2022年11月 9日 (水)

2022年夏 名古屋遠征 再び、近鉄名古屋駅に戻って撮影

米野駅から再び、近鉄名古屋駅に戻り、駅構内を散策しました。

Dsc00448_20221108092601 2022/8/2 駅名標

この駅の開業は1938年6月26日、米野駅同様、桑名から関西急行電鉄線が延伸した際のターミナル駅(関急名古屋駅)としての開業でした。開業当時から地下駅で、本来は名古屋鉄道の新名古屋駅と同時に開業予定のはずでしたが、名鉄側の工事の遅れから、地下出入口は仮設の状態での開業となりました。当初は予算の関係から1面1線の計画でしたが、将来の発展を考慮し、3面3線での開業となりました。戦後の輸送量増加に対処するため1967年には4面5線への拡幅改良工事が行われ、同年12月1日に完成しました。

Dsc00446
4面5線のホームのうち、1,2,3番線は普通、準急、急行が発着し、編成両数も各々、4,5,6両となっています。4,5番線は特急発着用で最長8両となっています。

Dsc00437

Dsc00439 4番線で出発を待つ、30000系VistaEX編成
列車の発着はパターン化されており、名古屋発の特急時刻表(例えばこちら)によれば、
、「ひのとり」は朝7時から夜9時まで毎時00分発、毎時10分発に鳥羽、賢島方面、毎時30分に難波行乙特急、毎時50分に宇治山田、鳥羽方面といった傾向

Dsc00447 1248F 1233系
急行は毎時01,21,41に松坂、五十鈴川、伊勢中川
準急は毎時06、26に四日市
Dsc00451_202211080947012800系 2802F 3連
普通は毎時11,31、51に富吉、津新町、伊勢中川 といった傾向

この駅を最初に訪れたのは1975年1月2日、大学1年の冬休み、大垣行きに乗り、名古屋撮影旅行を敢行した時で、その時の様子は拙blog2012年11月2日の記事にありますが、車両は代われど駅の構造は同じですね。

Dsc00450 近鉄名古屋駅と名鉄名古屋駅を結ぶ連絡改札口

これまでJR在来線、新幹線との連絡通路は何度か使ったことがありましたが、頭端式ホームの右手にこんな通路があったことは今回初めて知りました。連絡改札を抜ければ、目と先に名鉄電車が見える名鉄ホームに直接行けるとは全く知りませんでした。

歴史を遡ると近鉄名古屋線改軌前は名鉄とも線路が接続されており、団体専用列車などの相互直通運転も行われていました。

というわけで近鉄関係はこれで終わり、次回からは名鉄の旅となります。

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2022年11月 8日 (火)

2022年夏 名古屋遠征 近鉄一般車も米野駅にて撮影

近鉄名古屋線の一般車と言えば、
1810系 1967年 抵抗制御
2800系 1972年登場 冷房搭載、ロングシート車、2610系 1972年登場 元クロスシート車
1000系 1972年登場 冷房搭載で登場の1200系も統合
2000系 1978年登場 ビスタカーII世の機器を流用した抵抗制御・冷房車
1010系 1987年登場 奈良線・京都線の920系を転用
1400系 1981年登場 界磁チョッパ制御、1201系 1982年登場 1400系の2連版 1200系 1201系の4連
9000系 1983年登場 8810系の2連版 界磁チョッパ制御
1422系 1984年登場 三菱製VVVF車、1230系 1989年登場 日立製VVVFの1220系をベースに標準軌線共通化
5200系 1988年登場 転換クロスシート車
などが走っていますが、とにかく形式名が複雑なのが特徴です。

Dsc004802801FDsc004562815F

1960年代、大阪・名古屋線の急行用車両として当時の国鉄近郊型に準じた車両として2600系が試作されました。車体は片側4扉でトイレが装備され、全席クロスシートとなりました。1971年、2600系の冷房化車輌として2680系3連2本が試作されました。1972年11月から1976年10月にかけ、2600系、2680系の量産版として2610系4連17本が製造され、大阪線、名古屋線に投入されました。1996年から1997年にかけて2621F,2626F,2627Fの3本が車体更新時にL/Cカーに改造されました。2800系は2610系のロングシート仕様として1972年7月から1979年11月にかけ、2連2本、3連4本、4連11本が製造されました。2811F,2813F,2817Fも1997年の車体更新時にL/Cカーに改造されました。

