2020年3月12日 (木)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 6 岡山駅に発着したJR四国の車両 2000系特急 量産車

JR四国の2000系、今回は量産車です。

2000-2102-130321

2013/3/21 岡山 量産車のトップナンバー 「南風」

2000-2104-021221
2002/12/21 岡山 2000年の登場した「アンパンマン列車」1号(ブルー)編成 2007・2203・2212・2104

2000-2104-130320-2 2013/3/20 2104が白に 5代オレンジ?

2000-2008-020329
2002/3/29 岡山 2008は2005年3月2日、土佐くろしお鉄道宿毛駅構内で発生した列車衝突事故で2218とともに大破し、2両とも3月31日付で罹災廃車となりました。
2000-2130-020329 この編成のピンクの3両は2001年に登場した土讃線「アンパンマン列車」2号(2030・2230・2231・2130)の4両(いずれも土佐くろしお鉄道所有車)のうち、2030が2008に置き換えられたものです。


試作車TSEの性能試験を経て、量産にGoサインが出され、1990年から富士重工業で量産されました。JR四国と土佐くろしお鉄道が所有することになり、1992年までに61両が製造されました。

主要諸元
最高運転速度 120 km/h
車両定員 34名(2000形)52名(2100形・2150形)68名(2200形)
自重 39.7 t(2000形)39.5 t(2100形)39.6 t(2150形)37.0 t(2200形)
台車 S-DT56形(台車枠はプレス構造)S-DT69形(リニューアル車、一部)
機関 SA6D-125H形
機関出力 330 PS/2,000 rpm×2基 / 両
変速機 TACN22-1601形
変速段 変速1段・直結2段
制動装置 踏面両抱式(増粘着式合成制輪子)

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 2002/3/29 岡山 「しおかぜ」に投入されていた頃

TSEとの違いは、幕式の列車愛称表示装置が先頭車に設置されたこと、前照灯が4灯式になったこと、前面をブラックフェイス化したことで遠方視認性が低下することから前面に警戒色の黄橙の帯が入ったこと、座席の形態が変化したこと、前後間隔もG車で拡大したことなどでした。土佐くろしお鉄道所有車は2030、2130、2230、2231の4両で高知運転所に配置されました。

1990年7月時点ではキハ185系のダイヤで「南風」「しまんと」の運用に入り、同年11月21日のダイヤ改正後、2000系のダイヤで「しおかぜ」「南風」を置き換えてゆきました。

2000形(2002-2011、2030)下り方、非貫通先頭車 グリーン・普通合造車 定員はグリーン席18名、普通席16名 振り子制御装置搭載 トイレ・洗面所、当初、車販準備室が設置されましたが後年、撤去

2100形(2102-2123、2130)上り方、貫通先頭車 定員52名 トイレ・洗面所

2150形(2151-2157)下り方、貫通先頭車 定員52名 グリーン車非連結の運用に対応するため、振り子制御装置搭載 トイレ・洗面所

2200形(2202-2210、2231) 運転台なし普通車 定員68名 

2000系のスピードアップ版として高徳線特急「うずしお」用に最高速度130km/h運転を可能としたバージョンN2000系1995年から1998年にかけ、富士重工業で16両製造されました。今回は岡山がテーマなので紹介はしませんが、過去の四国の旅で遭遇しています。

2000系は上述のように2005年3月2日の土佐くろしお鉄道宿毛駅構内での列車衝突事故で、2208と2218の2両が廃車され、さらに2108、2202、2203、2207の4両が既に余剰廃車されています。
また写真にあるように土讃線(高知運転所所属)、予讃線(松山運転所所属)においてアンパンマン列車やアンパンマンに登場する各種キャラクターを描いた列車が運転されており、定期的に絵柄が代わっているようです。

登場から20年が経過した2010年以降、リニューアルが2000系、N2000系の先頭車両について室内設備を中心に行われています。

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2020年2月17日 (月)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 2 井原鉄道の駅

