2024年2月 7日 (水)

2023年夏と2024年冬の名古屋旅行 その8 EF510が牽引する炭酸カルシウム貨物 5580レ

名古屋付近ではコンテナ貨物以外に昨日の記事に登場した石油輸送、西濃鉄道の乙女坂から美濃赤坂を経由して笠寺、新日鉄(日本製鉄名古屋製鉄所)までの石灰石輸送(赤ホキ)、太平洋セメント藤原工場から富田を経由して旧四日市港までのセメント輸送などがありますが、これらが一方通行的輸送で逆ルートが貨車の返空輸送となっているのに対して、太平洋セメント藤原工場に隣接する東藤原と中部電力碧南火力発電所に近接する碧南市を結ぶ貨物列車は東藤原から碧南市へは炭酸カルシウムを輸送、逆ルートは火力発電所で燃やした石炭の灰、フライアッシュを同じホキ1100形(通称:白ホキ、35t積、正式には全長12mを越えるためホキ)で輸送する双方向輸送である点がユニークです。ちなみに炭酸カルシウムは石炭火力発電所で発生する亜硫酸ガスの除去、フライアッシュはセメントの原料となります。

100021-140812 2014/8/12 富田 2021年8月まで運用されていたホキ1000形 ホッパ車 現在は後継のホキ1100形が活躍しています。

5580-220805 2022/8/5 清洲 ホキ1100で構成された5580レ

炭酸カルシウムの輸送  2023年3月改正時刻
東藤原19:23-504レー富田21:24/23:51-5280レ(DF200)ー稲沢0:52/6:18ー5580レ(EF510)-大府6:51/8:28ー東浦8:47/8:49-5570レー碧南市9:04

Ef51023-5580-230729-22023/7/29 枇杷島 EF510-23号機の牽引で大府に向かう5580レ

110010-2307292023/7/29 大府に到着したホキ1100

Ke65-165-5-5570-230729 2023/7/29 大府から東浦まで5570レを牽引する衣浦臨海鉄道のKE65-1と-5

Ef51023-a21-230729一方、稲沢から大府まで5580レを牽引してきたEF510-23号機は夕方の5767レまで昼寝

5767-2208022022/8/2 清洲 大府から稲沢に向かう5767レ

フライアッシュの輸送
碧南市11:15-東浦11:30/11:33-5571レー大府11:44
碧南市14:23-東浦14:38/14:40-5573レー大府14:50/16:04-5767レ(EF510)―稲沢16:50/19:07-5283レ(DF200)-富田20:44/10:15-501レー東藤原11:28

東藤原~富田間は三岐鉄道、大府~東浦間は武豊線、東浦~碧南市間は衣浦臨海鉄道 碧南市から中部電力碧南火力発電所間は7.5kmほど離れているためトラックで輸送されます。

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2023年7月31日 (月)

2023年 北九州旅行 その24 黙々と任に就くJR九州のDE10達

ローカル線の貨客車牽引や入換用途を主目的に1966年から1978年にかけ708両が製造されたDE10形ディーゼル機関車は

基本番台 SG装備 158両(1~158) 1~4 試作機 12~19 入換専用機(SGは非搭載、準備工事のみ)1966年~1970年
500番台 SG非搭載 74両(501~574)1968年~1970年
900番台 重入換用試作機 901 1967年
1000番台 SG搭載 燃料噴射ポンプや予燃焼室の形状を改良して出力を向上したDML61ZB形 (1,350 PS / 1,550 rpm) を搭載 210両(1001~1210) 1969年~1973年
1500番台 SG非搭載 DML61ZB形搭載 265両(1501~1765)1970年~1978年

日本各地のローカル線で蒸気機関車を置き換え、動力近代化に貢献し、国鉄民営化の際には約半数の361両が旅客6社、貨物会社に承継されました。

JR東日本に承継され除雪用として活躍していたDE15が除雪用モーターカーの導入でJR貨物に売却され、DE15形1000番台を種車にしたものがDE10 3000番台、DE15形1500・2500・2550番台を種車にしたものがDE10 3500番台となりました。