Dsc00454_20221107095601 1247F 1233系

Dsc00470 1260F 1253系

日立製VVVFを搭載した系列のうち2連は1220系、4連もしくは6連は1020系を名乗り、1230系は機器配置の標準化車(1231F,1232F)、1233系は全線共通車体採用標準仕様車(1242F,1243F,1247F,1248F)、奈良線用にSIV化したのが1249F、さらにボルスタレス台車化したのが1252系、1252系を大阪・名古屋線向けにしたのが1253系となっています。1253系には1253F,1255F,1257F,1260F,1261Fが含まれます。

Dsc004835209F 5209系

5200系
はそれまで名古屋線・大阪線で運用されていた2600系、2680系、2610系などの対面固定式クロスシートを転換式クロスシートとした車両で4連13本が製造されました。1991年登場の5209F,5210Fは補助電源装置がSIVになり、5209系に、1993年登場の5211F~5213Fは台車がボルスタレス台車となり、5211系に。

近鉄は2022年5月22日2000年にデビューしたシリーズ21の9820系9830F以来となる新車を2024年秋に投入とのニュースを発表しました。24年ぶりの新車となりますが果たしてどんな車両となるか楽しみでもあります(情報はこちら)。

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2022年11月 7日 (月)

2022年夏 名古屋遠征 近鉄特急を米野駅にて撮影

先日の80000系「ひのとり」に続いて、米野駅で撮影した近鉄特急の写真を何枚か紹介します。滞在時間が短かったので2列車しか写していませんが、最初は30000系+22000系です。

Dsc00485 2022/8/2 米野
1978年12月30日、3代目ビスタカー(ビスタカーIII世)として登場、後述のアーバンライナー21000系登場までは名阪特急の主役でした。1996年から2000年にかけ、リゾート特急として復活させるための大幅なリニューアルが行われ、「ビスタEX」となりました。さらに2010年から2012年にかけ2度目のリニューアル(B更新)が行われました。さらに2016年6月から2018年までに全15編成の塗装変更が行われました。

Dsc00486 2022/8/2 米野
Advanced Comforatable・Common Easy-operation・Express (ACE)として1992年、当時老朽化が進んでいた既存の汎用特急車両を置き換えるべく登場したのが22000系で近鉄特急として初めてVVVFインバータ制御方式が採用されました。2連と4連が製造されどちらも全電動車方式となりました。2015年から2020年にかけ2連13編成、4連15編成のリニューアル行われ、塗装変更も行われました。

Dsc00481 2022/8/2 米野

こちらは21000系「アーバンライナーplus」で1988年3月18日、名阪ノンストップ特急専用車としてデビューしました。運転開始当初は6往復体制でしたが、増備車が出揃った時点の1990年からはノンストップ特急全列車が21000系となりました。登場から17年になる2005年にはリニューアルが開始され、リニューアルで入場する編成を補うために21020系アーバンライナーnext」が増備され、21000系はバリアフリー化、座席の改良などの改造が施され「アーバンライナーplus」となりました。

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2022年11月 4日 (金)

2022年夏 名古屋遠征 近鉄80000系特急「ひのとり」を米野駅にて撮影

近鉄名古屋駅は4面5線の頭端式ホームの地下駅で特急列車の発着は4,5番線に、特に名阪甲特急、毎時00分発の「ひのとり」は5番線と決まっています。写真の構図的にも制限されるため、近鉄名古屋駅での「ひのとり」撮影は諦め、地下線が地上に出るところにある米野駅に向かうことにしました。同駅には特急列車折り返し整備に専ら使用される富吉検車区米野車庫が隣接し、さらにJR東海の名古屋車両区も隣接しています。

