフ104は旧草軽電鉄車庫跡(草軽交通本社整備工場敷地内)に保存されています。

12-180902_20210411082901 デキ13本体の横には車輪も保存されています。

12-180902_20210411083001デキ12形電機は1920年米国ジェフリー社製で信越電力(のち東京電燈)が発電所建設工事用として使用したものを電化の際に譲り受けました。1924年11月の電化時に6両が使用され、1924年度中に3両を追加、1935年3月にデキ21、1937年にデキ22が追加されました。番号変更でデキ21はデキ50に、車体も背の高い凸形車体へ改造されました。デキ22はデキ21に番号変更されました。1939年3月にデキ22-24が増備されました。
当初は屋根のないオープンキャブだった運転台を密閉型へ改装し、先輪と従輪及び朝顔型連結器を設置し、集電装置を車体中央の門型の台に設置したトロリーポールから、運転台上に設置した高く張り上げた独特の形状のパンタグラフに交換して、L字型の車体となりました。後に電気ブレーキの追加とそれに伴う機械室天板の嵩上げ及び側面全周に渡る通風口の設置、機械室の左右に一段張り出すような形状の安定用の死重を追加といった改造が施されました。1959年にデキ14が老朽化で廃車されましたが、残りは全て廃線時まで使用されました。凸形車体に改造されたデキ50形 (50) は、1947年に栃尾電鉄(後の越後交通栃尾線)に譲渡されました。

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2021年3月31日 (水)

2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 99 上田電鉄1000系電車

昨日の記事では2008年から上田電鉄に投入された元東急1000系の中間車を改造した6000系を紹介しました。中間車からの改造だけあって、我々が東急1000系に対して持っているイメージからはかなりかけ離れたスタイルの車両でした。


1001-180902 2018/9/2 下之郷車両基地で休む1001F 東急時代の赤帯スタイル

それに対して今回紹介するのは東急1000系の先頭車両からの改造車で上田電鉄においても1000系を名乗る車両です。2両編成4本が導入され、種車は
デハ1315・クハ1015 1991年9月製造
デハ1318・クハ1018 1991年10月製造
デハ1314・クハ1014 1991年9月製造
デハ1316・クハ1016 1991年10月製造 です。

1102-180902 下之郷駅に進入する1002F 原田泰治デザインのラッピング電車「自然と友だち1号」白を基調としたデザイン

これらは元々、目蒲線用に投入された1000N'系と言われるグループで、
クハ1000+デハ1200+デハ1200+デハ1310 の4両編成でした。2008年に新7000系が投入されたことで1月までに1015F・1018F、7月に1014F・1016Fが運用から離脱し、中間の2両は廃車され、両先頭2両が東急テクノシステムで改造の上、譲渡されました。


1103-180902 下之郷 1003F 同じく原田デザインのラッピング電車「自然と友だち2号」黒を基調としたデザイン
1004Fは撮影していませんが、2015年3月28日より、7200系7253Fと同じ「まるまどりーむ号Mimaki」となりました。インクジェットプリンターメーカーのMimakiが協賛しています。

改造にあたって
・デハ1000形の運転台寄りにパンタグラフを増設、2基搭載・既設パンタのシングルアーム化
・客用扉外側に取っ手を追加
・連結面に転落防止幌を設置
・行先表示幕を上田電鉄仕様のものを追加で設置
・車内暖房の強化
・運転室への地方型ワンマン運転対応設備の追加
・運転室背面に液晶ディスプレイ式案内表示器(運賃表示器併用)・運賃箱・整理券発行機を新設
・種別表示幕に「ワンマン」表示を追加
・クハ1100形に車椅子スペースを新設
・優先席付近のつり革をオレンジ色から白色に変更
・ATS関連機器の交換      といった工事が施工されました。


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2021年3月30日 (火)

2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 98 上田電鉄6000系電車

2018年晩夏、信州保存車両巡りの旅、上田からは上田電鉄別所線に乗車、別所温泉まで往復しました。
別所線は先日の記事で紹介しましたが、別所温泉への湯治客を輸送するために上田温泉電軌が1921年に開通させた路線で、三好町(現在の城下)~上田原間が青木線、上田原~別所(現在の別所温泉)間が川西線でした。1924年に上田駅まで乗り入れました。

6001-180902
6001-180902_20210329144001
2018/9/2 上田駅

現在の上田~別所温泉間は営業キロ11.6km、軌間は1067mm、駅数15、全線単線、自動閉塞方式、交換可能駅は城下、上田原、下之郷の3駅です。2019年10月13日の台風19号で千曲川鉄橋が落下し、上田~城下間が不通になっていましたが、2021年3月28日に運行か再開されました。