井原鉄道井原線、最後は同線のいくつかの駅について紹介します。

130321 2013/3/21 総社 倉敷方向 今回の旅では訪問しませんでしたが、2013年3月に岡山を訪問し、吉備線に乗車した際に撮影していました。

最初は起点駅の総社駅です。この駅は1925年2月17日、伯備南線倉敷~穴粟(現、豪渓)間が開業した際に西総社駅として開業しました。同年8月7日中国鉄道の吉備線が旧総社駅(現、東総社)から当駅まで延伸し、乗り換え駅になりました。総社と改称されたのは1959年11月1日のことでした。1999年1月11日に井原鉄道井原線が開業し、JR西日本と井原鉄道の共同使用駅、JR西日本直営、井原鉄道は無人駅となりました。
0番線 吉備線(桃太郎線)1番線ホームの切り欠き部分
1.2番線 伯備線上り 2番線は特急通過待ちの普通列車待避線であり、桃太郎線の出発列車もあります。
3番線 伯備線下り
5.6番線 井原鉄道

清音駅は2月13,14日の記事で写真が登場していますが、開業は総社駅と同じ1925年2月17日 です。
1番線 伯備線上り、井原線下り(行き違い時)
2番線 井原線 上り・下り
3番線 伯備線 下り

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吉備真備駅の駅名標に登場する人物は奈良時代の政治家・学者の吉備真備(きびのまきび)で716年遣唐使に任命され、717年に阿倍仲麻呂、玄昉 らと入唐し、735年に帰路に就き、多くの典籍 (経書(『唐礼』130巻)、天文暦書(『大衍暦経』1巻、『大衍暦立成』12巻)、日時計(測影鉄尺)、楽器(銅律管・鉄如方響・写律管声12条)、音楽書(『楽書要録』10巻)、弓(絃纏漆角弓・馬上飲水漆角弓・露面漆四節角弓各1張)、矢(射甲箭20隻、平射箭10隻)を携え帰朝しました。752年から753年にかけても再度、遣唐使として唐を訪問しています。

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井原駅の駅名標、生憎、下の方が切れていますが、当地は1185年の源平合戦・屋島の合戦で平氏方の軍船に掲げられた扇の的を射落とした那須与一ゆかりの地だそうです。駅舎のデザインも那須与一の弓矢を模しているそうです。昨日の記事で紹介した井笠鉄道の本線・川辺線は井原駅でスイッチバックしていましたが、両線を結び、井原駅から南下した線が交わる地点に現在の井原駅があるそうです。

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井原線の乗車し、岡山県から広島県に入って最初の駅が御領(ごりょう)駅です。駅名標のイラストには堂々公園と鬼伝説が描かれています。江戸時代元禄13年(1700年)から普請が始まった砂防堰堤(砂留:すなどまり)がこの地には多く残されており、その6番目の砂留上流部の堆砂敷を利用して造られたのが堂々公園です。御領山の鬼伝説に関してはこちらのサイトに。

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終点、神辺駅は昨日の記事にあるように1914年7月21日、両備軽便鉄道の駅として開業し、高屋線の分岐駅となりました。二上がり踊りはお盆の8月13日から15日にかけて福山駅前大通り・久松通りで行われる「福山夏祭り」で踊られるもので、1961年4月18日、県の無形文化財に指定されました。文化文政時代から江戸詰の備後福山藩士によって江戸から伝わったとされています。

井原鉄道の車両は神辺駅で折り返さず、数往復福山まで直通しています。

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2020年2月15日 (土)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 2 井原鉄道の車両 IRT355形 200番台 「夢やすらぎ」号 他

