2017年12月28日 (木)

黒磯~白河へ 東北本線の輸送体系の変化 その5

昨日の新白河駅に続いて今回は白河駅です。

171216_2 2017/12/16 白河駅駅舎

明治20年(1887年)8月19日、日本で101年ぶりに皆既日食が起こるため、米国アマースト大学のデビッド・ペック・トッド博士を中心とする観測隊が来日し、白河の地で観測を行うことになりました。時の明治政府も国家事業として取り組み、観測隊の支援や観測機材、さらには一般の観望客の輸送のため、当時上野から黒磯までだった日本鉄道の路線を突貫工事で白河まで開通させたそうです。
ということで白河駅は1887年7月16日に開業しました。

日食の当日は臨時の汽車も通常の3倍運行され、往復の汽車賃は半額となり、白河は千人を超える見物客を迎え、おおいに盛り上がったそうです。しかし、観測所(当時は司天台と仮称)の観測隊にとっては曇天、雨天で皆既日食は写真でも肉眼でも観測できなかったそうです(122年前の白河日食のサイトより)。

1916年10月8日には白河駅を起点として白棚鉄道が磐城棚倉(現、水郡線の駅)まで開業しました。1920年10月10日、白坂~白河間が経路変更で移転となりました。1938年10月1日、白棚鉄道は国に借り上げられ、1941年5月1日、国有化されました。1944年12月11日、白棚線は不要不急路線に指定、営業が休止されました。

1959年7月1日、黒磯~白河間が交流電化されました。このときに交流電気機関車ED71形が登場しました。

白河の地は白河の関が設けられたように奥州地方への出入り口として要衝であり、江戸時代白河藩は奥州外様大名の抑えの役割を担っていました。

171216_2_2
駅からは阿武隈川と谷津田川の間に位置する小峰城が見えます。この城は鎌倉時代後期から南北朝時代の武将結城親朝により、1340年に築城され、白河結城氏から会津領での蒲生氏、上杉氏、蒲生氏、江戸時代には丹羽氏、榊原氏、本多氏、奥平松平氏、越前松平氏、久松松平氏、、阿部氏の時代を経て慶応4年、戊辰戦争白河口の戦いで焼失、落城しました。7家21代の城主交代があった城としてユニークな城だそうです。1873年の廃城令では存城となりましたが、城郭は曲輪・土塁・石垣・水堀を残すのみとなり、1991年に本丸跡に三重櫓(天守に相当)、1994年に前御門が当時の史料に基づいて復元されました。2006年4月6日、日本100名城(13番)に選定されました。

171216 今の季節、駅前からは雪を頂いた那須連山を見ることができます。

ちなみに1887年の皆既日食の際にアメリカ・アマースト大学の天文学者D・P・トッド博士らの一行は小峰城の西側城壁最上段に主力観測設備の40フィート水平カメラを据えたそうです。白河での観測は生憎の悪天候で失敗に終わりましたが、同じころ、内務省地理局測量課長兼中央気象台長・荒井郁之助の一行は新潟県で観測を行い、こちらは日本でただ一か所、専門家の観測地として観測に成功したそうです(こちらのサイトの情報より)。

E5313000_k551_171216_9 白河駅の電留線で夕刻まで休むE531系3000番台K551編成

白河駅横の線路はE531系の留置のみならず、

Eh50055_171216_2
東北本線下り貨物列車の退避にも使われています。

171216_3
通路にはこういった広告もありました。

171216_4
駅舎内部は広々としており、

171216_5

列車の運行情報などがリアルタイムで表示される装置もありました。

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2017年12月25日 (月)

黒磯~白河へ 東北本線の輸送体系の変化 その2

東北本線、黒磯~新白河間の輸送体系の変化、2017年10月14日のダイヤ改正から新たに設定された黒磯~新白河間の折り返し運用

勝田車両センター配置のE531系3000番台の運用(こちらのサイトを参考にしました)と照らし合わせながら、宇都宮、黒磯、新白河、白河で撮影したE531系の写真を合わせてみました。E531系が早朝と夜の部を担当しているのに対して、昼は郡山センターのキハ110系が担当しています。

