2021年7月 2日 (金)

2021年春、外房線~内房線を巡る旅 その13 いすみ鉄道車両編  その2 いすみ301

8:25に7Dが出発後、8:46に8Dとして大原駅に到着したのはいすみ300型気動車のいすみ301でした。

開業時から使用されてきたいすみ200型の老朽化に伴う代替として2012年から導入された形式で301,302の2両が在籍しています。2012年2月22日に2両が搬入され、3月28日から運行が開始されました。新潟トランシス18m級軽快気動車NDCです。

Dsc03209
Dsc03211 2021/4/7 8Dとして大原駅に向かういすみ301

Dsc03204 撮影場所は大原踏切

主要諸元
最高速度 95km/h
車両定員 113名(着席43名・立席70名)
自重 31.4t
最大寸法 (長・幅・高) 18,500mm×3,168mm×3,925mm
車体 普通鋼製
台車 動台車:NF01MD形(2軸駆動台車) 従台車:NF01MT形
機関出力 330ps/2100rpm
変速機 日立ニコトランスミッション製TACN33-1629形3要素変速
変速段 変速1段・直結2段自動切替
搭載数 1
制動装置 電気指令式空気ブレーキ、抑速ブレーキ、留置ブレーキ
保安装置 ATS-SN形・デッドマン装置・列車無線装置・ワンマン運転対応

車内は紺のモケットのクロスシート仕様で窓は下段上昇式、バリアフリー対応の洋式トイレも設置されました。

Dsc03214 折り返し9:18発の9Dとして上総中野に向かいます。

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2021年7月 1日 (木)

2021年春、外房線~内房線を巡る旅 その12 いすみ鉄道車両編  その1 いすみ351

1988年3月24日、JR東日本木原線を引き継ぎ、いすみ鉄道いすみ線が誕生しました。

第三セクター化にあたり最初に導入されたのは「いすみ100型」でした。これは富士重工業が製造したLE-CarIIシリーズの一形式で、後のリ前降り方式ワンマン化―でした。座席はセミクロスシートでしたが、後にロングシートに改造され形式も「いすみ200型」となり、さらに床を張り替え「いすみ200'型」となりました。7両が導入され、大原~大多喜間をDE10 1666号機に牽引され甲種回送されたときの様子(1988年1月18日)雑誌国鉄時代66,56~57ページに紹介されています。老朽化のため、2018年8月に最後まで残った206が廃車となりこの型式は消滅しました。

Dsc03191

2021/4/7 いすみ351 

大原駅発8:25の7D投入されていたのはいすみ351でした。

いすみ350型は明日の記事で登場するいすみ300型と同じ新潟トランシスが製造したローカル線向け軽快気動車シリーズNDCで18m級の車体に355馬力のコマツ製横形直噴式エンジンを搭載しています。

主要諸元
最高運転速度 95 km/h
車両定員 125名(座席44名)
自重 30.7t
全長 18500 mm
車体長 18000 mm
全幅 3200 mm
車体幅 2800 mm
全高 3925 mm
車体高 3650 mm
車体 鋼製
台車 動台車:NF01MD形(2軸駆動台車)
従台車:NF01MT形
機関 コマツディーゼル製横形直噴式ディーゼル機関SA6D125HE-1形
機関出力 355PS/2100rpm
変速機 日立ニコトランスミッション製TACN22-1629形
変速段 変速1段・直結2段自動切替
搭載数 1基 / 両
制動装置 常用:電気指令式空気ブレーキ
保安:直通予備ブレーキ
抑速:機関・排気ブレーキ
保安装置 ATS-SN形・デッドマン装置・列車無線装置・ワンマン運転対応・運転状況記録装置

Dsc03192

外観は当時の鳥塚社長の提案により、キハ52形風のスタイルとなりました。車内はロングシート・トイレ無しで351が2013年2月1日から、352は2014年2月17日から運行開始されました。

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2021年6月30日 (水)

2021年春、外房線~内房線を巡る旅 その11 大原駅 いすみ鉄道編

いすみ鉄道の大原駅はJR大原駅に併設されていますが、改札は別となっています。

Dsc03184 2021/4/7 駅名標

Dsc03195 JR東日本の大原駅といすみ鉄道の大原駅を結ぶ通路


Dsc03198 いすみ鉄道の列車時刻表 大半の列車が大原駅ではJR東日本の列車と接続し、上総中野駅では小湊鉄道の列車と接続するように設定されています。大多喜~上総中野、大原~大多喜といった区間列車の設定されていますが列車番号はすべて発車の順番に沿って1D~31D、2D~30Dとなっています。

