元町駅で撮影した貨物列車シリーズ、最後はEF510牽引の貨物です。
1968年から日本海縦貫線、常磐線などで使用されてきたEF81形の置き換えを目的に1987年の国鉄民営化直後から新たな交直両用電気の開発が進められてきました。当初はEF200の交直両用タイプといえるEF500形が1990年に登場しましたが、出力が過大であることや技術上の問題点があったことなどで量産には至らず、EF210形をベースにした交直両用機の開発が進められ、2001年12月に川崎重工、三菱電機のジョイントで量産先行車が竣工したのがEF510形でした。2002年2月にJR貨物に入籍、10月までの間に基本性能の確認等が行われ、2003年から量産が開始されました。
2010/7/8 東淀川 EF510-1号機 量産先行機で帯の太さ、JRFロゴなど量産機との違いが見られます。
1C1MのVVVFインバータ制御で素子はIGBT、主変圧器は送油風冷式の外鉄形、定格容量3,490kVAのものを1基搭載し、主電動機はEF210形と同一のかご形三相誘導電動機FMT4形(1時間定格電圧1,100 V、1時間定格電流370 A、1時間定格出力565 kW)を6基装備しています。台車もEF210形と同様の軸梁式ボルスタレス台車FD7N形(両端)・FD8A形(中間)を履いています。
現時点で基本番台として量産先行1号機と2号機から23号機までの23両、2009年から寝台特急「北斗星」「カシオペア」牽引用にJR東日本が製造し、寝台特急の廃止や貨物受託牽引の廃止で余剰となり、2016年度までにJR貨物が購入した500番台15両、2021年12月に量産先行機301号機が納車され、EF81300番台、ED76形置き換え用として増備された300番台(301~317号機)17両の計55両が富山、門司に配置されています。
日本海縦貫線をメインとする0番台/500番台の運用の変化を時系列でみてみると2003年から2006年度までは大阪貨物ターミナル~新潟貨物ターミナル間の運用でしたが、2007年3月のダイヤ改正で青森信号所まで、2012年3月のダイヤ改正では百済貨物ターミナルまで運用が拡大されました。
2023/8/30 衣擦加美北 4071レ EF510-502号機
2015年3月改正では山陽本線岡山地区まで足を伸ばし、2017年3月改正では岡山貨物ターミナル、名古屋貨物ターミナルまでの運用を持つようになりました。さらに2021年3月改正では東海道本線大府駅、2022年3月改正ではそれまでEF66やEF64が牽引していた美濃赤坂駅、中央本線多治見駅までの運用を担っています。
2023/7/27 清州 EF510-5 8785レ 赤ホキ
2023/7/29 枇杷島 EF510-23 5580レ 白ホキ
2006/6/20 千里丘 EF210-8+EF510-5 大阪貨物ターミナル関係の異種重連
2023/7/29 枇杷島 EF210-351+EF510-5 単重570レ 稲沢~名古屋貨物ターミナル間の異種重連
2023年3月改正では多治見乗り入れは新鶴見区のEF210に譲りました。またEF210基本番台で試行されている全般検査延伸がEF510においても行われているようで10号機は富山機関区に2年以上留置ということもありました。2025年3月改正では美濃赤坂∼笠寺間の通称”赤ホキ”運用は吹田区のEF210の受け持ちとなりました。一方、稲沢∼大府間の”白ホキ”運用はEF64から持ち替えています。
2024/9/4 元町 1086レ EF510-17号機

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