秋田から青森に向かう「リゾートしらかみ」は6月から9月の週末、土日は3本運行されています。
2017/7/2 リゾートしらかみ 1号 HB-E300系 橅編成
最初に出発する
快速リゾートしらかみ1号の停車駅と時刻は
秋田8:20発、追分8:32/8:33、八郎潟8:46/8:47,森岳9:01/9:02、東能代9:12/9:19、能代9:25/9:35、あきた白神9:57/9:58、岩館10:02/10:03、十二湖10:23/10:23、ウェスパ椿山10:35/10:35、深浦10:49/10:59、鰺ヶ沢11:45/11:47、陸奥森田11:58/11:59、木造12:04/12:04、五所川原12:11/12:12、陸奥鶴田12:19/12:19、板柳12:26/12:27、川部12:36/12:42、弘前12:49/12:53、新青森13:22/13:23、青森13:29
となっており、森岳駅は1/2号のみ停車、東能代でスイッチバック、能代と深浦で10分間停車、千畳敷駅は季節停車、北金ヶ沢は信号システムの関係で運転停車、川部駅、弘前駅でもスイッチバックのため、長時間停車となっています。
車両は7月2日の場合、1号がHB-E300系気動車「橅」編成、3号が同「青池」編成、5号がキハ48形「くまげら」編成でした。
HB-E302-5
HB-E300系気動車はJR東日本が開発した次世代型ハイブリッド気動車で最初に導入されたのは2010年に長野地区の「リゾートビューふるさと」、秋田地区のリゾートしらかみ二代目「青池」、二代目「橅」そして青森地区の「リゾートあすなろ」にも投入されました。
車体は台枠以外をステンレス材で構成した軽量ステンレス車体とし、先頭車の前頭部は普通鋼製としました。
「橅」編成は奥山清行氏がデザインを手がけ、白神山地のブナ木立が緑色のグラデーションによって表現されています。
機器・システムはDMF15HZB-G形直噴式直列6気筒横形ディーゼルエンジン(定格出力331kw(450PS)定格回転数2100rpm×1)でDM113形交流発電機(出力270KW×1)を回し、三相交流を発電、コンバータ(主変換装置C120形)で直流化し、動力用にはVVVFインバータで三相交流を作り出し、誘導電動機(MT78)を駆動します。一方、補助電源装置(SIV)と主回路用蓄電池(Liイオン電池MB1形15.2kWh/両)にもコンバータで得られた直流を利用しています。
従来車、キハ40形などとの併結を考慮して加速度は1.5km/h/sやキハ110形、キハE200形の2.3km/h/sを切り替えで対応可能となっています。
ハイブリッド方式とコモンレール式エンジンの採用で従来型キハ40形改造の「リゾートしらかみ」に較べ、燃費10%削減、窒素酸化物の排出量約60%削減、駐停車中の騒音20dBから30dB減となっています。
台車は軸梁式軸箱支持装置を備えたボルスタレス台車で、1両あたり電動台車と付随台車を1台ずつ装備しており、HB-E301形・HB-E300形では前位に動力台車のDT75A形・後位に付随台車のTR260A形を装備している(HB-E302形では前後逆となっています)。
←秋田・青森 東能代・弘前→
形式 HB-E301 HB-E300-100 HB-E300-0 HB-E302
自重 41.3t 41.5t 40.0t 40.3t
搭載機器 SIV,CP SIV,CP SIV,CP SIV,CP
201/10/23 弘前
2010/10/24 千刈踏切
初代「橅」編成は2002年12月の東北新幹線八戸延伸に伴い展開された「北東北ディスティネーションキャンペーン」に合わせて登場しました。最初は3両で登場しましたが、2010年12月のダイヤ改正で旧「青池」の中間車キハ48 1543を改造の上、組み込み4連化されました。2016年7月15日をもって、二代目の登場により、引退しました。
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