JR九州には19両が承継され、2020年4月時点で熊本車両センターに7両、鹿児島車両センターに1両の計8両が在籍します。
熊本配置機 1195,1206,1207,1209,1638,1753,1756
鹿児島配置機 1755

De10-1195-230601 2023/6/1 博多 熊本車両センターから遠賀川に向かう1195号機

De10-1195-230601_20230730103001 2023/6/1 遠賀川 1195号機 レールチキを連結

De10-1638-100320 2010/3/20 熊本 1638号機 SL人吉の客車、58654号機を牽引して入線

De10-1638-100829-2 2010/8/29 遠賀川 1638号機

De10-1638-100830-2 2010/8/30 香椎 1638号機

Dsc09895 2017/10/14 博多 1753号機 「ななつ星 in 九州」客車を竹下からエスコート

De10-1756-020322 2002/3/22 長崎 1756号機 BT客車の入換え

JR九州所属のDE10形は現在、すべて1195号機のように黒色に塗装されています。

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2021年6月21日 (月)

2021年春、外房線~内房線を巡る旅 その6 蘇我駅で撮影した蒸気機関車牽引列車

2021年春、外房線から内房線への旅、まだその入り口の蘇我駅の記事が続きますが、今回は蘇我駅で撮影したイベント列車です。

いずれもJR東日本の動態保存蒸気機関車が牽引する列車で、

De10-1704-dl-090215-2

C57-180-090215-83

2009/2/15 木更津 DE10+12系7両にC57180号機が連結

C57-180-090215 DE10+12系+C57で千葉みなとまで

最初は2009年2月13日から15日の3日間、「おいでよ房総春さきどり」キャンペーンの一環として京葉線千葉みなと駅~木更津間を往路:木更津~千葉みなとをDE10牽引で、復路はC57180号機牽引で走行したものです。当初はD51498号機が牽引予定でしたが、2008年12月に陸羽東線での運行に向けた試運転の際に小牛田機関区にてボイラーの空焚き事故がおこり、火室を破損し、修理のため急遽C57180号機の代走となったものでした。

De10-1752-120211
C61-20-sl100-120211
32-sl100-120211-4 2012/2/11 こちらはDE101752 号機と旧型客車7両にC6120号機という組み合わせでした。

2012年2月10日から12日にかけては、2011年1月に動態復元されたC6120号機による「SL内房100周年記念号」が同区間で運転されました。

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2021年3月24日 (水)

木更津駅で遭遇したもう一つの「E13*」形式

昨日の記事では2021年春のダイヤ改正でデビューしたE131系を紹介しましたが、木更津駅ではもう一つのE130番台を見ることができます。
それは2012年12月1日から営業運転を開始した久留里線用キハE130形100番台です。

Dsc02653_20210323192201 2021/3/22 木更津派出 木更津駅のホームから キハE130-101

Dsc02662 キハE130-107

Dsc02659 キハE130-109

Dsc02660キハE130-106

配置は木更津駅横の幕張車両センター木更津派出で新潟トランシス製の101~110の10両が投入されています。

同形式番台に関しては2014年1月2日に久留里線を訪問した際に乗車、撮影しており、郡山車両センター公開イベントでも撮影はしていますがBlog記事として木更津派出を含めて紹介していなかったので今回、記事にまとめました。

幕張車両センター木更津派出は国鉄時代は千葉機関区木更津支区、千葉の鉄道が気動車王国と言われた時代は千葉気動車区木更津支区でしたが、1975年3月10日の総武本線、成田線、鹿島線の電化完成で久留里線以外の線区が電化されると木更津支区は佐倉機関区に移管となりました。1987年4月1日の国鉄分割民営化でJR東日本に承継され、幕張電車区木更津支区に、2004年の組織名改称で千葉運転区木更津支区、2007年3月18日からは館山運転区も併合し、木更津運輸区が発足し、運転部門は木更津運輸区、検修部門が幕張車両センター木更津派出となりました。

De10-1752-dl100-120211 2012/2/11 木更津 DE10 1752号機

過去にはキハ30形、キハ37形、キハ38形が配置され、千葉支社管内で工臨が運転される際のために高崎車両センター高崎支所配置のDE10形が常駐しています。3月22日も内房線でDE10の単機運転に遭遇しました。