Dsc00487 2022/8/2 米野駅 駅舎

Dsc00465 駅名標

同駅は1938年6月26日の関西急行電鉄の桑名~関急名古屋、延伸開通時に開業しました。その後、参宮急行電鉄、関西急行鉄道、近畿日本鉄道と会社の合併による歴史を刻み、1959年11月27日、伊勢湾台風後の改軌工事の開通式は同駅で実施され、そのときの記念碑が構内に設置されています。

Dsc00460_20221103084401

Dsc00461

Dsc00463駅到着後 程なくすると、「ひのとり16号」で到着した800000系HV12編成が地下線から出てきました。上り本線を渡り、同駅3番線に入線します。同3番線は定期旅客列車には使用されず、もっぱらこうした入出庫のために使用されています。

Dsc00473
Dsc00478  暫くして、編成は入庫して行きました。

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2022年11月 3日 (木)

2022年夏 名古屋遠征 近鉄80000系特急「ひのとり」を近鉄名古屋駅にて撮影

近畿日本鉄道では登場から30年以上が経過した21000系特急「アーバンライナー」(2003年からのリニューアル後は「アーバンライナーplus」)や20年が経過する21020系特急「アーバンライナーnext」の後継として2019年から2021年にかけ、80000系特急車両「ひのとり」6両編成、8本、8両編成、3本を製造、名阪甲特急として2020年3月14日から運転を開始しました。

2012年に登場した50000系しまかぜ」が好評を持って迎えられたように、名阪特急をビジネス客のみならず観光客に対してもさらに海外からのインバウンド需要に対しても、リラックスしてくつろげる客室空間、ゆったりとした座り心地のよいシートを提供し、プライベート感の向上、プレミアム感の演出することで、活性化することを目標に開発されたのが80000系特急「ひのとり」でした。

主要諸元

最高運転速度 130km/h
起動加速度 2.5 km/h/s
減速度 4.0 km/h/s
編成長 6両:126m 8両:168m
長さ 先頭車:21.6m 中間車:20.5m
車体長 先頭車:21.35m 中間車:20.0m
全幅 2,800mm
車体幅 2,790mm
車体高 4,140mm
床面高さ 1,140mm(高床部1,860mm)
台車 KD323A(制御・付随車) KD323(電動車)
主電動機 三菱電機製 MB-5183-A 日立製作所製 HS34531-13RB
主電動機出力 240 kW (MB-5183-A) 230 kW (HS34531-13RB)
駆動方式 WN駆動方式
歯車比 84:17=4.94
制御方式 電圧形PWM2レベルVVVFインバータ制御(ハイブリッドSiC)
制御装置 三菱電機製 MAP-234-15VD327 日立製作所製(型式不明)
制動装置 KEBS-21
保安装置 近鉄型ATS


80000
80000系の編成構成 三菱電機製造の車両は末尾01-、51-の編成、日立製作所製造の編成は末尾11-
編成定員は6連、239名、8連、327名

車体は普通鋼製で先頭車はハイデッカー(プレミアム車両)、中間車は平床構造(レギュラー車両)となっており、先頭部にクラッシャブルゾーンが設置されています。外装はメタリックレッドの3層塗装にクリア塗装を重ねた5層塗りとなっています。
制御系は近鉄初の低損失ハイブリッドSiC適用素子使用の電圧形PWM2レベルVVVFインバータ制御、1C2M2群一体箱構成となっています。主電動機は全閉自冷式かご形三相誘導電動機を各電動車当たり4台搭載しています。

Dsc00445 Dsc00443
Dsc00441
Dsc00440

ひのとりのエンブレム、ちなみに80000系の電算機号はHinotoriとVista CarからHVとなりました。

2022/8/2 近鉄名古屋 編成は80212F

名古屋駅での撮影は条件があまりよくないので、各停を一駅乗車し、地上に出る米野駅で下車、米野車庫に入庫する編成を撮影することにしました。その様子は明日の記事で。

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2022年8月16日 (火)

