JR東日本は2020年12月21日から横須賀線・総武快速線等でE235系1000番台の運行を開始しました。
2020/12/30 戸塚 F-04編成
2020/12/30 戸塚 J-04編成
E235系は2017年5月から山手線で運行開始されており、横須賀・総武快速線は二線区目の投入になります。配置はE217系同様、鎌倉車両センターで基本編成11両(F編成)51本、付属編成4両(J編成)46本の計745両が製造され、E217系を置き換えてゆく予定とのことです。
2020/12/30 逗子 J-03とF-03の連結部 「ここは車両連結部です」という案内が聞こえます。
編成両数はE217系と同じですが、MT比に関しては基本の11両編成が4M7Tだったのを6M5Tとしました。
山手線で運行されている0番台との違いは、塗色、編成構成、グリーン車の存在の他、架線・路線の地上設備の状況監視を行う線路設備モニタリング装置が搭載され、INTEROS(INtegrated Train communication networks for Evolvable Railway Operation System)で車両の搭載機器の状態監視も行い、それらのデータをリアルタイムに地上システムへ送信することで安全性・安定性の向上が図られていることです。また、架線の通電時に充電、架線の停電時には充電された電力を使用して最寄駅等まで走行可能な蓄電池による非常走行用電源装置を初めて採用したことです。
2021/1/4 新川崎 F-03編成
グリーン車には液晶ディスプレイの車内案内装置を搭載し、電源コンセントが各座席の肘掛けに設置され、無料公衆無線LANサービス(無料Wi-Fi)も利用可能となっています。
普通車に関してはシートはE217系ではセミクロスとロングの混成でしたが、E235系1000番台では全てロングシートとなりました。トイレの配置もE217系では増1、1、11号車でしたが、E235系1000番台では増1,1,6号車となりました。形態もE217系では和式、洋式とありましたが、E235系1000番台では全て車いす対応大型洋式トイレとなっています。
2021/1/4 田浦 J-02編成 逗子~久里浜折り返しの11H運用
12月21日投入開始から1月7日までの編成と運用 白地は平日ダイヤ、小豆色は休日ダイヤ
平日運用では03が逗子で11両と4両に分離して、11Hの逗子~久里浜折り返し運用に
投入後の様子を横須賀・総武快速線の運用データから調べてみると(情報はこちらから)
12月21日:F-01+J-01が 01に投入
12月22日:01,49と4連の逗子~久里浜間運用11Hに、(F-01編成が802Sで運用中にドア故障を起こしたための運用変更)
F-05+J-05が160Sから投入
12月23日:01,51,11H F-04+J-04が160Sから投入
12月24日:01,03,09と11H F-01+J-01が運用に復帰
12月25日:01,03,05,09と11H、F-02+J-02が160Sから投入
26日(休日)は01,03,05,07、27日も同様 F-03+J-03が701Sから投入
28日、29日は01,03,05,07,11H、
30日、31日~1月3日は26日同様、30日にはE217系Y-44の運用離脱が確認され、1月5日に長野総合車両センターへ配給輸送が行われました。
1月4日以降の平日は12月25日と同様のパターンを繰り返しています。
2016/11/21 新川崎 E217系として最初に運用を離脱し、廃車回送されたY-44編成
E217系に関しては1994年から1999年にかけて製造されていますが、古い方からでなく最初に廃車回送になったのが、1999年製造の編成だったのは驚きでした。
編成は01,03,05,07が15連、11Hが4連でF01~F05, J01~J05の編成が日替わりで担当しています。
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