Img_2151 2012/2/11 木更津 C61 20 号機 千葉機関区の区名札と 運用行路が刺してあります

また千葉支所管内でSL等牽引の臨時列車が運転される際には同派出に留置されることが多くあります。2012年2月内房線100周年号としてC6120号機が運転された際には同派出が基地となっていました。

キハE130系は2007年1月19日、水郡線にそれまで活躍していたキハ110系の置き換えを目的に投入され、その後、100番台が久留里線、2017年12月2日からは500番台が八戸線に投入されました。0番台や500番台は両運転台、片運転台のキハE130、E131+E132形式でトイレ付(E131)、セミクロスシートであるのに対し、100番台は両運転台、ロングシート、トイレ無しのキハE130形のみとなっています。

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2020年2月11日 (火)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 1 水島臨海鉄道の車両 DE701

水島臨海鉄道の車両、今回はディーゼル機関車のDE70形701号機です。

De701-190802
2019/8/2 港東線内で待機するDE701号機牽引コンテナ列車 水島~三菱自工前間の車窓から

この機関車は1971年4月に川崎重工業で新製された70tタイプの機関車で、国鉄DE11形と同形機です。
1960年代後半、高度経済成長に伴う、鉄道貨物輸送量の増大で貨物ヤードにおける貨車入れ換え、ハンプ押し上げ作業を蒸気機関車に寄るものから無煙化するためにDE10形をベースにまず試作機DE10 901が製造され、その運用結果を基に重入換専用機としてDE11形が登場しました。
DE10からの変更点としては本線上で客車などを牽引しないことから、SGを省略、重連総括制御機能とジャンパ栓が省略されました。2エンド側にはコンクリートの死重が搭載され、自重は70tとなりました。

エンジンはDML61ZAでDMF31系エンジン(DMF31S)を2組V型に配置した12気筒エンジンでDD51形に搭載された1000馬力のDML61Sに中間冷却器を付加し、クランク軸受けを拡幅・強化した1100馬力のDML61Zへ発展、そして冷却水回路やピストンを改良・強化した1250馬力のDML61ZAとなりました。さらに噴射ポンプのプランジャー径を拡大し予燃焼室を改良、圧縮比を上げて燃焼効率を改善し、クランク軸受けにコロ軸受けを採用したのが1350馬力のDML61ZB でDE10,DE11,DE15にも搭載されました。1970年にはDML61ZBをベースに4気筒増やしV型16気筒2000馬力にしたのがDMP81ZでDE50形に搭載されました。残念ながら試作で終わりましたが。因みに20系客車の電源車マニ20にはDMF31S-Gが搭載され発電用として使用されました。

液体変速機はDE11同様、高速段、低速段切替が可能です。JR線に乗り入れ、岡山貨物ターミナルまでの運用があるために、水島臨海鉄道用無線機とJR用Cタイプ列車無線機、防護無線装置が搭載され、それぞれに対応した列車無線アンテナも設置されています。

190802_20200210184101
2019/8/2 常盤駅から

全般検査は国鉄・JRの工場に委託されており、国鉄時代は鷹取工場、JR発足後はJR貨物広島車両所で施行されています。

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2018年6月21日 (木)

2018年6月17日、品川駅の線路切り替え工事 その2 品川客車区ありし頃

昨日は現在の品川駅の風景を記事にしましたが、今回は品川客車区があった頃の品川駅から田町駅方向を見た風景をまとめてみます。

180617 2018/6/17
品川駅から田町駅方向を見る

品川駅は1871年9月10日に駅舎工事が着工され、1872年1月20日に西洋建築平屋建の駅舎が完成しました。当時は品川ステーションと言い、総工費は5427両だったそうです。

20 20系 カニ21他 「瀬戸」
1958年10月に「あさかぜ」で20系客車が登場し、東京発の寝台特急としては1978年2月の博多「あさかぜ」の24系化まで使用されました。

