2024年10月 1日 (火)

2023年晩夏の関西旅行 JR西日本編 その6 287系 PANDA KUROSHIO 

昨日の記事にあるように特急「くろしお」に287系が投入されたのは2012年3月17日のダイヤ改正からで、この改正では関西から南紀方面に運転される特急列車の名称は「くろしお」に統一され、「スーパーくろしお」・「オーシャンアロー」は廃止されました。287系は4往復に投入され、同年6月1日には3往復も287系化され、381系(B編成:アコモ改造編成)による営業運転は終了となりました。


2013年3月16日のダイヤ改正では287系による「くろしお」の増発が行われ、紀伊田辺・白浜発着の「くろしお」は287系に統一され、新宮発着の「くろしお」にのみ381系が残りました。


2015年3月14日のダイヤ改正では、287系で運転されていた一部の「くろしお」が381系になりましたが、同時にこの改正まで名古屋~北陸特急の「しらさぎ」として運転されていた683系2000番台289系として直流化されることが発表され、同年10月31日から289系が運行開始され、「くろしお」は全てJR西日本発足後の車両、283系、287系、289系で運転されることになりました。

2017年8月5日、和歌山・アドベンチャーワールドが2018年で開業40周年を迎えるため、287系1編成(HC605編成)をアドベンチャーワールドのシーンをラッピングした車両として運行することになりました。同編成の運行予定は当初、2023年冬頃迄とされました。


その後、2019年12月22日、第2編成(HC601編成)も「Smileアドベンチャートレイン」として登場、2020年7月23日には第3編成としてHC604編成が「サステナブルSmileトレイン」として登場しました。


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2023/8/31 野田 特急「くろしお1号」 HC605編成 梅田貨物線から大阪環状線へ

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2020年3月14日のダイヤ改正では毎日パンダくろしお『Smileアドベンチャートレイン』又は『サステナブルSmileトレイン』で運行される便が3・6・25・26号に設定されました。2021年3月13日のダイヤ改正からは毎日パンダくろしお『Smileアドベンチャートレイン』又は『サステナブルSmileトレイン』で運行される便が1・4・25・26号に変更されました。

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2024年9月30日 (月)

2023年晩夏の関西旅行 JR西日本編 その5 「きのさき」「こうのとり」そして「くろしお」用に投入された287系

2011年3月12日、東日本大震災の翌日で九州新幹線(鹿児島ルート)の全面開業が目玉のダイヤ改正でしたが、近畿地区では新大阪~福知山・豊岡・城崎温泉間の特急列車が「北近畿」から「こうのとり」に改称され、京都~福知山・豊岡・城崎温泉間の「きのさき」・京都~天橋立間の「はしだて」・京都~東舞鶴間の「まいづる」に新型の287系が投入されました。

このときに投入された287系は4連7本、3連6本の計46両で翌年の3月17日ダイヤ改正では南紀方面の特急「くろしお」に6連6本、3連5本の計51両が投入されました。製造は川崎重工業・近畿車輛が担当しました。

683系4000番台の設計思想が踏襲され、全車電動車編成(但し、全車1Mではなく0.5M方式)とすることで車両構体の共通化によるコスト削減が図られ、パンタグラフの搭載スペースは全車種に2か所設けられ、車両制御装置・CP・BATTもいずれの車種にも搭載可能となっています。

主要諸元

最高運転速度 130(曲線通過+15 km/h)km/h
設計最高速度 130 km/h
起動加速度 1.6 km/h/s
減速度(常用) 4.6 km/h/s
減速度(非常) 5.2 km/h/s
編成定員 345名(普)+15名(グ)=360名 (6両編成時)
編成重量 236.8 t (6両編成時)
全長 21,100 mm
車体長 先頭車:20,670 mm
中間車:20,600 mm
全幅 2,915 mm
全高 先頭車:4,090 mm
中間車:3,855 mm
集電装置折畳高:3,970 mm
車体高 3,490 mm
車体 アルミニウム合金
台車 軸梁式ボルスタレス台車(ヨーダンパ付)
動力台車:WDT67
付随台車:WTR249・WTR249A
主電動機 かご形三相誘導電動機 WMT106-G1
主電動機出力 270 kW
駆動方式 WNドライブ
歯車比 5.65
編成出力 6両編成:270kW×2×6=3,240kW 4両編成:270kW×2×4=2,160kW 3両編成:270kW×2×3=1,620kW
制御方式 2レベルIGBT-VVVFインバータ制御
制御装置 WPC15A-G2(静止形インバータ一体型)
制動装置 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ(応荷重・遅れ込め・直通・救援・抑速・耐雪ブレーキ付き)
保安装置 ATS-SW2・ATS-P3、列車防護無線装置 EB・TE装置

0.5M方式を採っているため、287形と286形の区別は主制御器の有無ではなくパンタグラフとCPの有無で287形と286形を区別しています。

編成

吹田総合車両所福知山支所

←京都・新大阪/天橋立/東舞鶴                          城崎温泉・宮津→
         (>>)                (< >)                 
FA01-07編成 クモハ287-0(Mc)+モハ286-0(M')+モハ287-100(M)+クモロハ-0(M'sc)
         (>>)
FC01-06編成 クモハ287-0(Mc)+モハ286-100(M'1)+クモハ286-0(M'c)