2019年8月2日は清音発9:48の神辺行きに乗車し、まず車内には「夢やすらぎ」号の紹介ポスターが掲示されていました。

190802-irt35506
このポスターを見て、水戸岡鋭治氏が岡山県出身であったことは初めて知りました。

Irt355201-190802

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Irt355201-190802-4
そして途中駅で行き違う車両を逃さず、見ていたところ、10:03に三谷駅ですれ違った車両がIRT355-201「夢やすらぎ」号でした。

今回は偶然の出会いでしたが、同車両の運行予定はこちらのサイトに情報があります。
車内の様子に関してはこちらのサイトの記事が参考になります。

その後、井原駅で交換した車両は昨日の記事の写真にあるようにIRT355-05でした。

Irt355-190802
Irt355-190802-4
その他の車両は雲の里荏原と井原間にある車両基地に停車していました。手前の3両の一番こちら寄りの車両がIRT-100番台101であることが、宝くじ号の表記があることから分かります。

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2020年2月14日 (金)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 2 井原鉄道の車両 IRT355形 基本番台

井原鉄道は非電化の路線のため、気動車が使用されています。新潟鐵工所、新潟トランシス製のIRT355形で、Ibara Railways Train からIRT、355は出力355PSから取っています。

Irt35506-190802 2019/8/2 清音駅に接近する伯備線列車から撮影したIRT355-06 9:48発の神辺行き

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IRT355-06の運転席

Irt35506-190802_20200213185902
客室内

1999年の開業当初、新潟鐵工所製のNDCシリーズ(トイレ付)が0番台として10両、さらにイベント用車両100番台2両の12両体制でスタートし、2005年に水戸岡鋭治氏デザインの「夢やすらぎ号」が200番台で1両増備されました。2015年に-07が廃車となり、ミャンマーに譲渡されました。

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2019/8/2 井原駅で交換待ち

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Irt35505-190802-3
交換列車はIRT355-05でした。

主要諸元

最高速度 95 km/h
起動加速度 2.0 km/h/s
減速度(常用) 3.5 km/h/s
減速度(非常) 3.5 km/h/s
車両定員
0番台(一般車両):110名(座席49名、立席61名)
100番台(イベント車両):94名(座席42名、立席52名)
200番台(特別企画車両 "夢 やすらぎ"):101名(座席47名、立席54名)
自重 29.0t(0番台、100番台)29.8t(200番台)
積車重量 35.2t(0番台)34.3t(100番台)35.4t(200番台)
最大寸法(長・幅・高) 18,000 × 3,188 × 4,045 mm
台車 ボルスタレス空気ばね台車
NP131D(動台車)、NP131T(付随台車)
機関出力 355PS/2100rpm × 1
コマツ SA6D125H-1A
変速段 変速2段、直結3段(自動切換)
駆動方式 液体式(コマツ KTF-3335A-2A)、片台車2軸駆動
制動装置 機関ブレーキ併用電気指令式ブレーキ 排気ブレーキ
保安装置 ATS-SW、EB装置

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終着 神辺駅に到着

ステンレス製、全長18mの車体にターボチャージャー、インタークーラー付き355PSの機関、変速2段、直結3段のトルクコンバータを組み合わせ、高性能化された車両です。トイレはFRP製ユニット式で真空式汚物処理装置付き和式となっており、床下に汚物タンクが設置されています。暖房はエンジン排熱を利用した温水温風ファンが客室に8台、運転室に2台設置されています。冷房は機関直結式で、15,500kcal/hの屋根上ユニットを2台搭載し、車内換気は電動換気扇が搭載されています。

基本番台はドア付近にロングシート、車両中央部に固定式クロスシートが配されたセミクロスシート、100番台は全席転換クロスシート、200番台は基本番台同様のセミクロスシートですが、木の温かみを生かした室内構成となっています。

明日の記事ではIRT355-201「夢やすらぎ号」の写真を載せます。

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2020年2月13日 (木)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 2 井原鉄道井原線 

