2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 17 加古川線の旅 西脇市まで往復 その3 125系
加古川線の車両、今回は125系です。
2019/8/5 厄神 加古川から乗車してきたクモハ125-10
この系列は1990年松山地区の電化開業で登場したJR四国の7000系以来2例目となる営業用両運転台車両です。JR西日本では国鉄時代に製造された近郊型車両や荷電などを編成短縮改造し、管内の電化ローカル線に投入することで対処してきましたが、小浜線と加古川線の電化では地元自治体からの要望と財政的補助もあり、新車の投入となりました。アーバンネットワーク用車両の設計思想を基に省エネルギー、運用効率や快適性の向上を目指し新規に開発された車両です。川崎重工業車両カンパニーが製造を担当し、2002年から2008年にかけ18両が製造され、第一次車8両(1~8)が2003年3月15日から小浜線、第二次車4両(9~12)が2004年12月19日から加古川線、第三次車6両(13~18)が2006年10月21日から舞鶴線に投入されました。小浜線、舞鶴線の車両は敦賀地域鉄道部に所属、加古川線の車両は網干総合車両所に所属、加古川派出所に配置されています。なお、小浜線電化開業当初はDC電化は小浜線ホーム、留置線のみだったため、約3年半は福知山運転所電車センターに配置されていました。
厄神駅の谷川寄りには車両基地、加古川派出所があり、ここに125系や103系が休んでいます。
厄神折り返しの車両は一旦、車両基地に引き上げてから上り方面に入線します。
粟生に到着する西脇市行きの車両
製造銘板
主要諸元
編成 両運転台付単行車(0.5M)
電気方式 直流 1,500 V (架空電車線方式)
最高運転速度 小浜線・加古川線: 85 km/h 北陸本線: 120 km/h
起動加速度 2.5 km/h/s 1.2 km/h/s (小浜線内)
減速度(常用) 3.7 km/h/s
車両定員 1+2列:31(座席)+86(立席)=117人 2+2列:46(座席)+67(立席)=113人
自重 40.5 t
全長 20,340 mm
全幅 2,950 mm
全高 3,630 mm
車体 ステンレス製
台車 軸梁式ボルスタレス台車 電動台車:WDT59A 付随台車:WTR243B
主電動機 かご形三相誘導電動機 WMT102B形
主電動機出力 220 kW × 2
駆動方式 WNドライブ
歯車比 1:6.53
定格出力 220×2 = 440 kW
制御方式 IGBT素子VVVFインバータ制御
制御装置 WPC14形(1C1M 2レベル)
制動装置 電気指令式ブレーキ(回生ブレーキ付)
保安装置 ATS-SW ATS-P(敦賀車のみ)
列車防護無線装置 EB・TE装置
125という形式はJR東日本の113系の形式としてサロ124形、サロ125形がありますが、こちらはクモハ125形のみで車両番号の重複は起こっていません。
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