E531系3000番台限定の東北運用が設定されています。

東北1運用
勝田からは常磐線~水戸線運用736Mで小山まで
勝田7:26~友部7:51/7:52~小山9:06
小山(9:26発)から東北本線に入り、回4621Mで宇都宮へ、宇都宮でしばし休憩の後、

E5313000_k556_171216_2 2017/12/16 13:38頃 宇都宮
小山から黒磯への回送の途中、宇都宮で一旦、休憩するE531系3000番台K556編成

宇都宮から回4643Mで黒磯へ

黒磯発16:22の4143Mから旅客運用に入り、新白河着16:46、折り返し4142M~4147M~4146M~4151M~4150M~4155Mで白河へ

夜間は白河で留置(東北1運用

E5313000_k551_171216 2017/12/16 黒磯 9:00頃
朝の最後の上り運用で黒磯に到着するE531系3000番台K551編成

E5313000_k551_171216_2 2017/12/16 9:32頃 新白河に到着したK551編成 すでに表示は回4131Mに
通常の折り返し運用の場合は7番線に入線しますが、この後、白河まで回送されるため8番線に入線

E5313000_k551_171216_11 2017/12/16 9:41頃、白河に向けて出発するK551編成

E5313000_k551_171216_3 2017/12/16 10:20頃 白河

白河に到着後、ホーム横の留置線で休むK551編成

翌朝(東北2運用
白河発5:20の4120M~4123M~4124M~4127M~4128M~4129Mで新白河到着後、白河まで回送(留置)、再び新白河まで戻り、22:26発の4154Mで黒磯へ

夜間は黒磯で留置(東北2運用

翌朝(東北3運用
黒磯発5:40の4121Mで新白河へ、4122M~4125M~4126Mで黒磯8:03到着

E5313000_k554_171216_2 2017/12/16 8:29頃 那須塩原~黒磯間
633Mの車内から東北本線運用を終えて回4626Mで小山に向かうE531系3000番台K554編成を撮影

黒磯から回4626Mで小山へ、741M小山発10:08~友部11:11/11:13~勝田11:45入庫
勝田17:12~566M~水戸17:21/17:35~573M~いわき19:10/19:55~580M~水戸21:35/22:14~勝田22:20(東北3運用

と3編成を使用した3日間の運用となっています。

一方、新白河9:54発の4130D~4133D~4132D~4135D~4134D~4137D~4136D~4139D~4138D~4141D~4140D~4145D~4144D~4149D~4148D~4153Dまでは1編成のキハ110系気動車2連でまかなわれていると思われます。

111102_171216_0 2017/12/16 9:37頃 新白河
4129Mの新白河到着と同じ頃、郡山から回送されてきたと思われるキハ111,112-102編成

通常の折り返し運用では手前の7番線が用いられますが、北から回送されてきて黒磯に向かうため、6番線に入線したものと思われます。

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112102_171216_22 2017/12/16 10:50頃
4133Dとして新白河に到着するキハ111,112-102編成

この運用形態を見ていて、疑問に感じたのはなぜE531系単独では無く、キハ110系をも加えて運用しているのかということです。

白河での昼の留置や宇都宮での留置はなんのためか、E531系3000番台は7編成も製造されており、車両数の不足や切迫が理由とは思えません。あるいは車両ではなく、乗務員の頭数が不足しているのでしょうか。

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2017年10月13日 (金)

JR東日本の10月ダイヤ改正 常磐線関係

2017年10月14日にJR東日本はダイヤ改正を実施し、上野~東京ラインを通じて品川に乗り入れる常磐線関係の列車本数が大幅に増えます。

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2017/10/12 荒川沖 ダイヤ改正のポスター

1600x440 図1 常磐線荒川沖駅上り発車時刻表 

2017年10月14日ダイヤ改正前後で本数と時刻はさほど変化がないものの品川行列車が増えていることが分かります。

具体的には荒川沖駅発の上り時刻表ベースでいうと、図1に示したように平日7:59発から15時台までだった品川行が、初電から21時台まで、ほぼ1本おきに続くことになります。
本数でいうと上り改正前、土浦~品川は17本、上野までは51本だったのが、改正後は品川まで35本、上野まで33本になります。一方、下りも改正前の品川発は17本、上野発51本だったのが、改正後は品川発31本、上野発31本となります。