20_810228 1981/2/28 
20系客車はその後、急行「銀河」用に使用され、1976年2月20日から、1985年3月14日まで使用されました。

同年6月12日に初代横浜(現・桜木町駅)までが仮開業し、営業開始しました。そして10月15日、初代新橋駅(現・汐留駅)~横浜駅間が本格開業しました。従って、桜木町駅と並んで日本一古い駅のひとつとなっています。1885年3月1日には日本鉄道品川線(現・山手線)が乗り入れました。京浜線(現・京浜東北線)の運転開始は1914年12月20日でした。

14_790923 1979/9/23
14系寝台客車の「さくら」 1972年3月15日に20系から14系寝台客車に置き換えられ、15形2段ハネなども使用されましたが、2005年3月1日の最終列車まで使用されました。

1898年4月1日、品川駅で貨物の取り扱いが開始され、1906年の鉄道国有化以降、貨物の取り扱い増大化に対処するため、稲沢、吹田、田端と品川に操車場が建設されました。

2425_810228 1981/2/28
24系25形「富士」 1976年10月24系24形三段ハネから、二段ハネ化され、2009年3月13日の最終列車まで使用されました。

東海道本線の客車区は東京駅開設時に八重洲寄りに東京検車所が設置されましたが、車両数の増大に対処するために、1937年品川操車場の機能を新設された新鶴見操車場に移し、跡地を品川客車区としました。

285_050503_2 2005/5/3 285系サンライズ「瀬戸・出雲」と24系25形「はやぶさ」
現在、285系は東京総合車両センター田町センターの札の辻群線に留置されているそうです。

田町駅と品川駅の間に、客車列車を牽引する機関車用に東京機関区、客車用に品川客車区、そして80系などの湘南電車が長距離用に進出すると田町電車区が設立されました。

東京機関区は1872年7月に新橋駅(現・汐留駅)に隣接して新橋機関庫として設置されたのが最初で、1914年12月には旅客列車用機関車の基地を東京駅八重洲口側に移転し、東京機関庫と改称しました。1926年4月には機関庫内線路が電化され電気機関車の基地となり、1936年9月1日に東京機関区と改称されました。田町~品川間に移転したのは1942年11月のことでした。

De11_43_8712001984/12
DE11 43号機は入れ換え用で品川機関区の所属でした。

180617_2 2018/6/17
月見群線と呼ばれる留置線には常磐線関係の車両が留置されています。

2013年11月24日以降の電留線のマップはこちら

1986年11月1日の国鉄最後のダイヤ改正において品川客車区と統合され、東京運転区と改称、さらに1987年3月1日、国鉄分割民営化を控えて品川運転所となりました。

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2017年11月18日 (土)

四日市の2つの駅 JRと近鉄駅の歴史と今

2017年8月の愛知・三重旅行では近鉄四日市駅側のホテルに宿泊し、近鉄四日市駅、JR四日市駅の両方を利用する機会がありました。

三重県の市町村の人口ランキングで1位なのは311,089人の四日市市で、県庁所在地の津市は280,016人で二位です(2015年国勢調査データ)。面積では津市が711.11㎢でトップ、四日市市は206.44㎢で11位です(2016年10月1日のデータ)。

1890年12月25日関西鉄道が柘植駅から延伸した線の終着駅として現在のJR四日市駅が開業しました。1894年7月5日には桑名まで路線が延伸され、中間駅となりました。この辺の鉄道は名古屋から延びたのではなく、西から延伸してきたことが注目点です。

1907年10月1日、国有化され、1909年10月12日、線路名称が制定され、関西本線所属の駅となりました。

1915年12月25日、四日市あすなろう鉄道の歴史でも出てきましたが、三重軌道が四日市~諏訪駅間を開業します。

1916年3月3日、四日市鉄道四日市駅~諏訪駅間が開業(近鉄湯の山線の前身)