2022年夏 名古屋遠征 概要編

8月2日から5日にかけ、往復は青春18きっぷ、名古屋駅近くのビジネスホテルに宿泊し、往路復路での東海道線撮影、清洲駅での中京貨物列車の撮影、近鉄名古屋線米野駅での近鉄車両とJR東海、名古屋車両区停泊車両の撮影、名鉄電車2DAYフリー切符による、名鉄ほぼ全線走破の旅をしてきました。今回の記事ではその概要を記述しようと思います。

行程
8月2日火曜日 一橋学園~国分寺~東京 東京発6:15 1731M 小田原着7:39 
       小田原にて伊豆箱根鉄道大雄山線などを撮影
       小田原発7:56 1521E 熱海着8:19 発8:23 1435M 沼津着8:41 発8:44 945M 豊橋着11:36
       豊橋発11:50 新快速2319F 名古屋着 12:42 発12:50 1431M 清洲着12:58 
       清洲にて東海道旅客、貨物、稲沢~名古屋タ貨物などを撮影
       清洲発16:47 150F 名古屋着16:56 名古屋駅にて中央線列車など撮影 ホテルにチェックイン 近鉄名古屋駅へ
       さらに近鉄に乗車、米野駅へ

20220802
1_20220815203001
1日目の路線と運転系統 (下に紹介したMookの4頁の図を利用させて頂きました。)

8月3日水曜日 名鉄名古屋駅へ、自販機にて「名鉄電車2DAYフリー切符」を購入、1日目は名鉄名古屋より西側の路線へ
        名鉄名古屋~須ヶ口~弥富~津島~名鉄一宮~玉ノ井~名鉄一宮~笠松~新羽島~笠松~名鉄岐阜
        名鉄岐阜~三柿野~犬山遊園~犬山 犬山城観光 犬山~上飯田~犬山~新可児~御嵩~新可児~犬山~~栄生
        栄生にてJR線、名鉄線撮影 
栄生~名鉄名古屋

2_202208152033012日目の路線と運転系統図 (下に紹介したMookの4頁の図を利用させて頂きました。)

8月4日木曜日 2日目は名鉄名古屋より東側の路線(除く:豊川線)
        名鉄名古屋~中部国際空港~大江~東名古屋港~大江~太田川~河和~富貴~内海~神宮前~新安城~吉良吉田~蒲郡~
        吉良吉田~知立~碧南~猿投~梅坪~赤池~上前津~栄 栄町~尾張瀬戸~栄町 栄~名古屋
        (赤池から栄は名古屋市交通局の路線)

8月5日金曜日 名古屋発5:37 301F 清洲着5:45清洲にて東海道旅客、貨物、稲沢~名古屋タ貨物などを撮影
        清洲~名古屋発8:25 2312F 豊橋着9:27 発9:32 938M 浜松着10:06 発10:08 766M 静岡着11:21着 11:53発
        1450M 熱海着13:07 発13:29 1876E 大船着1436 14:34発(遅れ)4830Y 新宿着15:19 ~国分寺~一橋学園 

清洲駅でのJR旅客・貨物列車の撮影は2009年3月以来となり、風景は以前と変わらないものの、機関車をはじめとする車両の種類は大きく変化していました。今回は清洲駅での午後の部と早朝の部を撮影することが出来ました。さらにJR旅客・貨物に関しては名鉄名古屋駅の隣の駅である栄生(さこう)駅でも撮影できることがわかり、夕刻の列車も撮影出来ました。

名古屋地区ではJR東海では中央西線に2022年3月のダイヤ改正から315系が投入されており、また特急「ひだ」もキハ85系の後継として7月1日からHC85系が登場、8月1日からは使用される列車の本数も増えています。315系投入により、313系の転属が進み、東海道系の快速電車等にこれまで使用されていない編成が投入され、中央西線の有料列車だった313系8500番台が東海道線(熱海~豊橋)、御殿場線、身延線などで走るようになりました。


Jtrain-vol86

名古屋地区の貨物列車の情報に関してはこの雑誌の記述が大変参考になりました。

JR貨物では富山機関区のEF510の名古屋周辺の運用が増加、関西本線のDD51貨物もDF200に完全に置き換わりました。さらにこの春からは高崎機関区のEH200が稲沢常駐という形で2両が中央西線の運用に投入されています。またEF210、基本番台、100番台の塗装変更機も増え、300番台も頻繁にみることが出来ます。