E531_k412_170930 2017/9/30 田町
基本編成(K412)のみの10連で品川に向かう1182M

これまでは品川乗り入れの列車に10両編成の列車がありましたが、改正以降、土浦~品川間は全て15両編成になります。

            普通車 グリーン車  合計

定員 10両編成  1124人 180人    1304人
    15両編成  1804人 180人    1984人

E657系特急に関しても改正前の品川行は上下22本が、改正後は下り29本、上り31本となります。

E531_k425_170930 2017/9/30 田町
既に運用に入っているこの夏に新製されたK425編成

車両の方はE531系基本編成、K424,K425,K426編成3本がこの夏に増備されました。付属編成の方は3000番台が昨年度末までにK555, K556, K557編成の3本増備されています。

E531系は2005年3月に最初のロットが投入され、2007年3月までにグリーン車の組み込み、普通車の新製が完了しました。さらに2010年から2016年までに基本編成K423、付属編成K467~K475、さらに耐寒装備を充実させた3000番台K551~K554編成が増備されました。

そして今回の改正用に基本編成K424~K426が増備されました。グリーン車2両ユニットは総合車両製作所横浜事業所で製造され(2017年6月21日出場)、新津に回送後、

K424 2017年8月1日
K425 2017年8月15日
K426 2017年8月28日 

出場の8両編成に組み込まれました。

一方、3000番台付属編成は

K555 2017年3月6日
K556 2017年3月14日
K557 2017年3月28日 

に製造され、K551~K554は横浜でしたが、こちらは新津を出場しています。
最初のロットが登場して13年以上もほぼ同じスタイルで製造される系列もJRでは初めてではないかと思われます。

今回の改正では上野東京ラインを走る高崎、東北、東海道系のE231系1000番台、E233系3000番台の従来10両編成で運転されていた列車が15両編成化されるため、小山車両センター、国府津車両センター配置のE233系3000番台の増備も行われました。

E2333000_e74_170930 2017/9/30 田町
こちらも既に運用に入っている国府津車両センター配置のE-74編成

国府津センタ―配置の5両付属編成
E-73 2017年5月18日
E-74 2017年5月30日 2本とも横浜事業所

こちらもE233系3000番台が登場したときは湘南新宿ラインには入線せず、E231系との混結もありませんでしたが、2015年3月の改正からはE231+E233の混結編成が走り始め、湘南新宿ラインにE233系も入線するようになり、さらに最近はコツ(国府津)とヤマ(小山)の混結編成も見られます。

また、以前から言われていた黒磯の交直流地上切り替え施設の撤去、黒磯~新白河、新白河~郡山での折り返し運転方式の導入により、黒磯~新白河間ではE531系3000番台付属編成、キハ110系気動車が運転されるとのことです。

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2017年7月23日 (日)

18切符で会津若松日帰りの旅 その1 郡山まで

7月21日金曜日、恒例のつくばから小平へ移動の行程は「青春18切符」を利用しての大幅な大回り(荒川沖~いわき~郡山~会津若松~西若松~会津鉄道~野岩鉄道~東武鉄道~新越谷~南越谷~新小平)となりました。

以前から、東武鉄道が野岩鉄道、会津鉄道と連携したルートには興味があり、一度乗ってみたいと思っていたのですが、それを実現させることにしました。

<常磐線をいわきまで北上>

170721
まずは、荒川沖発6:08の常磐線321Mで水戸へ。
世間は平日の金曜日の朝なので、上りホームは5:27の320M、5:52の2322Mともに勤め人と思われる方々が乗って行かれます。

E531_k552_170721 2017/7/21 荒川沖 
5:27発 320Mは数年前のダイヤ改正から15連になりましたが、今朝の付属編成はE531系3000番台K552編成でした。