1922年3月1日、伊勢鉄道 新四日市駅を開業、10月1日、四日市駅に改称

1small
Yahoo地図の上に四日市駅のwikipediaにある旧線の様子を書き加えて作成しました。

かつては三重軌道も伊勢鉄道も関西本線の四日市駅に乗り入れる路線を持っていましたが、急カーブが多いことなどから1927年頃から相次いで廃止されてゆきました。

170904 2017/8/4 JR四日市駅 駅舎

090323_3 駅名標

昭和50年代の駅舎風景のJR四日市駅

090323
090323_2 2009/3/23

駅舎と乗降ホームの間は跨線橋で結ばれており、その下には非電化の着発線が5本通っています。跨線橋に駅名が記入されているのは伊勢市、津、亀山などこの辺りの多くの駅で見ました。乗降ホームは伊勢鉄道の分を含めて1面3線です。

De10_1546_111225_2 2011/12/25 DE10 1546号機による入れ換え
DE10の右手奥に貨物駅があります。

170804
また駅舎と反対側も多くの線路が敷かれ貨車の検修庫のような建物もあります。

170804_2
伊勢鉄道のホームから駅舎と跨線橋を見た風景

かつての長大編成列車時代の名残か、伊勢鉄道のホームは跨線橋から50m以上離れた場所にあります。

貨物がメインで旅客に関しては昔ながらの施設をそのまま使って今日に至っているという感じの駅です。

近鉄四日市駅

170804_3
一方、2キロ程西方に位置する近鉄四日市駅は県内1位の乗降客数を誇る三重県最大の駅です。

170804_4

この駅の歴史は上の地図の諏訪駅を嚆矢とするようで、1956年国鉄四日市駅への乗り入れを廃止し、諏訪駅を現在の近鉄四日市駅に移転し、近畿日本四日市駅に改称したのが始まりでした。

その後、近鉄が三重電気鉄道などを合併し、1970年には近鉄四日市駅と改称されました。1974年7月3日、高架化が完成し、現在の形態となりました。

1307_170805
高架線上には電留線もあり、名古屋方面、伊勢中川方面の電車の滞留場所になっています。

島式ホーム3面6線で地上11階、地下1階の駅ビルに隣接しています。

Familymart170805
近鉄は関東の私鉄とは違って独自のキオスク営業グループを持たないのか多くの駅のホームにコンビニのファミリーマートを見かけました。

170806
特急券券売機、近鉄四日市駅は名阪甲特急の一部列車以外、名伊甲特急が通過する以外は全ての特急が停車する駅で、観光列車「しまかぜ」も停車します。最近は私鉄の多くの駅で見かける特急券の券売機、名古屋までの特急料金は510円でした。

近鉄四日市駅の乗降客数はJR四日市駅の8倍とのことです。

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2017年11月13日 (月)

速報版 第17回ふれあい鉄道フェスティバルに参加

貨物鉄道博物館の話題に割り込んでの記事なので、速報版としましたが、11月11日土曜日は尾久車両センター公開の「第17回ふれあい鉄道フェスティバル」と西武横瀬車両基地公開「西武トレインフェスティバル2017 in 横瀬」か重なりましたが、今年は2014年以来の尾久にしました。

理由は、展示車両のリストを見ると、小海線のHigh Rail 1375、盛岡のPOKEMON with YOUトレイン、新潟地区の越乃Shu*Kura などの普段は関東地区では見られないディーゼルカーが展示されるからでした。

詳細は追って、別の機会に記事にしますが、今回は写真だけを並べます。

Dsc01182

Dsc01318恒例の機関車4並び展示はこのように尾久駅側から、EF6437号機、EF651102号機、DD51842号機、そして青森から転属してきたEF81139号機でした。

Dsc01248

お召し塗装のEF8181号機は転車台の上で11:00、12:00、13:00。14:00に回転していました。

JR東日本関係の機関車と言えば、長年茶色塗装だった高崎センターのEF641001号機がオリジナル塗装に戻ったので展示されるかと思いましたがそれはありませんでした。

Dsc01200

機関車それぞれの両側にHMが付いていましたが、尾久ゆかりの特急列車のHMも展示されていました。

 

Dsc01192長年入れ換え機として活躍してきた2両のDE10もJR貨物などでは、ハイブリッド機関車HD300や電気式DD200の登場もあり、どんどん置き換えが進んでいますが、JR東日本のDE10(1571と1751)も最後の晴れ姿なのでしょうか。