Photo_20220815140401
名鉄線、各支線、車両等に関してはこの雑誌の記述が大変参考になりました。

名鉄線に関しては豊橋~名鉄岐阜間の名古屋本線に関しては何回か乗車経験があり、瀬戸線は1986年12月、豊川線は2017年8月日本車輛豊川工場を訪問した際に乗車しました。今回の旅では豊川線以外の支線を乗り潰そうと思い、1日目は名古屋から西側の路線、2日目は東側の路線を回りました。

近鉄に関しては2020年3月にデビューした80000系「ひのとり」を名古屋駅、米野駅での入区のシーンを見ることが出来ました。

ということで、明日の記事から往路、東海道、JR貨物、JR東海、名鉄、近鉄と路線、車両に関して各記事にまとめて行こうと思います。

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2020年2月 7日 (金)

阪神本線に乗り入れる近鉄の車両

阪神なんば線が2009年3月20日に開通してまもなく11年が経過しようとしています。

同線は1924年1月20日伝法線として大物~伝法間が開業したのが始まりで、同年8月1日には伝法~千鳥橋間、そして1928年12月28日には尼崎~大物間が開業しました。その後、1960年に千鳥橋~西九条間が着工、1964年5月20日、線名を西大阪線と改称し、同年5月21日に千鳥橋~西九条間が開業しました。

しかし、西九条~近鉄難波間の延伸は地元商店街の反対、阪神本線の需要の伸び悩み、二度のオイルショックによる建設費の高騰などで阪神単独での延伸工事は凍結されてしましました。1997年に沿線に大阪ドームが建設されたこと、沿線の再開発の進展、地元商店街が衰退傾向を打破するために延伸に期待するようになったこともあり、施設の建設、保有と運営を別会社が担当する上下分離方式で事業を進めることやそれまで反対だった大阪市が賛成に回ったこともあり、2001年には第三セクター「西大阪高速鉄道」が設立され、2003年10月7日、着工されました。

阪神なんば線に乗り入れる近鉄車両は系列別に、

9820-9324-191019 2019/10/19 西灘 9820系 シリーズ21 9324 快速急行 奈良行

9020-9028-181005 2018/10/5 鶴橋 9020系 シリーズ21

1026-1129-191019 2019/10/19 西灘 1026系 1026F~1029F 1129 快速急行 神戸三宮行

1252-1372-180324 2018/3/24 今里 1252系 1271F~1277F 同系列のうちヒハ(東花園検車区)に所属する編成 1372

5800-5804-191019-2 2019/10/19 神戸三宮 5800系 5804 近鉄の車両は神戸三宮以西には入らないため、行きどまりの中線で折り返します。

5820-5725-181005 2018/10/5 鶴橋 5820系 シリーズ21 5725

22600-51-181130
2018/11/30 鶴橋 22600系 特急車両 Ace 51編成 団体臨時列車として 

となっており、一般車両には蝶をモチーフとしたステッカーが貼られています。

阪神なんば線延伸前は近鉄難波駅西側に引き上げ線が3本あり、そこで近鉄難波駅折り返し列車が引き返していましたが、2本が阪神なんば線となったため、桜川駅のドーム前よりに新たに引き上げ線2本が設置されました。そのため、大阪難波駅で引き返す近鉄の非直通一般車や特急車両も、桜川の引き返し線で折り返す際は大阪難波から桜川間を走行し、桜川で一旦停止の後、引き返し線に入線しています。
この区間は運転取り扱いは近鉄となっており、信号設備が近鉄に対応し、列車保安装置も近鉄ATS,運転指令も阪神の尼崎指令室ではなく近鉄大阪運転指令室の担当となっています。

阪神なんば線、近鉄難波線の乗務員交代も上記の理由から境界駅の大阪難波ではなく、桜川駅で行われることになっており、これに合わせて阪神用の電鈴と近鉄用の電鈴の設定、ATS・列車無線・列車選別装置、さらに乗務員用の多言語自動放送用タブレットも同駅で切り替わります。

