湘南モノレールの旅 part12
湘南モノレールの旅、大船から約15分で終点、湘南江の島に到着します。
この駅の5階には「ルーフテラス」と名付けられた展望台があり、富士山の眺めが綺麗です。 2023/12/29 湘南江の島駅の展望台「ルーフテラス」から見た富士山
駅から歩いて僅かの場所には江ノ電の江ノ島駅があり、
2023/12/29 江ノ島 1200形1201F 我が国の1067mm軌間の鉄道線では最後となった新造吊り掛け車
さらに商店街を南に下ると江ノ島の入口に到着します。
地図をよく見ると 江の島の表記も「江の島」と書かれているものと「江ノ島」と書かれているものが混在していることがわかります。
小田急の片瀬江ノ島駅駅舎
1999年の鉄道記念日に関東の駅百選にも選ばれたユニークな駅舎は1929年4月1日に大野信号所(現、相模大野駅)~片瀬江ノ島駅間が開業した際に造られました。ただ免許を申請した時点では江ノ島電気鉄道の藤沢~江ノ島~鎌倉(当時は小町)間や大船~江ノ島~茅ケ崎間の建設計画(免許は東海土地電機株域会社に)があり、当駅付近で交差するため予定線が開業した際には撤去するという条件付きの仮設線、仮設駅として建設されました。ただ、江ノ島電気鉄道の大船~茅ケ崎線の免許失効期限が迫っていたことや資金力がないことが明らかだったため、実際は本設物として建設されました。2017年には駅前の都市計画道路の拡張と2020年開催予定の東京オリンピックに合わせ駅舎の建て替えが決まり、2020年7月30日に竣工しました。
龍口寺前のカーブを行く20形
江ノ島一帯を観光した後、再び湘南モノレールで大船に向かいましたが、帰りは湘南深沢駅で途中下車し鎌倉市梶原にある深沢車庫を見学しました。
湘南深沢~西鎌倉間の深沢車庫出入庫線分岐部
出入庫線の先に深沢車庫があります。
車庫は1階が事務所、運転指令室、2階が車体点検場、3,4階が車両屋上機器と台車の点検修理場 懸垂式のため、機器や台車は「下」ではなく「上」にあります。
入庫中の5000系 5603Fと5613F
3800坪の農地を買収し、1970年1月15日に完成した車庫は7編成の留置、洗浄、検査業務を行う施設となっています。湘南深沢駅の北西側から出入庫線が分岐しています。留置スペースは18両分なので1編成は本線上の終端駅での夜間滞泊となっているのでしょう。 軌道や電機関連設備の検査を行う工作車 東京モノレールでは黄色ですが、こちらはオレンジの塗装
敷地内には2016年に引退した500形551編成のカットモデルが展示されていました。
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