E531_k402_170721
上野発の1番列車として6:07に荒川沖に到着する321Mは10連で編成はK402編成でした。
土浦以北は土浦発5:48の527M、水戸以北は水戸発5:04の521Mがありますが、荒川沖ではこの電車が下りの一番電車です。

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6:58に水戸に到着。水戸にて水戸始発のいわき行き529Mに乗り換え。勝田で乗り換えることも出来ますが、水戸から乗車。既に車内は立ち客もいるほどの混雑ぶり。

E531_k456_170721
数年前まではE501系の5連が使用されていましたが、最近はE531系5連の運用になったようで、今朝はK456編成でした。

郡山まではここから水郡線7:28発327Dでも行けますが、到着は10:50で磐越東線経由のルートよりも30分遅くなります。今回は郡山から先の接続を考えて、磐越東線経由のルートを選択しました。

車内の様子を見ていると、日立や高萩の学校に通う学生や勤め人が多いようで、高萩を出発するとかなり空きが目立ってきます。

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定刻の8:36にいわきに到着。

いわき駅は1966年の大規模合併で誕生した「いわき市」の中心駅で、かつては平市であり、駅名も平でした。駅名がいわきになったのは1994年12月3日でした。
人口、面積ともに福島県内最大で、年間日照時間が東北地方では最長、平均気温も高く、豊富な観光資源に恵まれた街となっています。

<磐越東線で郡山へ>

111104_170721
いわきからは磐越東線(ゆうゆうあぶくまライン)8:41発731Dに乗車。
車両はキハ111-112の2連です。

いわき駅から郡山方面に向かう列車は1日8本で、
6:44 郡山
7:15 郡山
8:41 郡山
13:15 郡山
15:42 郡山
16:54 小川郷
17:50 小野新町
19:33 郡山 
なんといっても8:41の列車の後は13:15まで無いというのが驚きです。

磐越東線の起点はいわき、終点が郡山で営業キロは85.6kmです。全線単線、非電化で中間14駅あります。福島県の浜通りと中通りを結ぶ平郡線として計画され、1914年7月21日に郡山~三春間(11.9km)が、1915年7月10日に平~小川郷間(10.3km)が開業し、それぞれ平郡西線、東線と呼ばれ、1915年3月21日、三春~小野新町間延伸、1917年10月10日、小川郷~小野新町が開業し、全通となり、磐越東線と改称しました。

1968年10月1日のダイヤ改正でそれまで貨物列車と一部の旅客列車に使用されていたD60形蒸機DD51に置き換え無煙化。1991年に全列車がキハ110系気動車に置き換えられました。

いわきを出発して少しの間、常磐線と併走する様に南西に進み、大きく右へカーブして北上します。

かつては急行「いわき」(水戸~仙台:磐越東線経由2往復)や快速「あぶくま」といった列車も運行されていましたが、1995年の磐越自動車道路の開通、高速バスの営業開始で長距離客は殆どそちらに流れたようです。調べてみるといわき~郡山間は高速バスが1時間に1本の頻度で走っています。所要時間は90分と鉄道とかわりません。

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小川郷駅そばの線路際にある不思議な建物?

調べてみると軽量客車ナヤ11 2のなれの果てだそうで、現在はカラオケボックスとして使用されているようです(関連記事)。車歴的にはナハフ11 2060が交直流電車教習車に改造されナヤ11になったそうです。

170721_5
小川郷から先は峠越えの区間となり、多くのトンネル、橋梁を通過します。

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キハ110系2連の車内風景

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小野新町まで来ると峠を越えたという感じです。
郡山からここまではいわきまでの頻度に較べると倍近くの列車が運行されています。

170721_7 1914年7月21日開業ですから、開業103年の日でした。ちなみに開業時の駅名の読みはもうきだったそうです。

船引からはSuica(仙台エリア)に含まれており、郡山に向かう乗客で列車はかなり混んで来ます。地形の関係からか、地図で見ると要田手前には大きく北に迂回する線形があり、要田、三春、舞木と南西に進みながら郡山に向かいます。舞木を出てから阿武隈川橋梁を渡り、新幹線の高架が見えてくると、東北本線、磐越西線と合流し、郡山駅構内に入ります。