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2019年10月26日 (土)

関西私鉄沿線巡りと鉄道イベント参加の旅 その2 きんてつ鉄道まつり 2019 新あおぞらII 15200系

2019年10月19日、20日近鉄鉄道まつりに合わせて、19日は団体専用列車「あおぞらII」、20日はクラブツーリズム専用列車「かぎろひ」が五位堂~高安駅間でそれぞれ上下3本ずつ運転されました。

15200-ii-191019 2019/10/19 高安駅に到着する15200系「新あおぞらII」15205F

近鉄における「あおぞら」の愛称は1962年2月から4月にかけて製造された修学旅行用団体専用列車20100系を嚆矢とするようで、世界初のオール2階建て電車でした。当時、1959年に登場した一部2階建ての10100系「新ビスタカー」が名阪ノンストップ特急として運用されていましたが、伊勢志摩に向かう修学旅行の小学生達は2200系、2250系、6421系などを利用しており、2階建て電車が人気の中、小学生達にも2階建て電車に乗るチャンスを与えること、短編成で多くの乗客を運べること等のメリットからオール2階建てで製造されました。「あおぞら」の愛称は公募により、大阪市玉川小学校の児童の案が採用されました。1963年に鉄道友の会からブルーリボン賞が授与されました。

編成は ←上本町 モ20100形+サ20200形+モ20300形 宇治山田→ の3両からなり、5編成が近畿車輛で製造され、1~3編成が大阪線所属、4,5が名古屋線所属として配置されました。

10100系とは異なり、全車20m級の一般的ボギー車で車端部は平屋となっており、両端電動車は1,2階とも全て客室のため、主要機器類を搭載するスペースはなく、中間の付随車にそれら、およびパンタグラフ、さらにトイレを設置しました。全面は同時期の10100系貫通型先頭車に準じ、塗装はクリームとマルーンのツートンカラーとしました。

特急車ではないこと、スペースがないことから最後まで冷房は設置されませんでした。1989年10月18200系を改造したあおぞらIIがデビューし、1988年には転換式クロスシートの一般車両5200系が代替車両の役割を果たすことで事実上の運行終了となり、第1編成以外は解体され、第1編成も1994年1月に廃車となりました。

15200-ii-191019-2

18200系が「あおぞらII」に改造されたのは、21000系がデビューし余剰化していたこと、車体幅が狭く、リクライニングしない座席が特急車として相応しくないこと、2連5本10両とまとまった数が在籍していて改造しやすかったことなどによるそうです。4連2本と2連1本に編成替えとなり、中間車となった車両の運転台撤去、車内のリニューアル、塗色の変更が行われました。さらに鳥羽線開業、志摩線改軌による京伊特急の増発用として1969年に登場した狹幅20m車の18400系2連10本のうち、1984年以降車体更新が行われなかった18409F(モ18409+ク18509)が「あおぞらII」に増結用として改造されました。しかしこれらの狹幅特急車両も2005年12200系改造の「新あおぞらII」がデビューすると18200系は2006年までに、18400系は2013年に引退となりました。

18200系の老朽化でその後継として白羽の矢が立ったのが12200系でした。2005年、2013年、2014年に改造が行われ系列名も15200系となりました。18200系、18400系は狹幅車のため定員少ない、120km/h運転に対応していない、リクライニングシートではないため居住性に難があるといった問題がありましたが、15200系ではこれらの問題点が解消され、現行の特急車と同一レベルになりました。

Dsc04006
2019/10/19 高安車庫内に展示されていた15200系はPN03編成と思われます。

15201F(PN01)(N20とS41改造)、15202F(PN02)(N30とS32改造)、15205F(PN05)(NS43改造)、15206(PN06)(NS48改造)は4連、15203F(PN03)(N17改造)、15204F(PN04)(N31改造)は2連で、2005年に改造されたPN01~03では方向幕は撤去されましたが、2013年から2014年にかけて改造されたPN04 ~06では方向幕は残され継続使用となりました。なお、PN01,PN02はPN05,PN06の改造で廃車となっています。

