秋田旅行 車両個別編 E751系 特急 「つがる」
秋田駅に出入りする在来線特急電車、2本目は青森特急「つがる」に使用されいるE751系です。
2017/6/30 E751系A-101編成 「つがる5号」として待機
1999年から2000年にかけて近畿車輛・東急車輌製造で6両編成3本が製造され、2000年3月11日のダイヤ改正で盛岡~青森間の特急「スーパーはつかり」で営業運転を開始しました。2002年12月1日、東北新幹線八戸延伸開業以降は主に特急「つがる」として八戸~青森~弘前間で使用されました。
2010年12月4日の東北新幹線の新青森開業以降は特急「つがる」は青森~秋田間の運転となり、2010年12月3日から2011年4月22日までは運用を離脱していましたが、4両編成に編成を短縮し、運用復帰しました。
E653系が1000番台改造でワイパーの停止位置を雪国仕様で縦位置にしたのに対してこちらは依然として水平位置で停止しています。
車体はE653系をベースにしたアルミニウム合金の大形中空押出型材を用いたダブルスキン構造で構成されており、高運転台、前照灯は着雪を考慮して高い位置に設置されており、列車名を表示する愛称表示器も備わっています。
外部塗色は「北東北の秋の紅葉」の紅色、青い海の色のブルーの細帯、稲穂の黄金色の黄色が配されています。
グリーン車は先頭車クロハE750形として半室が用意されています。
電気・制御関係機器はIGBT素子を用いたVVVFインバータ制御方式、主電動機、電動車ユニット構成はE653系と共通の方式となっていますが、交流20kV50Hz専用となっており、直流関連の機器は省略されています。暖房機器等は寒冷地対策として隙間風対策、床下配管の保護などが強化されていますが、青函トンネル用ATC-Lは準備工事に留まり、青函トンネル走行は不能でした。
製造時は6連で
1号車 クハE751 盛岡・弘前方先頭車 普通車68席 CP装備
2号車 モハE750-100 普通車72席 共用洋式トイレ 男子小トイレ 洗面所
3号車 モハE751-100 普通車72席 業務用室 パンタ・主変換装置
4号車 モハE750 普通車72席 共用トイレ・男子用トイレ・洗面所
5号車 モハE751 普通車72席 公衆電話 自販機
6号車 クロハE750 青森方先頭車 半室グリーン車 普通22席 G16席 車椅子対応トイレ・男子小用トイレ・洗面所・車内販売準備室・多目的室
2006年末から2007年初頭にかけて郡山総合車両センターに入場し、スカートの形状変更、足回りの耐寒耐雪強化改造がなされました。
2010年12月4日の改正で運用を離脱した後、「スーパー白鳥」用789系とグリーン車位置を統一するため、方向転換、号車番号の変更がおこなわれ、モハ基本番台ユニットを除いた4連となり、2011年4月23日に運用に復帰しました。
モハ基本番台ユニット6両は保留車となっていましたが2015年11月30日付けで廃車となりました。
2016年3月26日のダイヤ改正で青森車両センターが盛岡車両センター青森派出所に改組され、E751系全車12両は秋田車両センターに転属となりました。
2017/7/2 秋田駅に「つがる2号」として到着するA-103編成
現行ダイヤにおける特急「つがる」の時刻は
秋田 青森 青森 秋田
つがる1号 2041M 837 1117 2号 2042M 905 1143
3号 2043M 1241 1529 4号 2044M 1242 1528
5号 2045M 1933 2217 6号 2046M 1602 1842
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