Eh50064_170721 郡山駅では炎天下の中、EH500-64牽引貨物が待機していました。

郡山は1960年3月1日の東北本線白河~福島間電化後も郡山機関区は磐越東線で活躍するD60形蒸機14両の他、入れ換え用8620形5両、C58形、D51形(いずれも運用はなし)の基地でした。D60形は1951年から1956年にかけて5年間で78両、D50形から改造されました。

112104_170721_2
10:20 郡山駅に到着

ここから24分の待ち合わせで磐越西線快速で会津若松へ。続きは明日の記事にて。

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2016年8月29日 (月)

通勤電車シリーズ 話題のE531系 その4 3000番台 K554編成

2015年12月22日の記事で常磐線に投入されたE531系3000番台K551、K552, K553編成について触れました。少し遅れて投入されたK554編成も先日、荒川沖~上野間で乗車する機会がありましたので、今回は鉄道ファン誌 2016年9月号 特別付録 「新車カタログ2016」の記事を参考に、E531系3000番台の従来タイプからの変更点について触れようと思います。

E5313000_k554_e5314004_160819_2 2016/8/19 上野 クハE531-4004 

製造の目的は415系1500番台の老朽化取り換え用で、番台変更の理由は従来タイプに較べて準耐寒耐雪仕様としているからだそうです。

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E5313000_k553_151219_5
主電動機冷却のための外気はM車車体側面戸袋上部4カ所に設けられた吸気口から取り込まれ、主電動機と車体側ダクトを結ぶたわみ風道で主電動機に導かれます。さらに客席座席下にフィルタが設けられ、それを隠すための脚台風の覆いが設けられました。

E5313000_k551_151219_2 2015/12/19 土浦 K551編成 クハE531-4001

先頭台車には雪かきが設けられ、ATS-P形車上子は台車装荷になりました。台車の軸箱部は一体形に、高さ調節弁にヒーターと保護棒が設けられ、床下機器箱はふたを二重パッキンとし、締結方法も変更されました。CPはオイルレス形となり、滑走防止弁は箱に収納され、汚物タンクは断熱剤入り二重構造に、排出部にはヒーター付きカバーが設置されました。空気笛にも防雪板が設置されました。

E5313000_k554_e5314004160819

E5313000_k554_160819_6 クハE531-5004

E5313000_k554_e5314004160819_2
E5313000_k554_e5314004160819_6
E5313000_k554_e5314004160819_5
車内と運転席の様子

以上です。

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2016年3月 8日 (火)

勝田車両センターまつり その1 概要

2016年3月5日土曜日は勝田車両センターの公開「勝田車両センターまつり」に行ってきました。

160305 2016/3/5 勝田車両センターまつり 入り口

このイベントは往復はがきによる事前予約2700名と首都圏からのJR東日本主催によるびゅう旅行商品300名の参加人数3000名制限のイベントで、わたしは往復はがきで応募しました。

160305_3
鉄道のイベントに往復はがきで応募したのが初めてあり、30年以上常磐線沿線住民でありながら勝田車両センターのイベントに参加するのも初めてでした。

160305_4
1961年6月1日に国鉄勝田電車区として開設されました。常磐線の取手~勝田間交流電化、すなわち取手~藤代間のデッドセクションを介しての車上切り替え方式、交直両用車両のオリジン的車両センターです。2004年に現在の名称、勝田車両センターになりました。

160305_1 展示の内容は上記の様なものでした。

160305_2_2 また、それぞれの場所はこの地図のようでした。

160305_5 メインイベントは 651系、E657系、E653系そして手前の

4151500_k537160305 415系1500番台 K537編成 クハ415-1627

K30_160305 リゾートエクスプレス ゆう K30編成 の車内公開

E5313000k552_160305 昨年末に登場したE531系3000番台 K552編成のHM付き展示

その他、ミニ電車、160305_6 ミニ新幹線の運転、

160305_7
Ho_160305
常磐線車両の懐かしい写真の展示、HO模型の運転会などでした。

因みに1963年の平電化でED75の試作車2両が投入された際に配置されたのは勝田電車区であり、1964年以降、水戸~平間で各種性能試験が行われました。EF80に関しては初期車は田端区に配置されましたが、1967年登場の2次型の51-63は勝田区に配置されました。