配置はPN01:高安、PN02:明星、PN03:東花園、PN04:明星、PN05:東花園、PN06:明星でした。

今回、クラブツーリズム専用列車15400系「かぎろひ」も高安から五位堂に向かう途中ですれ違ったのですが、撮影は出来ませんでした。

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2019年10月25日 (金)

関西私鉄沿線巡りと鉄道イベント参加の旅 その2 きんてつ鉄道まつり 2019 1420系 1421F

2017年、2018年に数回関西を訪問した際に、近鉄の一般車両の細かく細分化された系列に関しては大方撮影しましたが、まだ未撮影の系列が1系列だけ残っていました。それは1420系

1421F モ1421+ク1521 高安検車区所属

の2両編成1本の系列で1984年9月3日、近畿車輛で1250系1251Fとして近鉄のVVVFインバータ制御試作車として登場した車両です。同時に架線電圧1500Vの鉄道線としては国内初の新製VVVFインバータ車両でした。大阪線にて長期の試験運用が行われ、1987年に量産型の1422系へと繋がりました。この1422系も登場時は1250系2代と名乗り、1252以降の番号が与えられましたが、1990年に標準軌全線共通仕様のVVVFインバータ、アルミ車体の2両編成の車両1230系が増備されるにあたり、番号の重複を避けるため、1420系、1422系へと系列名が改称されました。

1420-1521-191019
2019/10/19 高安 1241F
今回の近鉄沿線の久しぶりの訪問でこの編成に遭遇できるかと思い、まずは10時のイベント開演前に高安駅の踏切で約1時間本線を通過する編成、車庫に出入りする編成を狙いましたが、現れませんでしたが、高安から五位堂に向かう際にホームで待っていたら、ちょうどやってきてくれました。

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2019年10月24日 (木)

関西私鉄沿線巡りと鉄道イベント参加の旅 その2 きんてつ鉄道まつり 2019 in 五位堂・高安 五位堂会場

Dsc04059
2019/10/19 五位堂駅 駅名標

Dsc04062

近鉄五位堂駅、五位堂検修車庫は奈良県香芝市狐井にあり、高安から区間準急や急行で30分弱の距離にあります。近鉄大阪線に乗車していると大阪教育大前を出てトンネルに入りますが、関屋との間の奈良盆地の南西の端の稜線が府県境で関屋の次の二上駅は二上山を迂回して北側にルートを採っている南大阪線と約1kmの距離に接近する場所で二上~五位堂間ではJR和歌山線とも交差します。五位堂検修車庫は近鉄大阪線とJR和歌山線に挟まれた三角地帯に立地しています。

Dsc04063 高安会場同様に駅から約10分ほど歩いたところに会場ゲートがあります。

Dsc04067
Dsc04070
最初に目につくのが会場入ってすぐの場所に展示されている近鉄電車1号車両(大阪電気軌道デポ1形→近鉄モ200系)です。1914年上本町~大軌奈良間が開業したときに投入され、1964年まで活躍しました。引退後は近鉄玉川工場にてポール集電のスタイルに修復され、近鉄あやめ池遊園地に保存されていましたが、2004年6月6日、同遊園地が閉園となった際に現地に移されました。

Dsc04076 車両撮影会は右から
マルチプルタイタンパー つくつくほうし 08-16M84
電気検測車はかるくん クワ25+モワ24
志摩線90周年 復刻塗装列車 ク1538+モ1438
田原本線100周年 復刻塗装列車 モ8414+モ8450+ク8314
田原本線100周年 復刻塗装列車 モ8409+モ8459+ク8309
そして阪神との相互乗り入れ10周年ということでDsc04083 ど派手なサイドビューの阪神1000系1210Fが特別参加していました。

工場内では特急車両、一般車両の検査・修理風景、

Dsc04106
軌間の異なる南大阪線車両や養老鉄道の車両の検査入出場に活躍する電動貨車モト90形97が綱引き大会を行っていたり、MG, CP、SIV、連結器、各種台車、制輪子などの重要部品が展示されていました。

この後は近鉄大阪線で鶴橋へ、さらに奈良線で難波へ向かいそこから阪神線に入りました。

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