Dsc01230

Img_6156E26系も12両編成がカハフE26ではなくカヤE27-501付きで展示されており、普段じっくり観察できないE26系客車を一両ずつ観察出来ました。

Dsc01129


Dsc01137

高崎の12系客車5両と185系B7+B4編成10両が休憩用車両となっていました。

Dsc01238長年、北斗星等で活躍した24系寝台客車、オハネフ2514が展示され、列車愛称幕が

Dsc01283


こういったスケジュールでチェンジされました。

 

Dsc011412017年7月1日から小海線で運行を開始した臨時快速列車High Rail1375 1375は普通鉄道最高地点の標高1375mに由来するそうですが、その塗装を纏ったキハ103-711・キハ112-711が展示され、車内見学も出来ました。

Dsc01171盛岡支社が東日本大震災の復興事業の一環として2012年10月12日に一関運輸区のキハ100形気動車(1,3)を改造した列車「POKEMON with YOUトレイン」を走らせていましたが、それが2017年7月15日にリニューアルされ今回展示されました。

 

Dsc01158

新潟支社が上越妙高~十日町間で運行する観光列車「越乃Shu*KuraゆざわShu*Kura柳都Shu*Kuraもあるそうで2014年5月2日から運行開始されました。デスティネーションキャンペーンの開催がきっかけで日本酒の醸造が盛んな新潟県をアピールするため酒をコンセプトに企画された列車です。車両はキハ48 558、1542、キハ40 552からの改造です。

以上が展示車両、企画で今回は車庫の公開はありませんでした。

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2017年10月15日 (日)

速報版 福岡県を旅行中 2日目

昨年の同じ時期、幡生の下関センターの公開に参加したときは一泊もせず、往復とも夜行高速バスの超ハードスケジュールの旅でしたが、今回は2泊するので、2日目は

1 クルーズトレイン「ななつ星in九州」を撮影する。
2 筑豊本線に導入されたデンチヤを記録する。
3 九州北部に保存されている車両に会いにゆく
をテーマにしました。

まず、クルーズトレイン「ななつ星in九州」ですが、JR九州のWEBサイトを調べるとその紹介のページに運行日、運行時刻が載っています。8月26日から、12月23日まで、そして来年1月6日から2月24日まで土日は1泊2日コースで長崎方面に向かい、9:58に博多を出発のスケジュールです。

Dsc09882
出発の約30分前に博多駅に到着すると既に発車予定の5番線ホームには光沢マルーン塗装に包まれたDF200-700077系7000番台客車7両、さらには黒色塗装のDE10 1753号機が待っていました。

Dsc09894
配置は機関車・客車とも大分車両センターですが、博多出発の際は竹下から牽引されてくるために先頭には黒塗りのDE10 1753号機が牽引役を務め、既に切り離されていました。
各車両の写真も収めました。

Img_5873
Img_5886 2017/10/14 博多

定刻に汽笛一声を発してマルーンの列車が静々と出発して行きました。

Dsc09789 黒崎の桃園公園のD51244号機

Dsc09826 2017/10/14 黒崎 3009

黒崎では直方に至る筑豊電気鉄道が経営する路線でかつて西鉄北九州線との相互乗り入れも行っていたため、今でも路面電車スタイルの車両が走っています。

Dsc00093 筑前垣生のC11260号機

まるで全検を終えて出場してきた機関車のようにピカピカだったC11260号機
蒸機ドームは丸く、砂箱は角型の変形機、デフレクターは門鉄タイプ。

Dsc00165 遠賀川総合運動公園の78626号機
前照灯の欠落とナンバープレートがレプリカなのが残念

Dsc00116 遠賀川が日本海に注ぐ河口の街 芦屋高浜公園に保存されているD60 61号機
こちらも門鉄デフレクターが似合っています。

Dsc00046 直方市石炭記念館

直方駅から南方へ線路に沿って小高い丘の上に建つかつての石炭産業関係者が会議を持った建物を利用しており、筑豊の石炭採掘、若松までの輸送、八幡官営製鉄の歴史の勉強ができます。保存機は見えているコッペル32号機、そしてC11131号機が保存されており、石炭輸送用貨物車も保存されています。

Dsc00045 2017/10/14 直方 400形 404

手前の線路には筑豊本線、福北ゆたか線、平成筑豊鉄道が走っています。

そして「デンチャ」の話題です

Dsc00061 2017/10/14 直方 充電中?