最初に記述しましたように、勝田センターは我が国の交直切り替え車両の発祥の地的歴史を持つ基地であるので、その辺の技術解説などを期待していたのですが、今回の展示ではそういったものはありませんでした。

これから数回に渡ってそれぞれの展示車両等にスポットを当てて、紹介して行こうと思います。

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2015年12月22日 (火)

通勤電車シリーズ 話題のE531系 その3 3000番台 K551~K553編成

E531系の話題、3回目は新規の枝番として登場した3000番台、5両編成です。

E5313000_k551_151219 2015/12/19 土浦
343Mで土浦に到着したK551編成他15連、当駅で付属編成切り離し

E531系3000番台、最初にその存在が目撃されたのは今年9月20日過ぎでした(こちらの情報)。その後、現時点で3編成が製造され、12月になってE531系付属編成の運用、A51~A72に入りました(K551が12月1日、K552が12月2日、K553が12月9日)。

運用の順序から、まずは水戸線運用(A51~A53)、A53の途中から水戸・勝田以北、竜田までの運用に入り、A56で深夜、土浦に588Mで到着し、翌朝から土浦電留線折り返しの上野、品川折り返し付属編成運用に入ります。ただ、ずっと土浦~上野・品川を往復するのではなく、A64運用で363Mとして、またA72運用で331Mとして勝田に戻る行路が設定されています。

151219 土浦駅の付属編成が勝田行きとなり、グリーン車を含む基本編成は土浦止まりとなる旨の表示   8:11発が331M、12:02発が363M

そんなことから、12月19日は荒川沖でA69運用334Mで上野に向かうK551編成、土浦でA68運用337Mで到着するK552編成、そして土浦発の1166Mで車内の様子を観察することにしました。

運用は全て予想通りでしたが、

E5313000_k551_151219_4
まず334M到着時、荒川沖駅土浦よりの跨線橋から狙おうとしたら直前になんと中線にE657系K12編成の回送が停車・・・ということで、土浦駅で折り返しの343Mを狙いました。まさに予期せぬことでした。

E5313000_k552_151219 2015/12/19 土浦

K552は土浦で所定の通り
ただこちらも京浜東北線での人身事故などで上野東京ラインも遅れが出ており、337Mも30ほど遅れての到着でした。

E5313000_k551_m3001_151219_2 3000番台の外観的特徴のひとつがモハのドア横の風道設置に伴うルーバーの存在です。床下機器も従来車と違う部分があるようなので、一応写真を撮っておきました。

E531_k553_151219_2 K553編成は土浦発品川行き1166Mとして3番線に入線
となりにはEH500-42牽引の2095列車が荷扱い中でした。

E531_k553_long_sheat_151219
ロングシート車両の車内

E531_k553_semicross_sheat_151219
セミクロスシート車内

E531_k553_151219_2_2
従来車との違いで最も顕著だったのがこの足下ヒーターの大型化で、モハの車両の上野寄り山側と勝田より海側の座席(点対称の関係)がそのタイプとなっていました。

E531_k553_151219_9 向かい側の座席は従来と同じタイプでした。

耐寒耐雪装備が強化されたと聞いていますが、この3000番台の投入で、これまでの415系1500番台を置き換えるのみならず、黒磯駅直流化のために必要となる交直両用車としても使うのか、すなわち勝田区所属で、常磐線、水戸線、東北線白河以北までの広域運用を担うのかいろいろと考えが巡らされる車両であります。

話はかわりますが、私は12月20日日曜の夜行バスで青森に21日朝到着し、5年ぶりの千刈踏切での海峡線貨物列車撮影や、来年3月の北海道新幹線部分開業で消える特急「白鳥」などを撮影し、午後からは奥羽本線を大鰐温泉まで行き、弘南鉄道大鰐線に乗車してきました。
22日はいよいよ、青函トンネルを抜けて函館に参ります。
その辺のレポートをこれからの記事で速報版として触れて行きます。

