EF210 基本番台 久々の全般検査で17号機が新塗色に
JR貨物の直流機、製造が続いているのはEF210-300番台だけで2023年度は355号機から362号機までが製造され、3月のダイヤ改正前後から本格的稼働が始まった感があります。また、吹田機関区の補機運用の安定化のためか新鶴見区に新製配置された300番台9両(326号機~330号機、340号機~343号機)が吹田区に転属となり、その代わりに吹田区の100番台103号機~109号機、114号機、115号機が新鶴見区に転属したのも最近の動きでした。
100番台の全般検査に伴う新塗装化も進んでおり、2024年4月1日時点で新鶴見機関区配置の100番台、42両のうち23両、吹田機関区配置の100番台、18両のうち、2両、岡山機関区配置の100番台13両のうち6両が既に新塗装化されています。
EF210の全般検査は広島車両所が担当しており、機関車1両の全般検査に約2か月かかっています。岡山機関区配置の基本番台に関しては2019年10月出場の14号機を嚆矢に、第3全検が始まり、新塗装化が始まりました。これまで2号機(2019.12)、6号機(2020.8)、9号機(2020.8)、4号機(2020.9)、11号機(2020.11)、7号機(2021.1)、13号機(2021.3)、1号機(2021.6)、10号機(2021.9)、16号機(2021.12)、12号機(2022.1)、901号機(2022.3)、3号機(2022.7) と施行され、2023年度はありませんでしたが、2024年度になり、17号機が4月に入場、6月3日に出場しました。
2011/8/20 大宮 旧塗装時代(第1全検後)の17号機
2024/6/9 西国分寺 5082レを牽引して越谷ターミナルに向かう17号機
6月6日から運用復帰が目撃され、私も6月8日のA11仕業、広島ターミナル発5082レを牽引し、6月9日に西国分寺を通過するのを撮影しました。最近の傾向として全検出場機のスカートは濃いグレーに着色されるようです。
基本番台の全検は今後、15号機(2024.6)、5号機(2024.8)、18号機(2024.11)と予定され、2025年1月の8号機で19両すべての第3全検が終了し、新塗装化が完了するようです。そしてすでにアナウンスされているように基本番台は第3全検が最後の全検となり、検査期限の切れた車両から廃車となってゆくようです。EF210の場合、全般検査の周期は6年から8年ですので最高齢の901号機が休車等の措置が無ければ、2030年頃には廃車となる見込みです。
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