2019年8月の旅行、水島臨海鉄道に乗車した後は倉敷から伯備線列車に乗り、7.3km先の清音駅に向かいました。

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Yahooの地図から 井原鉄道の路線付近の地図

Dsc01998 車内に掲示されている路線図

倉敷駅から高梁川に沿って北上する伯備線に対して、清音駅の南側で小田川に沿って西へ向かうのが井原鉄道井原線です。接続駅は清音駅ですが、総社~清音間はJR西日本と井原鉄道の重複路線となっています。この区間3.4kmは、JR西日本が第一種鉄道事業者、井原鉄道が第二種鉄道事業者です。

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2019/8/2 伯備線 清音駅 駅名標

Dsc01981 井原鉄道清音駅入口

Dsc01982井原鉄道の清音駅は伯備線清音駅の2番線の一部となっています。

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清音を出発し、神辺方面に向かう列車の後方展望 伯備線上下線の間から西方に曲がり、下り線をオーバクロスし、

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長大な鉄橋で高梁川を渡ります。鉄建公団が手掛けた工事のため、国鉄の雰囲気が漂う規格となっています。

Dsc02000 運賃表 清音から神辺までは1010円でした。

清音から分岐し、神辺に向かう38.3kmの路線は国鉄が吉備線の延長路線として計画していたもので、井原から先、神辺までは井笠鉄道の路線(軽便鉄道)神辺線でした。1966年5月14日に国鉄井原線として起工式が行われ、工事に着手しました。1967年には井笠鉄道神辺線・矢掛線、1971年には本線が廃止となり、井笠鉄道の線路跡は鉄建公団が買収し、井原線として活用されることになりました。しかし、1980年国鉄再建法施行で国鉄井原線は建設中止となりました。

Dsc02042 福塩線 神辺駅 駅名標

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福塩線対向式ホームの東側に井原鉄道のホームがあります。

1986年、地元の岡山・広島県と周辺自治体が「井原鉄道」を設立し、既に完成していた高架橋や路盤を利用し、1987年から工事が再開され、1998年6月30日にレールが締結され、1999年1月11日に総社~清音~神辺間が開業となりました。

2018年7月6日平成30年7月豪雨の影響で沿線は高梁川や小田川、同支流の決壊で甚大な被害が出たのは記憶に新しい災害でした。

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2020年2月12日 (水)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 1 水島臨海鉄道の前面展望 倉敷市から三菱自工前まで

水島臨海鉄道、最後は倉敷市から三菱自工前までの前面展望です。写真のピントが甘い点はご容赦を。

2019年8月2日は倉敷市7:18発の列車で三菱商事自工前まで乗車しました。同社のWEBサイトに時刻表が掲載されていますが、鉄道ファンサービスなのかキハ37,38,30などの旧国鉄車両で運転される予定の列車は青ラインで示されています。

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7:19 倉敷市を発車した列車は山陽本線と平行に南西へ進みます。

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倉敷市~球場前間 この渡り線は水島臨海鉄道の貨物列車が山陽本線岡山貨物ターミナルに乗り入れる際や、機関車の検査、あるいは旅客車両の甲種輸送で通過するための連絡線です。球場前駅手前で山陽本線と別れ、南に向かいます。

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7:25 西富井 倉敷市を出て最初の交換可能駅です。トラス橋は国道2号岡山バイパスをオーバークロスするためのものです。この道路の建設工事のため、1973年に西富井駅は倉敷市側に400m移転しました。

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7:41 常盤駅を出発し、水島駅へ この区間は港東線への分岐もあり、複線のような線形に

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7:44 水島駅を発車、左に分かれてゆくのが港東線、東水島駅(貨物)方面 三菱自工前方面へは大きく右にカーブします。

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7:45 定刻に三菱自工前駅に到着 線路はまだだいぶ続いています。

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2020年2月11日 (火)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 1 水島臨海鉄道の車両 DE701