6001-180902-3
2018年9月2日、上田駅で待っていたのは6000系デハ6001-クハ6101編成でした。

上田電鉄では750V時代にモハ5250形「丸窓電車」をはじめ買収国電の改造車、長野電鉄からの譲受車など雑多な車種が使用されており、電動車の制御方式が統一されておらず、合理的な保守が難しく、かつ経年車が多く、交換部品の入手も難しい状態でした。1986年10月1日、東急電鉄の助言を受け、架線電圧を1500Vに昇圧し、東急から譲渡された5000系 デハ5001 - 5004・クハ5051 - 5054・5200系デハ5201・クハ5251の営業運転を開始し、従来からの車両は全て廃車にしました。これらの車両が老朽化した1993年からは7200系モハ7251-クハ7551~モハ7255-クハ7555の10両を譲受し、長野県下初の冷房編成として走らせました。しかし、7200系の老朽化も進み、2008年から東急1000系への置き換えが進められ、2018年5月、すべての編成が引退となりました。

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6001-180902_20210329144102
真田の六文銭をモチーフにしたデザイン

東急1000系は1988年12月26日に営業運転を開始した系列で9000系の設計を基本に18m級3扉車として7000系の後継として東横線から日比谷線乗り入れ車両、若しくは池上線の7200系の代替車両として、8連8本、4連4本(東横・目蒲線兼用)、3連11本の113両が製造されました。

6001-180902_20210329144301 車内の様子は東急時代とあまり変わらない

6101-1809026101-180902_20210329144401
顔は中間車からの改造のため、1000系とは大きく異なっています。左:上田駅 右:下之郷駅

上田電鉄には運転台付きの車両が1000系、中間車に運転台を取り付け改造した車両を6000系として譲渡されました。6000系は1005Fの中間車2両が改造種車で、1991年10月製造のデハ1305・デハ1255が2015年3月にデハ6001-クハ6101に改造されました。

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2021年3月26日 (金)

2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 97 上田駅と上田電鉄

テクノさかき駅から軽井沢行きのしなの鉄道の電車に乗車、約8分で上田駅に到着します。

180902_20210325191001 2018/9/2

180902_20210325191101 観光情緒たっぷりのしなの鉄道上田駅入り口

上田駅はJR東日本北陸新幹線、しなの鉄道、上田電鉄別所線の3路線が乗り入れる駅ですが、1888年8月15日、官設鉄道が長野駅~当駅間を開通させた際に終着駅として開業しました。その後、官設鉄道は同年12月1日には軽井沢駅まで延伸しました。1909年10月12日国有鉄道線路名制定で高崎~新潟間は信越線と命名されました。1914年6月1日には同区間は信越本線と改称されました。

180902_20210325191201 こちらは上田電鉄の入り口 1998年3月29日の高架化でそれまでの共用改札方式から独立方式となりました。

一方、当駅を起点とする上田電鉄別所線は1916年9月17日に創立した丸子鉄道株式会社1920年1月5日に設立された株式会社上田温泉軌道1943年10月21日に合併し成立した会社で、1921年6月17日温電青木線(三好町~青木間)、川西線(上田原~信濃別所間)が開業、1924年8月千曲川鉄橋の完成で上田駅に乗り入れるようになりました。一方、丸子鉄道は1918年11月21日、大屋~丸子間、1925年8月1日には上田東~大屋間が開業していました。

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上田駅居酒屋も鉄道ファン向けのラッピング電車運行予定の公表も経営努力の一環です。

上田温泉軌道はその名の通り、当初は軌道法による会社でしたが1939年3月19日、地方鉄道法に準拠する鉄道に変更し、会社名も株式会社上田電鉄となりました。1943年の合併で上田丸子電鉄株式会社となり、バス路線の拡大も進めましたが、1958年11月4日、東急の系列会社となり、1969年5月31日には上田交通株式会社、2005年10月3日には鉄道部門が上田電鉄株式会社として独立しました。

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1997年10月1日の北陸新幹線長野開業で上田駅は高架化されましたが、上田電鉄の上田駅も1998年3月29日高架化され、丸窓電車にちなんでこんな窓が設置されました。


現有路線は上田~別所温泉間の別所線のみで、かつて存在した軌道線の青木線(上田~青木間)は1938年7月25日に廃止、下之郷と西丸子を結んでいた鉄道路線の西丸子線1963年11月1日に廃止、上田東駅から丸子町間を結んでいた鉄道路線丸子線1969年4月20日に廃止、上田駅の反対側の電鉄上田駅から真田駅、本原駅で分岐して傍陽(そえひ)駅を結んでいた鉄道路線の真田傍陽線は1972年2月20日に廃止されました。