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2015年12月21日 (月)

通勤電車シリーズ 話題のE531系 その2 変則K421編成

昨日に続いてE531系の話題、今回はもう一つの変則編成K421編成の話題です。

K421編成は12月8日午後6時8分頃1229Mで運用中、神立~高浜間の踏切で乗用車と衝突し損傷を受けました。

余談ですが、私も常磐線乗車中に自動車(軽トラ)との衝突事故を経験しました。2005年8月6日の朝一番の321Mで北上しているところでしたが、南中郷駅手前の踏切で立ち往生していた軽トラックに415系K536編成が衝突したもので、ちょうど先頭車両に乗っていて、前でビデオを撮影していた男性が「ぶつかるぞー」を叫んで身構えたのを憶えています。

415k526_050806 2005/8/6 南中郷
事故車両のK536編成 クハ411-1526他

幸い人的な被害はなかったようですが、車両は現場に1時間以上停車し、ブレーキ管の損傷で自走不能となり、我々も18切符での仙台日帰り旅を中止した記憶があります。

E531_k421_120909 2012/9/9 ひたち野うしく~荒川沖間 妙向寺踏切
事故前に撮影した唯一のK421編成奇数方先頭車の山側からの写真 

さて、このK412編成も先頭車はスカートを外され、勝田センターに留置されている写真をSNSで見ることが出来ました。
E531系の基本編成は23本で、運用はA1~A21まであり、現在K418編成が入場中でK421編成を修理のため休ませると予備車無しの運用となってしまうため、E531系3000番台K551~K553編成の落成で比較的余裕のある付属編成の車両を一部利用して基本編成を運用復帰させようと言うことで登場したのが変則K421編成です。

事故で損傷した10号車クハE531-21と9号車 サハE531-2010を抜き、付属編成K455編成のクハE531-1005とサハE531-10に組み替えた編成となりました。

事故当日はK421編成はA18運用に入っており、運用復帰したのは12月13日でA2運用と聞いております。私も13日は偶然、妙向寺踏切で午後K551編成等を狙って付属編成を何本か撮っており、424Mで上野に向かうK421+K469編成を撮っていました。
E531_k469k421_151213
それがこの写真で、基本編成がK421編成と知って、拡大してみると
E5311005k421 確かに、本来の編成ならばあるはずのトイレが無いことが分かりました。

E531_k421_m23_151219 2015/12/19  荒川沖

ということでK421の運用を調べ12月19日はA8運用、2344Mで来ると言うことで狙うことにしました。

E531_k421_m23_151219_2 差し替えられた9,10号車

E531_k421_m23_151219_10 クハE531-1005の乗務員室扉の編成表示はK421となっています。

編成内のトイレが少ないことは放送でも流されているそうで、車内にもその旨のステッカーが貼ってあるそうです。また駅などでの表示ではこの状態は1月末までとの案内もあるそうです。
予備車のない状態での運用は避けるため、余裕のある付属編成の車両を組み替えてまでのいわば火の車状態の対策が感じられます。

以上、昨日と今回で基本編成の変則編成に触れました。次は新たに登場した3000番台5両編成です。

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2015年12月20日 (日)

通勤電車シリーズ 話題のE531系 その1 変則K404編成

E531系2005年3月に登場し、2007年3月の改正からはグリーン車も導入され、複雑な編成組み替えもありましたが、この秋からこれまで保ってきた編成がトラブル等によって組み替えられる事態が発生しています。

12月19日土曜日に今話題の組み替え編成や12月になって水戸線運用を皮切りに上野口、上野東京ラインの運用にもいよいよ投入された3000番台のK551~K553の3編成を撮影しました。”話題のE531系”のリポートを数回に渡って行いたいと思います。