Dsc03196 券売機 IC乗車券には対応しておらず、券売機で切符を購入する必要があります。

2231Mが大原駅に到着したのが8:20、次の2233Mが大原駅を出発する9:41までの81分間の間に大原発8:25発の7D、8:46着の8D、9:18発の9Dと3本の列車を見ることが出来ましたが、それぞれの車両については後日、別の記事で触れることとし、今回は駅について触れます。


Dsc03200 駅舎 自販機も車両のカラーに塗られています。

昨日の記事で登場したように大原駅から大多喜間は千葉県営人車軌道で結ばれており、その後、夷隅軌道となりました。これらは赤字経営で地元では国営鉄道の陳情がなされていました。1925年に木原線の着工が認可されますが、計画では久留里線と結んで大原~木更津間の房総半島横断路線となる予定でした。木原という名前は木更津と大原から1字ずつ取ったものでした。1930年に開業に漕ぎつけ当時の列車は蒸機C10形C12形が客車を数両牽引する形態でした。沿線人口は少なく、輸送量も多くないため、合理化のため1934年にはガソリンカーキハ40000形が投入され、さらに戦時中にはガソリン不足に対応するため、周辺で産出される天然ガスを動力源としたそうです。1944年にガソリンカーでの運行は終了し、再びC12形が牽引する客車列車に戻り、1948年には天然ガス車も復活しましたが、短期間で終了しました。1954年には経営合理化のためと小型車両による旅客サービスの向上のためレールバスキハ10000形が投入されました。ただ、乗客数が少ないのと軽量車体が災いし、踏切感知が作動しないトラブルが頻発したため、7年間の活躍で終了となりました。

Dsc03194 JR駅側から

Dsc03201 列車2本分のホームがあります。

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2021年5月 5日 (水)

2021年春、再び信州へ しなの鉄道と小海線の旅 7 戸倉車両基地

戸倉駅にしなの鉄道の車両基地が併設されていますが、車両基地としての使用はしなの鉄道移管後からだそうです。

Dsc02838

2021/4/3 納入間もない、SR1系一般形S204編成 パンタの上げ下げ、ドアの開閉などの試験が行われていました。

Dsc02830 湘南色のS3編成

Dsc02829_20210504135701 標準色のS21編成 

Dsc02835 本線を渡って、反対側の留置線への入れ替えも行われていました。S1編成

Dsc02831 本線を挟んで反対側の屋根付きの留置線にはSR1系ライナー形S103編成が



Dsc02849

Dsc02855駅前通りから長野方の踏切を渡り、採石場の方に向かうと駅裏側から基地を眺めることが出来ます。二代目長野色のS15編成

Dsc02848_20210504140701

戸倉駅の東側には山が迫っており、山の中腹には戸倉宿キティパークがあり、ちょうど桜が満開でした。

201228-5

2020/12/28 ちょうどこの景色は篠ノ井線の姨捨駅から見える景色の一部(右隅)でもあります。

Dsc02852_20210504140501 本線に対して約30度の方向で採石場への引き込み線が伸びており、現在はしなの鉄道車両の留置線となっていました。S22編成

戸倉駅から戸倉砕石工業株式会社砕石場へ向かう引き込み線があり、国鉄、JR時代は貨物線として利用されていました。しなの鉄道への移管後は貨物輸送が廃止され、引き込み線は車両留置線となりました。一方で採石場は現在も営業を続けています。

Dsc02878 駅の周りを1周して、小諸へ引き返しました。
帰り際には初代長野塗色のS7編成とも遭遇しました。

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2021年5月 4日 (火)

2021年春、再び信州へ しなの鉄道と小海線の旅 6 戸倉駅へ

軽井沢駅からSR1系一般形200番台S201編成の快速長野行に乗車し、前回の2018年晩夏の旅では下車しなかったしなの鉄道戸倉駅に向かいました。

Dsc02873 2021/4/3 国鉄時代・昭和の時代を彷彿させる駅名標

戸倉駅は1912年2月11日に官設鉄道信越線の駅として開業しました。同線の長野~上田間が開業したのは1888年8月15日で、当時は篠ノ井、屋代、坂城、上田駅が開業し、戸倉村には駅は設けられませんでしたが、地元からの要望による請願駅として1912年に開業となりました。