正式にはBEC819系で近郊形交流用蓄電池駆動電車。「"D"UAL "EN"ERGY "CHA"RGE TRAIN」の頭文字をとった「DENCHA」の愛称が与えられています。烏山線のEV-E301系(DC版)に続き、交流版で初めて蓄電池走行を可能にした車両で、男鹿線のEV-E801系はこの車両で得られた技術をベースにしています。折尾から先の筑豊本線若松までは無架線区間をパンタを下げて走行します。

Dsc09761
折尾駅に停車中のBEC819系と817系、上方の架線はここで終わっています。
BEC819系は若松まで直通可能です。

最後は遠賀川駅です、ここはかつて日本陸軍芦屋飛行場を接収した進駐軍が建築資材、燃料、ジープ、トラックなどを輸送するために専用線を建設し、芦屋線と呼ばれました。米軍基地の返還とともに1961年に廃止されました。また石炭全盛時代、沿線の中小炭鉱から掘り出される石炭輸送のために室木線がありましたが、1985年バスに置き換えられ廃止されました。

Dsc00157 2017/10/14 改札口等はすべて閉鎖された遠賀川駅舎

そういった歴史のある遠賀川駅ですが今年8月30日、駅構内のたい焼き店付近から出火し、駅舎が全焼しました。

Dsc00183 海老津よりに設置された臨時改札口

(10月15日にアップしたものに10月16日に写真を添え、アップデイトしました。)

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2017年8月 5日 (土)

速報版 愛知/三重の旅 1日目 豊橋から四日市へ

8月4日金曜日から6日日曜日にかけて、三河地方、名古屋駅、四日市、三岐鉄道、三重県東部といったキーワードで旅に出ています。

501_170804
1日目は東京駅6:26発の「ひかり501号」で豊橋へ、

一橋学園を朝一番の電車5:17で出ると国分寺で5:26発の各駅停車東京駅に接続し、東京駅には6:15に到着します。東京から出る東海道新幹線は6:00発の「のぞみ1号1A」が初発ですが、東京発の新幹線で豊橋に最も早く停車するのはこの「ひかり501号501A」です。

170804
豊橋から東海道線を一駅戻り、二川駅へ最初に訪問したのは、豊橋総合動植物公園「のんほいパーク」でした。特別な動物や植物を観察したくて訪れたのでは無く、園内西門の側にD5189号機が保存されているためでした。

D5189_170804
ナメクジスタイルは重量配分が悪く重量列車牽引時に空転が多発する点を改良するために浜松工場で製造されたグループの86~90号機で後の標準スタイルのプロトタイプのうちの1両です。機関士側のデフが欠けている特徴もあります。

6501_170804 6501他 豊川稲荷から本線一宮行き急行 国府

豊橋に戻り、名鉄に乗車、国府(こう)で豊川線に乗り換え、諏訪町に向かいました。

二番目の訪問先は日本車輌豊川工場です。といっても工場内までは訪問せず、玄関先に展示されている保存車両、8620形58623号機上野動物園懸垂形モノレール、新幹線0系、名鉄811などの見学です。

58623_170804 58623号機 日本車輌豊川工場

諏訪町から、豊川稲荷へ、飯田線豊川駅から、豊橋へ戻り、予定では東海道を下り、蒲郡で再び名鉄乗り換え、子どもの国や西尾駅側の保存機関車を訪問する予定でしたが、あまりの暑さで予定を変更、名古屋駅に向かうことに。

681_6_170804
681_6_170804_2
2015年3月のダイヤ改正で「しらさぎ」の車両が683系2000番台から681系や元北越急行の683系8000番台に置き換えられてからまだ記録していなかったので、この機会に記録。

De10_1725_170804

そして、関西本線の亀山行き快速で四日市へ、さらに富田まで引き返し、近鉄富田で三岐鉄道三岐線も撮影して、四日市駅側のホテルに入りました。



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