水島臨海鉄道の車両、今回はディーゼル機関車のDE70形701号機です。

De701-190802
2019/8/2 港東線内で待機するDE701号機牽引コンテナ列車 水島~三菱自工前間の車窓から

この機関車は1971年4月に川崎重工業で新製された70tタイプの機関車で、国鉄DE11形と同形機です。
1960年代後半、高度経済成長に伴う、鉄道貨物輸送量の増大で貨物ヤードにおける貨車入れ換え、ハンプ押し上げ作業を蒸気機関車に寄るものから無煙化するためにDE10形をベースにまず試作機DE10 901が製造され、その運用結果を基に重入換専用機としてDE11形が登場しました。
DE10からの変更点としては本線上で客車などを牽引しないことから、SGを省略、重連総括制御機能とジャンパ栓が省略されました。2エンド側にはコンクリートの死重が搭載され、自重は70tとなりました。

エンジンはDML61ZAでDMF31系エンジン(DMF31S)を2組V型に配置した12気筒エンジンでDD51形に搭載された1000馬力のDML61Sに中間冷却器を付加し、クランク軸受けを拡幅・強化した1100馬力のDML61Zへ発展、そして冷却水回路やピストンを改良・強化した1250馬力のDML61ZAとなりました。さらに噴射ポンプのプランジャー径を拡大し予燃焼室を改良、圧縮比を上げて燃焼効率を改善し、クランク軸受けにコロ軸受けを採用したのが1350馬力のDML61ZB でDE10,DE11,DE15にも搭載されました。1970年にはDML61ZBをベースに4気筒増やしV型16気筒2000馬力にしたのがDMP81ZでDE50形に搭載されました。残念ながら試作で終わりましたが。因みに20系客車の電源車マニ20にはDMF31S-Gが搭載され発電用として使用されました。

液体変速機はDE11同様、高速段、低速段切替が可能です。JR線に乗り入れ、岡山貨物ターミナルまでの運用があるために、水島臨海鉄道用無線機とJR用Cタイプ列車無線機、防護無線装置が搭載され、それぞれに対応した列車無線アンテナも設置されています。

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2019/8/2 常盤駅から

全般検査は国鉄・JRの工場に委託されており、国鉄時代は鷹取工場、JR発足後はJR貨物広島車両所で施行されています。

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2020年2月10日 (月)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 1 水島臨海鉄道の車両 MRT300形

水島臨海鉄道の車両、今回はMRT300形気動車です。

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2019/8/2 倉敷市 MRT301

新潟鐵工所のローカル線向け軽快気動車「NDC」のメカニズムをベースに輸送量の多い通勤・通学路線向きに通常型気動車同等の21m大型車体の気動車で1995年2月11日に301・302、1995年11月29日に303・304、そして1996年11月22日に305・306が導入されました。

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2019/8/2 西富井 MRT302

Mrt304-190802
2019/8/2 弥生

主要諸元

最高速度 95km/h
車両定員 149名
自重 33.2t(空)・41.6t(積)
最大寸法 (長・幅・高) 21,300×3,140×3,980
台車 ボルスタレス台車 NP129D(動力)・NP129T(付随)
機関出力 330ps(DMF13HZ)×1 / 両
変速段 変速1段・直結2段(TACN-22-1611)
駆動方式 液体式
制動装置 電気指令式ブレーキ 直通予備ブレーキ
保安装置 ATS-SM

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MRT301の運転席周辺

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ワンマン運転対応設備もあります。

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MRT301の車内

車体両端2カ所に片開きドアがあり、トイレはありません。クロスシートとロングシートが千鳥形に配置され、冷房も機関直結式冷房装置が設置され、温水温風ファンの暖房装置も装備されています。

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2020年2月 9日 (日)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 1 水島臨海鉄道の車両 キハ37形 

水島臨海鉄道の車両、まずはキハ37形です。キハ37 101-103の3両が在籍しています。私が訪問した日は101と102が2両併結で運用に入っていました。塗色は写真のような水島臨海色と言われる空色に青色の帯の入ったものでした。もう一両の103とキハ38形104は国鉄標準色を纏っています。

