ベアリングメーカ-、ミネベアミツミの子会社、ミネベア航空が所有、運航したDC-10-30 N10NB
20機のJALのDC-10-40、2機のJASのDC-10-30に続き、最後は日本資本の日系アメリカ企業だったミネベア航空が保有、運航したDC-10-30に関するストーリーです。
長野県北佐久郡御代田町に本社を置くベアリング、モーターを中心とする電気部品メーカー「ミネベアミツミ株式会社」は第二次世界大戦終戦後、満州から引き揚げてきた旧満州飛行機製造の技術者が立ち上げた会社で小径・ミニチュアサイズのボールベアリングでは世界シェア1位を誇っています。1951年7月に日本ミネチュアベアリング株式会社として設立されました。1968年のアメリカ現地法人を手始めに1971年イギリス、1972年シンガポール、1977年西ドイツ、1980年台湾、タイ、1994年中華人民共和国と海外に拠点を設け、国内のみならず、海外ではアメリカ、イギリス、ドイツ、スロバキア、チェコ、シンガポール、タイ、中国、マレーシア、フィリピン、カンボジアに工場を設立しました。
1983年頃からバンコクとシンガポール間での空輸を発展させる形で1985年5月、日本・シンガポール・タイ間の輸送を目的に海外業務部が主導し、ボーイング727型機(N727CD:cn18849/ln178 Initial customerはUnited Airlines)を購入、日本から東南アジアのミネベアの工場へ部品輸送が子会社のミネベア航空によって開始されました。1988年から1995年にかけてはボーイング707型機(N707MB:cn19986/ln730 Initial customer Air France)が使用され、1995年から使用されるようになったのが元サベナ航空のDC-10-30CF:N10MBでした。
1996/11/16 NRT-RWY 34
かつて747型などでも存在した客貨両用のCombiタイプは前半が客室、後半が貨物室でしたが、この機体は窓の配置から見ると前半に貨物室、後半に客室が配置されていたようです。
2002/2/11 NRT-RWY 34
同機はcn47907/ln157として製造、1974年5月13日に初飛行し、6月10日、サベナ航空に引き渡された機体でレジはOO-SLBでした。20年強、サベナ航空で活躍した後、ミネベア航空に売却され1994年8月4日からN10MBのレジで、日本・シンガポール・バンコク間の部品輸送、従業員の移動手段として活躍しました。
2000年代になると後継機探しが始まりましたが、MD-11等の中古機材に適当な機が見つからず、改造するにはコストがかかりすぎるため、2002年会社を清算することとし、運航は終了となりました。その後、N10MBのDC-10-30は2002年7月3日からOmega Air Hondurasのフリートに加わり、2004年10月1日からはZ-ARLのレジでジンバブエのAvient Aviationの所属となりましたが、2012年に保管状態となり、2016年7月解体されました。
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1987/7/26 HND




1996/10/13 HND
1997/7/3 HND












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