2013 夏 新潟の旅 4 新津区の気動車 その3 キハE120形
新津運輸区の現役気動車、最後はE120形です。
キハ110形2両と併結した3両編成の新潟発磐越西線列車 2013/8/7 新潟
2008年4月16日、JR東日本新潟支社の公式サイトにおいて米坂線・磐越西線(会津若松以西)・白新線(快速べにばなのみ)・羽越本線(酒田以南)向けに投入・運行されることが発表され、現時点で8両導入されている一般形気動車です。
2008年11月1日に営業運転を開始し、当初は羽越本線3本、磐越西線・信越本線4本、米坂線4本の計11本の普通列車に充当されました。その後、2009年3月14日改正でキハ110系と共に米坂線でのキハ40・47・48形・キハ52形・キハ58系の運用を置き換え、これによりキハ52形・キハ58系は定期運用から撤退しました。車内運賃表示には米坂線各駅・羽越本線新津駅 - 坂町駅間/鶴岡駅 - 酒田駅間・信越本線新潟駅 - 新津駅間・磐越西線新津駅 - 馬下駅間・白新線豊栄駅の表示がされています。
車体は3扉のキハE130系から中央部の客用扉を省略した構造です。また車体カラーリングはブナをイメージしているのが特徴です。
比較のためにキハE132-2の写真を載せます。 水郡線で活躍しています。 2008/8/9 郡山
足回りはキハE130系と同一で、エンジンはコマツ製SA6D140HE-2(JRでの呼称はDMF15HZ、定格出力450ps/2000rpm)を搭載しています。変速機は日立ニコトランスミッション製のDW21系(変速1段・直結4段、自動式)で、最高速度は100km/hです。
キハE120-7 新潟にて 2013/8/7
製造は全車新潟トランシスで、新津車両製作所の設立時から地元が強く要望してきた「地産地消」が別の形で実現することとなりました。同社は既に北越急行向けに製造・納入していましたが、JR東日本新潟近郊地区向けの車両納入はトランシス移行後初めてでした。
座席はキハ110形同様、ロングシートとクロスシートがあり、クロスシートは片持ち式で2人掛け+1人掛けです。構造はキハE130系などとほぼ同じです。またつり革もキハE130系などと同じで優先席付近は黄色で大型のものになっています。運転台仕切部に運賃表示器と車内案内表示器が設置されています。
トイレは車椅子対応の洋式で、出入口は自動ドアです。
運転台の主幹制御器はキハE130系と同一の左手ワンハンドルタイプが採用されました。
側面には新潟地区の3線での活躍を示すワッペンが 2013/8/7 新潟
全車が新津運輸区に配置されており、同区のキハ110系と共通運用で羽越本線(新津 - 酒田)、米坂線、信越本線(新潟 - 新津)、磐越西線(新津 - 会津若松)の普通列車と快速「あがの」(新潟 - 会津若松)、快速「べにばな」(新潟 - 米沢)で運用されています。また、キハ110系と併結されて運用される場合もあります。
キハE120形だけで組成された3連の会津若松行き 新津 2013/8/9
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