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2019/8/2 三菱自工前 キハ37 101

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2019/8/2 常盤 キハ37 102

キハ37形は国鉄が1983年に製造した気動車です。キハ40系列を導入後、問題とされたローカル線での動力性能以外の構造・設備の過剰さ、新造費の高さ、機関と変速機の陳腐化、車両重量の割に出力が小さいこと、燃費の悪さ、整備費など維持費の高さなどに対処するため、地方線区の実情に合わせた性能と製造・維持コストの低減に注力し、標準搭載される装備を最小限に抑え、地域にあった装備を地域の特徴に合わせて取り付けられるように設計された車両として試作的に5両製造されました。

主要諸元
最高速度 95 km/h
車両定員 0番台:138人
1000番台:146人
自重 0番台:31.6 t
1000番台:30.7 t
全長 20,000 mm
車体幅 2,800 mm
床面高さ 1,260 mm
台車 DT22E・TR51D
動力伝達方式 液体式
機関 DMF13S
機関出力 210 PS
制動装置 自動空気ブレーキ

国鉄気動車としては初の直噴式ディーゼルエンジン(国鉄制式名DMF13S、新潟鐵工所、現IHI原動機が開発した船舶用高速エンジンを鉄道車両用に設計変更したもので縦型6気筒OHV、排気量13リットル、過給器装備(210PS,600rpm)、新潟鐵工所名は6L13AS)を搭載しました。従来のエンジンに較べ、小型軽量で高出力、冷間時の始動性も向上しました。

国鉄形式でDMF13Sを採用したのは本形式が唯一で縦型エンジンのため、レール面から床面の高さがキハ35の1215mmに較べ、1260mmと高くなり、床面点検口も復活しました。

37-101-190802 キハ37101の車内 長ーいロングシート

片運転台式ロングシート、片側片引き戸2扉で便所付き(定員138人、座席64人)が0番台、1(新潟鐵工所製),2(富士重工業製)、便所無し(定員146人(座席64人)が1000番台、1001(新潟鐵工所製)、1002、1003(富士重工業製)でしたが、製造後、地方交通線が相次いで廃止となり、キハ58系やキハ40系が大量に余剰となったため、設備投資の抑制方針もあり、量産形が登場することはありませんでした。

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後付けされた冷房装置 この部分の荷棚は使用出来ません。

ベンチレータは押し込み形で天井に扇風機が設置され、後年、バス用の機関直結式冷房装置を流用した冷房化改造が施行されました。製造時からワンマン化改造可能な設計になっていましたが、国鉄・JR在籍中はワンマン化改造はなされませんでした。

1と1001が大阪鉄道管理局管内の姫路第一機関区に配置され、加古川線、高砂線、三木線、北条線、鍛冶屋線で使用されました。民営化後、JR西日本に継承され、1994年に冷房改造され、1999年に後藤総合車両所に転属、山陰本線や境線で活躍し、2009年1月29日付けで廃車となりました。後述のJR東日本に継承された車両のようにエンジンの換装もされませんでした。

37-1002-090215

2009/2/15 木更津 久留里線で活躍していた頃のキハ37 1002  現、キハ37 102

37-2-120211-3

2009/2/15 木更津 キハ37 2  現、キハ37 103

2、1002、1003は千葉鉄道管理局管内の桜機関区木更津支区に配置され、久留里線および木原線で使用され、JR東日本に継承、1999年から2000年にかけ、機関をカミンズ製DMF14HZへ換装、機関直結式のAU26形冷房装置が搭載されました。2012年12月1日を以て、キハE130形100番台に置き換えられ、定期運用を終了しました。2013年7月9日から10日にかけ、水島臨海鉄道に3両とキハ30形2両、キハ38形1両と譲渡されることになり、倉敷駅まで甲種回送されました。