Dsc02846 駅北方(長野方)の踏切から

Dsc02860_20210503081501 駅南方(軽井沢)の踏切から

相対式ホーム1面と島式ホーム1面2線の2面3線の地上駅で跨線橋で繋がっています。ただ、エレベータの設備が無いため、車椅子で島式ホームの2・3番線を利用する際は駅員に申し出て、軽井沢方にある構内踏切を利用することになっています。

Dsc02845_20210503081601
駅舎は1973年に改築されました。

戸倉上山田温泉は千曲川左岸の戸倉温泉、上山田温泉と右岸の新戸倉温泉を総称したもので明治中期の開湯で善光寺参りの精進落としの湯として賑わったが始まりと言われています。千曲川河川敷には古くから湧き湯があることが知られており、1888年の官設鉄道信越線開業で隣村の坂城には停車場が設けられ、旅客や集荷で賑わったのに対し、停車場が設けられなかった戸倉村の戸長、坂井量之助は戸倉の衰退に危機感を抱き、温泉掘削が発案されたそうです。ただ、初期の戸倉温泉は千曲川の中州にあったためたびたびの水害で旅館施設は大きな被害を被ったため、右岸に移され、1916年の築堤の完成で左岸に戻されたそうです。温泉の中心街は駅から2.5kmのところにあります。

Dsc02833_20210503083701
鉄道ファン的にはこの駅の魅力は駅に両側に隣接して設置されている車両基地です。車両基地に関しては後日の記事で報告します。

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2021年5月 3日 (月)

2021年春、再び信州へ しなの鉄道と小海線の旅 5 軽井沢駅でSR1系一般車に遭遇、乗車

毎度のことながら、軽井沢駅に降り立つと肌寒さを感じました。さらにこの日は雨模様でした。

高崎から新幹線を利用したため、武蔵野線の遅れで乗ることが出来なかった高崎線、信越線、横川~軽井沢間のバスルートを挽回し、8:53発の長野行き快速に乗車することが出来ました。

Dsc02798_20210501110801 2021/4/3 軽井沢駅 新幹線改札口からしなの鉄道ホームへの移動の際、出発を待つSR1系一般形の姿が

Dsc02808
Dsc02803_20210501111001  

Dsc02799
車両は2021年3月13日のダイヤ改正から投入されたSR1系一般車200番台S201編成(2両編成)でした。デザインは長野市内に本社を置く印刷会社「カシヨ」の案が採用されました。赤はしなの鉄道のシンボルカラーで「情熱」と「温かさ」を意味しています。

総合車両製作所新津事業所で製造された4編成が第一弾として2021年1月23日に納入されました。ライナー用の100番台同様、クモハSR112形(Mc)+クモハSR111形(M'c)の全電動車方式でMcにパンタグラフ、M'cにSIV,CPが搭載されと身障者対応トイレ、車椅子スペースがあります。

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内装はE129系の座席配置を踏襲し、前位をロングシート、後位をセミクロスシートとし、座席背面は赤、座面は濃い灰色、壁は白をベースに、一部木目調が取り入れられています。

Dsc02821_20210501111301 軽井沢を出発して約1時間で戸倉に到着

Dsc02824_20210501111501
跨線橋にはダイヤ改正での新車両導入の案内のポスター 改正時点では38本に投入されているそうです。

Dsc02825 これまでの115系はドアは手で開け閉めしていましたがこれからはボタンでとの案内も

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2021年4月22日 (木)

2021年春、再び信州へ しなの鉄道と小海線の旅 1 概要編

2018年晩夏の信州の旅の記事を書いていて、その後、しなの鉄道にデビューした115系S9編成台湾鉄路管理局「自強号」色を撮っておかなくてはと思い2020年12月28日に長野日帰り旅行を行いましたが、2021年3月ののダイヤ改正ではSR1系一般車200番台がデビューしており、さらに小海線沿線を旅するプランもあり、2021年4月3日土曜日、日帰りで小平~高崎~軽井沢~戸倉~小諸~中込~野辺山~小淵沢~高尾~国分寺と周りました。その旅の様子を今回から数回にわたりレポートします。

この旅、当初の予定では、
新小平 524
南浦和 550/553
さいたま新都心 602/606
高崎 729/730
横川 803/810 JR関東バス
軽井沢 844/853 快速長野行    