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別所線も1970年代になると乗客減で廃止・バス代替案が提示されますが、沿線住民の反対運動と国・県・市からの補助金で廃止を何とか免れます、しかし1980年代にも経営危機が襲い、東急の肩入れ、7200系の導入やワンマン運転方式の導入、施設の改善で何とか持ちこたえました。2000年代以降も経営は苦しい状態が続きますが「別所線再生支援協議会」を中心とする存続支援及び利用促進運動が功を結び、自治体からの補助もあり、持ちこたえてきました。しかし、2019年10月13日に長野県地方を襲った令和元年東日本台風(台風19号)では千曲川橋梁が崩落し、別所線は全線運休となり、上田~城下間は長期不通に追い込まれました。鉄橋の組立工事、線路の敷設工事が完了し、運転再開は2021年3月28日となりました。

180902_20210325193601 乗車券はこういった「お得なきっぷ」を購入しました。

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2020年12月15日 (火)

2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 57 東急8000系・8500系、長野電鉄以外に譲渡された車両 秩父鉄道編

東急8500系は秩父鉄道株式会社にも譲渡され、同社の7000系となっています。

7000-7001-100425 2010/4/25 熊谷

7000-7201-100425
2010/4/25 羽生

1986年から1989年にかけて国鉄101系を導入した1000系の老朽化、置き換えのため導入されたもので、8500系8両
デハ8509、8609
デハ8709、8809、8745、8830
サハ8950、8926       が譲渡され、
デハ8509-サハ8950-デハ8609 の3連が デハ7001-サハ7101-デハ7201 (M1c-T-M2c)
デハ8709-サハ8926-デハ8809 の3連は両端を先頭車に改造し、デハ7002-サハ7102-デハ7202 としました。
デハ8745・8830の2両は部品供給車でした。

第2編成の先頭車も貫通路はないものの、オリジナルの先頭車と同様の形状となりました。

7000-7201-130928-2 2013/9/28 熊谷

2009年3月26日から営業運転が開始され、秩父鉄道としては最初の界磁チョッパ制御方式の車両となりました。東急の方針変更で7000系は2編成となり、以降の譲渡は東急8090系による7500・7800系となりました。

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2020年12月14日 (月)

2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 56 東急8000系・8500系、長野電鉄以外に譲渡された車両 伊豆急行編

先日の記事にも記述しましたが、東急8500系は長野電鉄の他、伊豆急行、秩父鉄道、インドネシアのPT. Kereta Api、PT Kereta Commuter Indonesiaにも譲渡されました。

8005-t5-070304-2 2007/3/4 熱海 伊豆急8000系 4+2両編成の時代 T5 8005

8252-t12-070304_20201213084101 同 T12編成 8252

伊豆急行の場合、1990年代後半になると1961年12月の開業時から運用されてきた100系の老朽化が進み、その取替が検討されました。最初に候補に挙がったのは親会社の東急8000系でした。しかし東急でもその当時は8000系を廃車にする予定はなく、当面のつなぎ役として導入されたのがJR東日本の113系、115系200系として導入されました。2004年に漸く8000系が導入され、200系と2100系リゾート21」2編成が置き換えられました。2005年度には8500系デハ8700形が1両導入されました。伊豆急ではデハをクモハ・モハにして形式名等は8000のままにしています。

8000_20201213073401
導入時の8000系/8500系編成 4x7+2x6=40両
T1~T7は4両編成で 熱海・以東←クハ8000ーモハ8200ーモハ8100ークハ8000→伊豆急下田 で熱海よりクハ8000形(8011~)にはSIVを搭載、伊豆急下田よりのクハ8000(8001~)にはCPが搭載されています。モハ8100とモハ8200はユニットを組み、前車がM1、後車がM2で主制御器とパンタはM1に、M2にはCP、SIV、パンタが搭載されています。モハ8200形にはトイレが設置されました。
T11~T16は2両編成でT11編成のみクハ8050形8051が存在しましたが、空転・滑走の多発で電装化され、クモハ8250形に改造されました。T12編成以降はCM1-CM2化され、クモハ8250ークモハ8150となりました。

T12編成のデハ8723(→8152)が唯一、8500系由来の車両です。8049と8723で2両編成化の試作車が2004年11月に先行改造されました。

80003
青背景はトランバカテル 2012/4/27まで

2008年度にさらに5両導入され、既存の4両、2両編成が分割され、3両編成が15編成組成されました。
A編成:TA1~  4両編成の熱海側2両と2両編成の伊豆急下田より1両から組成された3両編成 クハ8000ーモハ8200*ークモハ8150
B編成:TB1~  4両編成の伊豆急下田より2両と2両編成の熱海より1両から組成された3両編成 クモハ8250ーモハ8100ークハ8000*
(*)はトイレ付き車両


8151-090813

8251-090813-3
2009/8/13 熱海 トランバカテルラッピング編成 3+3化後

8002-170318 2017/3/18 伊東 TB2編成

8013-170318-2 2017/3/18 宇佐見 TA3編成

8152-170318 2017/3/18 伊東 TA7編成 クモハ8152は唯一の東急8500系由来




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