水島臨海鉄道では2014年5月12日から運行が開始されました。
水島臨海鉄道での運行開始にあたり、
キハ37 1003 → キハ37 101
キハ37 1002 → キハ37 102
キハ37 2 → キハ37 103 と改番されました。

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2020年2月 8日 (土)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 1 水島臨海鉄道

昨日の記事で、2019年10月の近鉄、京阪の鉄道イベント参加の傍ら、阪急、阪神、京阪を巡った旅の記事は終わりとし、今回からは2019年8月に岡山、倉敷、水島臨海鉄道、井原鉄道、JR福塩線、岡山電軌、津山まなびの鉄道館、JR因美線、智頭急行、JR山陰線、若桜鉄道、柵原ふれあい鉱山公園(片山鉄道保存会)、JR播但線、JR加古川線、神戸電鉄、最後に3月に開業したJRおおさか東線と回った旅の記録をそれぞれの鉄道会社、保存組織の車両ごとに見て行こうと思います。

190802 2019/8/2 キハ37 101 側面に描かれた社章

190802_20200207192901
JR倉敷駅の南西方向に山陽本線に並ぶように水島臨海鉄道 倉敷市駅があります。1981年4月7日に現在地に移転しました。

190802_20200207193001
駅入り口

Mrt301-190802
各車内に掲示されている運賃表

まず最初は水島臨海鉄道です。この会社は中国運輸局管内の民鉄として唯一貨物鉄道事業を行っており、日本民営鉄道協会加盟の第三セクター鉄道です。このような会社は、他に青い森鉄道、岩手開発鉄道、仙台空港鉄道、ひたちなか海浜鉄道、万葉線、えちぜん鉄道、北大阪急行電鉄、神戸高速鉄道などがあります。

現在の路線の成り立ちは三菱重工業の工場(水島航空機製作所)が水島に建設されたため、1942年2月3日、倉敷~水島間の専用鉄道敷設免許が申請され、同年9月17日に交付され、1943年に専用鉄道が敷設されました。三菱重工としてはこの路線を児島に延伸、味野を経由し、宇野まで到達すべく、南備鉄道として1940年8月3日に敷設免許申請が行われましたが、戦局の悪化で断念されました。

敷設された倉敷~水島間は1947年水島工業都市開発に移管され、一般鉄道となり、1952年には倉敷市が鉄道・バス事業を買収し、倉敷市交通局が発足し、管理運営することになりました。1970年、鉄道事業は倉敷市、岡山県、日本国有鉄道が出資する第三セクターの水島臨海鉄道に譲渡されました。1989年、バス事業も両備バス、下津井電鉄、野村交通などに引き継がれ、交通局は解散しました。

S800pxmizushima_rinkai_railway_linemap

水島臨海鉄道の路線図 Wikipediaの図から
鉄道路線は
倉敷市~水島港(本線)
水島~川鉄前
水島港~西埠頭
水島~日鉱前 でした。

190802_20200207193401 終点、三菱自工前駅の駅名標

190802_20200207193501 倉敷市~水島間は日中もコンスタントに運転されていますが、三菱自工前まで来る列車は本数が限られています。

1972年9月17日、水島~三菱自工前間の旅客営業が開始
1983年4月1日、倉敷市~倉敷貨物ターミナル間(11.2km)を水島本線、三菱自工前~西埠頭間(0.8km)を西埠頭線に改称




190802_20200207193901
常盤駅付近の高架線

1992年9月7日、水島地区の交通量増加により、浦田~三菱自工前間を高架化
2016年7月15日、西埠頭線が廃止されました。

現有路線は
水島本線: 倉敷市駅 - 三菱自工前駅 - 倉敷貨物ターミナル駅 11.2km
港東線: 水島駅 - 東水島駅 3.6km(貨物線)   となっています。



明日からの記事では今回の旅行で撮影した車両を紹介します。

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