2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 15 姫路市内散策と姫路城
姫路で迎えた朝、ホテルは姫路駅に近かったので、まずはJR姫路駅、山陽電鉄姫路駅、そして国宝姫路城(白鷺城)を訪問することに致しました。
2019/8/5 姫路駅 山陽本線(上)と播但線(下)の駅名標
JR姫路駅は兵庫県下では県庁所在地の神戸駅や三宮駅よりも大きな駅舎、駅ビルを持つ駅で駅長が配置された管理駅として姫路市内にある山陽本線のひめじ別所駅から網干駅までの各駅を管轄しています。山陽本線以外に、播但線、姫新線、そして山陽新幹線が乗り入れる駅でもあります。
開業は1888年12月23日で、同年11月1日に兵庫~明石間が開業した山陽鉄道が、姫路まで延長開業したときでした。なお、兵庫~神戸間の開業は1889年9月1日でした。当時、姫路城内には陸軍歩兵第10連隊が設置されていたこともあり、山陽鉄道の駅は市街地の中心に設置されました。1889年には当駅で日本最初の駅弁が販売されたそうです。播但鉄道が乗り入れたのは1894年で同線は山陰地方とを連絡する陰陽連絡線としてのみならず生野銀山の銀を輸送する役割がありました。1903年6月1日には経営状態が苦しかった播但鉄道が路線を山陽鉄道に譲渡、さらに1906年12月1日には山陽鉄道が国有化されました。姫新線は昨日の記事にあるように1930年に開業しました。電化は1958年に明石から姫路まで電化されました。小学生の頃、母の故郷、萩まで東海道・山陽ルートで行った頃はここで電機から蒸機へ機関車交換が行われていたのを記憶しています。
山陽電鉄 山陽姫路駅 山陽百貨店の2階に頭端式ホーム4面4線を有する
長距離の国鉄に対して近距離輸送を担う本格的都市間輸送を担う鉄道として1923年8月19日に明石~姫路間で開業したのが神戸姫路電気鉄道、現在の山陽電気鉄道です。並行する路線間では乗客を奪い合う熾烈な競争が繰り広げられ、山陽電鉄が1948年に日本における戦後初のロマンスカー車両820形を投入すると国鉄はC62を東灘信号所で転向させ神戸~姫路間で列車増発し、1972年の新幹線岡山開業以降は新快速に153系、165系、そして117系、221系と続々、高速フリークエントサービスを充実させてゆきました。
1995年1月の阪神・淡路大震災では震災で分断された山陽新幹線やJR神戸線の迂回ルートとして播但線が用いられた関係で乗り換え客で駅は大混雑しました。
在来線の連続立体交差事業は1989年から開始され、1995年8月6日から高架化工事も開始、2006年3月26日にJR神戸線・山陽本線のホームが、2008年12月22日には播但線・姫新線のホームが高架化されました。
姫路駅周辺ではこういったカラーの神姫バスをよく見かけます。
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