と軽井沢まではJR東日本在来線とJR関東バスを乗り継いでゆく予定でした。

Dsc02748_20210421162201 2021/4/3 新小平駅の武蔵野線西船橋方面列車案内 この後、524過ぎに突然、列車遅延の案内が

Dsc02752_20210421162501 南浦和では遅れは挽回できず、604発に乗ることに この直後、本来乗る筈だった高崎行E233系が列車線を通過して行きました。

ところが旅の出だしの新小平駅で524発の府中本町始発の武蔵野線海浜幕張行が5分遅延とのこと。余裕を見て一本前の509発に乗るようにしておけばよかったと思ったのも時すでに遅し、南浦和で京浜東北北行には乗れず、横川~軽井沢間のバスは一本やり過ごすと次は1010発となることから、急遽予定を変更し、高崎~軽井沢間は北陸新幹線を利用することにしました。

Dsc02792_20210421163101 18切符の一日分の運賃(¥2410)に対して、新幹線2駅分の乗車券+特急券はこういう値段になっています。

新小平 524+5
南浦和 555/604
浦和 607/618
倉賀野 743/752          倉賀野で下車したのはJR貨物のEF210-300番台を撮影するためです。
高崎 757/822 あさま603号
軽井沢 842/853 快速長野行
戸倉 948

戸倉まで行ったのは前回の2018年の旅行ではしなの鉄道線の車両基地を訪問していなかったからです。

戸倉駅北側西南側に広がる車両基地の様子を見学、SR1系200番台をじっくり見学した後は小諸まで戻り、小海線に1204発の230Dは2007年から小海線に投入されているハイブリッド式気動車キハE200系でした。

小諸 1204
滑津 1227/1322
中込 1236/1406
野辺山 1536/1621 HIGHRAIL2号
小淵沢 1656/1723
高尾 1944

滑津では佐久市旧中込学校と隣接する成知公園に保存されるC56101号機と佐久鉄道のキホハニ56を見学、野辺山では野辺山歴史民俗館のC5696号機を見学、ちょうどこの日は快速HIGHRAIL2号の運転日でもあったので、小淵沢までの指定券を購入し、乗車しました。

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2021年4月16日 (金)

2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 110  軽井沢駅に保存される車両たち その4 クモハ169-6

軽井沢駅に保存・展示されている車両最後はしなの鉄道で活躍後、廃車となり、2013年7月から「旧軽井沢駅舎記念館」の展示品として静態保存されていましたが、軽井沢駅のリニューアルで「森の小リスキッズステーション」に移設され、「森の小リスキッズステーション」に移設され、幼児用遊具に改造されたクモハ169-6です。

Dsc05983

Dsc05985_20210415153001 2018/9/2 軽井沢駅 橋上駅部分から撮影 側面の標記はYellow Kids Densya 169でした。

この車両、2021年2月19日に駅構内から搬出され、長野市内のリサイクル会社へ輸送されたそうです。搬出時の様子はこちらに。

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2021年4月 9日 (金)

2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 106  JR東日本・しなの鉄道 軽井沢駅

2018年晩夏の旅もしなの鉄道の東の端、軽井沢駅までやってきました。この駅は1997年10月1日の北陸新幹線長野開業で信越本線軽井沢~篠ノ井間は経営分離され、しなの鉄道線となり、横川~軽井沢間が廃止されました。それまでの途中駅がしなの鉄道の起点駅となり、新幹線との接続駅となり、大きく様変わりしました。北陸新幹線の開業前は信濃追分までが高崎支社の管内でしたが、開業後は長野支社管内となりました。

Dsc05956 2018/9/2 しなの鉄道軽井沢駅 駅名標

Dsc05961_20210408153301 国鉄・新幹線開業前のJR東日本時代の駅名標も見ることができます。

Dsc05955 しなの鉄道の列車の発着風景、島式ホーム2線方式です。

高崎~横川間は1885年10月15日に官営鉄道により開業、横川~軽井沢間の碓氷峠は直線距離でわずか10kmであるものの、高低差(標高差)が552mあり、鉄道敷設は難工事が予想されました。そこで暫定的に後に国道18号と命名される道路上に線路を敷設し、馬車鉄道で結ぶこととしました。こうして1888年9月5日、線路の敷設が完了し、営業が始められました。途中駅は横川 - 坂本 - 碓氷橋 - 熊ノ平 - 中尾橋 - 軽井沢で碓氷橋、中尾橋両所で馬の継替えを行い、運行本数は日4往復、所要時間は約2時間半でした。一方、直江津から南下してきた路線が軽井沢駅まで到達したのが1888年12月1日のことでした。