1回目は11月10日に郡山総合車両センターを出場したK404編成の変則編成の話題です。

E531_k404_060208

2006/2/8 土浦

2階建てグリーン車が組み込まれる前のK404編成

K404編成は2005年5月25日、川崎重工で落成しており、当時はモノクラス10連でした。

K404 図1 K404編成の編成の変化
SCはセミクロスシート 0番台、Lはロングシート 1000、2000番台
サハE531-2007はK418、-2008はK419編成へ、オレンジ色の差し替えた車両はK453編成から

E531_k404_090607 2009/6/7  馬橋

2階建てグリーン車が組み込まれた後の編成ですが、現在とはクハのスカートの形が違います。

グリーン車を組み込むことが発表されてからは、既に落成していた10連6本から4,5号車のサハE531形2000番台を抜いて、サロE530/531に置き換えるため、まずK407-K411編成を4,5号車にCP搭載のサハE530形2000番台(2012~2021)を組み込んだ編成で落成させ、さらにK412ーK422編成を4,5,6,9号車抜きで落成させることにしました。

そして、サロ530/531を22組製造し、K401-K422編成の4,5号車に挿入し、K401-K406からはサハE531形2000番台12両を抜き出し、2001~2011をK412-K422の9号車に挿入、一方K407-K411の5編成からはサハE530-2012~2021を抜き出し、K412-K422の6号車に挿入しました。その結果、サハE531-2012が余り、K422編成の6号車用のサハが1両不足するのでサハE531-2012をサハE530-2022に改造して、K422編成に挿入しました。
E531_e5302022_150530 改造に関しては全く書かれていないサハE530-2022の銘板

E531_k404_150510 2015/5/10 田町

開通した上野東京ラインを行くK404編成、今回の入場前最後に撮った写真です。

E531_k404_151219_2 2015/12/19   荒川沖    以下の写真すべて

検査出場から2ヶ月以上経っていますが、まだ足回りは綺麗で、1号車、4号車以下の足回りと2 ,3号車の違いがよく分かります。2,3号車はK453編成のM'Mユニット-1003, -3に組み替えられています。セミクロス、ロングの編成順序も逆転しています。

E531_k404_m1003_151219_9 モハE530-1003

E531_k404_m3_151219_11 モハE531-3
付属編成であるK453編成は2005/5/17に東急車輌で落成しており、現在の変則編成は川崎重工製の車両と東急車輌製の車両が連結されていることになります。

E531_k404_tc4_151219_13 クハE530-4

先頭車は川重の特徴である妻面にビートがありますが、2,3両目の東急製の車両にはありません。また雨樋の形状も川重製は四角い断面のパイプなのに対して、東急製の車両は丸いパイプであることが分かります。

今回なぜ、本来のモハE531-4とモハE531-1004が出場できずに、K453編成のモハユニットと差し替えざるを得なかったのか、ネットの情報によれば、郡山入場中にクレーンから落下する事故があったのではないかという憶測もあります。

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2015年3月16日 (月)

ダイヤ改正 上野東京ライン開業 part2 走行写真

上野東京ライン、今回は秋葉原駅から眺めた新幹線の上を走る高架線を走る車輌と、田町駅で写したこれまでは見られなかった車輌の走行風景を紹介致します。

まずは、秋葉原駅からの写真です。

E231_u33_150314
E231系U33編成は「上野東京ライン開業」の特製HMを付けて走行 2015/3/14 秋葉原

E7_150314
北陸新幹線の車輌も通過

E231_u60_150314
浅草橋よりの窓からの眺め E231系 U60編成

E32000_l64_150314
塗装の新しくなったE3系2000番台も通過

続いて田町駅の京浜東北南行き、山手線外回りホーム北端から

E657_k17_150314_2
E657系 K17編成 2015/3/14 田町  
今回の増備車輌ですね。

E657_k1_150314
こちらはK1編成

品川駅ではデータイム「ひたち」が毎時44分発、「ときわ」が毎時14分発で、「ひたち」の出発後51分に「ひたち」が、21分に「ときわ」が到着するので、田町駅付近では到着列車が通過して、すぐ出発列車が通過するパターンでした。

E531_k415_150314
E531系 K415編成

E531_k473_150314
付属編成は増備されたK473編成でした。

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