吹田総合車両所日根野支所

←京都                                            新宮・奈良→
 ( >)                         ( >)    
クモハ287-0(Mc)+モハ286-0(M')+モハ286-200(M'2)+モハ287-200+モハ286-0(M')+クモロハ286-0(M2) HC601-606編成
 ( >) 
クモハ287-0(Mc)+モハ286-100(M'1)+クモハ286-0(M'c)            HC631-635編成

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2012/3/16 天橋立 287系 FA02編成 上の写真がクモハ側、下の写真がクモロハ側


287-fc01-111226-2 287-fc01-111226-3 2011/12/26 島本 FC01編成 上の写真がクモハ287側、下の写真がクモハ286側

287-hc606-160903 287-hc606-160903-2 2016/9/3 野田 「くろしお」 287系 HC606編成 上の写真がクモハ側、下の写真がクモロハ側

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2023年9月 1日 (金)

速報版 関西の旅 3日目 早朝の阪急西宮北口駅、続々と神戸線、各支線向け編成の出庫風景、8200Fに乗車、そして長浜城、彦根城、岸和田城

一昨日の十三駅での神戸線通勤特急の観察では8200Fは運用に入っていませんでした。再度、チャレンジと言うことで南方駅から京都線、十三駅乗り換えで5:04発の神戸線初電新開地行で西宮北口駅に5:18に到着。
阪急の場合、夜間の各駅の滞泊はあまり無いようで見ていると、新開地方面、今津線宝塚方面、今津方面、甲陽線、伊丹線向けの編成が次から次へと出庫して行きます。
10連の出庫に関しても、6:29に7110+6016が回送で神戸三宮に向かい、6:44には7107+8031が同じく神戸三宮に向かいました。それぞれ神戸三宮6:52, 7:07発の通勤特急(10連)となるものと思われます。そして6:48、西宮北口6:52発の通勤特急となる10連:7109+8200が4号線に入線しました。この編成が上り大阪梅田方面1番手の10連となり、7:07に大阪梅田到着、折り返し7:13発の神戸三宮行通勤特急となります。幸いにして8200Fも無事撮影出来ましたので、この通勤特急で大阪梅田に向かいました。

Dsc06605 Dsc06606_20230831212601 2023/8/31 西宮北口 10連の出庫(7110+6016)回送で神戸三宮方面へ

Dsc06622 Dsc06623 2023/8/31 西宮北口 10連の出庫 2本目(7107+8031)

Dsc06626 Dsc06627 2023/8/31 西宮北口 10連の出庫 3本目(7109+8200)

8200系問題が意外と早くクリア出来たため、新大阪を7:34に出発する287系くろしお1号(パンダくろしお、ことHC605編成が投入される運用)を撮影出来ることが分かりました。直ぐに思い浮かんだのは大阪環状線の野田駅での桜島貨物線からの列車の合流シーンでした。

Dsc06664 2023/8/31 野田 桜島貨物線から大阪環状線内回り線に転線中のパンダくろしおHC605編成

Dsc06841_20230831213601 2023/8/31 新大阪 2番線ホームで発車を待つパンダくろしお

ちなみにこの編成夕刻の和歌山行くろしお25号に投入されることもWEBサイトで告知されており、こちらは新大阪駅で撮影しました。

以前、鉄道撮影旅行と言えば公園等に保存されている蒸気機関車を巡る旅を合わせてしていましたが、最近は全国の城廻りもするようになり、今回は長浜城、彦根城、岸和田城を巡ることにしました。

野田にて287系パンダくろしおを撮影し、大阪駅に戻るとちょうど入線中だった野洲行の新快速がJR西日本が導入した新快速の有料指定席車両A-seat連結の編成でした。時間帯のせいなのか、関西人の気質のせいなのか、1両連結された青帯の車両(9号車)に乗っている人は殆ど無く、前後の車両はかなり混んでいました。車両はクハ222-1007でした。他にクハ222-1008、クモハ224-702等がAシート車に改造されているようです。JR東日本は2階建てグリーン車を新造して挿入する方式を採っているのに対してJR西日本は既存の車両を改造して対応と会社それぞれの方式のようです。

Dsc06669 Dsc06673 2023/8/31 野洲 Aseat車両 クハ222-1007

Dsc06834_20230831214301 Dsc06837

2023/8/31 新大阪 225系のAseat車 (クモハ224-702)

大阪から新快速で1時間40分(途中、野洲で乗り換え10分)で琵琶湖東岸の長浜に到着しました。長浜城は羽柴秀吉が初めて一国一城の主となり、築城した城で長浜の地名もかつては今浜でしたが、信長の長から長浜としたようで秀吉と縁の深い土地です。

長浜城を見学した後は米原、彦根と戻り、彦根城を訪れました。ここは徳川家と繋がる井伊家の城で山の上に築城され、かつ外敵の侵入に対して鉄壁の守りの城のため、天守閣の下に辿り着くのも、さらに天守閣の最上階に上るのも大変な城でした。

そして岸和田城はだんじり祭で有名な岸和田市にあり、城域に入ったときには4時半を過ぎており、タイムオーバーでしたが、天守閣の前にある八陣の庭を観ることはできました。

JR阪和線の東岸和田駅は城から離れているのでアクセスには新今宮から南海本線を使い、久しぶりに南海の車両を記録することが出来ました。

明日は新大阪発初電で出発し、東海道を上り、10時間程かけて東京に辿り着く予定です。

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