1890年には碓氷線の建設が決定し、1893年4月1日にアプト式の官営鉄道線が開通し,馬車鉄道は僅か5年で廃線となり、資材一切は群馬鉄道馬車に売却されました。当初は非電化でしたが、1912年5月11日、直流600V,第三軌条方式で電化されました。我が国の幹線電化1号でした。

軽井沢以西の信越本線は長らく非電化でしたが、1963年6月21日に長野駅までの間が電化、同年7月15日、横川~軽井沢間は新線に切り替えられ、アプト式から直流1500V電化、EF63重連による粘着運転方式となりました。同年9月30日、アプト式区間は廃止されました。

Dsc05969
Dsc05970
Dsc05978
北陸新幹線開業で駅舎も全面改築され、橋上駅となりました。旧駅舎は解体されましたが、新駅舎開業後、明治期の姿を復元した(旧)軽井沢駅舎記念館が建てられ,2017年より、改札口や出札窓口を新設し,駅舎として機能するようになりました。

Dsc05971 現在の駅舎

Dsc05988

Dsc05987 北陸新幹線改札口 東京からだと最速1時間5分で軽井沢に到着します。かつての信越本線時代とは隔世の感があります。

Ef63-24 撮影年代不詳 横川方から見た軽井沢駅 189系「あさま」に併結されるEF63重連

Dsc05984 駅舎からみた横川方面の線路、完全に分断されています。Dsc05992 長野方面 新幹線ホームができて在来線のスペースが約半分になっています。

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2021年4月 5日 (月)

2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 102 JR東日本・しなの鉄道  小諸駅と小諸城址懐古園

上田に戻り、しなの鉄道に乗車、再び軽井沢を目指します。上田~小諸間は以外と近く乗車時間は約20分です。

Dsc05892-2 2018/9/2 駅名標

小諸駅は1888年12月1日官設鉄道の上田~軽井沢間の延伸開業の際に田中駅・御代田駅・軽井沢駅と同時に開業しました。現在の小海線にあたる佐久鉄道が開業したのは1915年8月8日でした。1926年12月1日、小諸町から北佐久郡川辺村を経て,北御牧村島川原に至る布引電気鉄道(軌間1067mmDC600V)の路線が開業しましたが、経営不振が続き,8年後の1934年9月11日に休業、1936年10月28日に廃止されました。

Dsc05898 出発を待つ長野方面列車 115系S3編成 しなの鉄道の上下線の列車停止位置はズレています。

Dsc05902 小海線列車 キハ110系 国鉄時代は信越本線と小海線のレールは繋がっていたそうですが、今は分断されています。

小諸駅は信越本線時代は特急「あさま」全列車が停車する長野県東部の拠点駅でした。しかし、北陸新幹線は小諸駅を通らず,東京から乗り換え無しで小諸に至る公共交通機関は高速バスのみとなりました。北陸新幹線は当初、運輸省などによるとミニ新幹線規格での整備が構想されていましたが、1989年政府・与党がフル規格着工を決定し,建設が決まりました。

Dsc05900 駅舎

Dsc05899 駅舎内部の様子 駅舎や内部の様子を見ても新幹線の駅となった軽井沢、上田,長野とはだいぶ違う印象を持ちます。

Dsc05901 小諸城址を整備した懐古園 小諸城三の門

Dsc05903-3

小諸は大井光忠が築城、豊臣秀吉配下の仙石秀久が改修・整備した小諸城(別名:酔月城、白鶴城、鍋蓋城)を中心とする城下町であり、小諸城は日本で唯一城郭部が城下町よりも低い位置に存在する穴城となっています。火山灰土が浸食されて形成された田切地形を天然の堀として利用した難攻不落の要塞としても有名でした。

懐古園内には小諸市動物園、児童遊園地、洋画家の小山敬三美術館、かつては火山博物館だった郷土博物館、藤村記念館、懐古神社、徴古館があり、園に隣接して小諸寅さん記念館、鹿嶋神社、小諸義塾記念館などの施設があります。

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