2023年11月 9日 (木)

2023年 北九州旅行 その66  門司から博多へ 鹿児島本線駅巡り その4 千早駅

鹿児島本線の駅巡り、今回は千早駅です。

230601_20231108075301
2023/6/1 駅名標

616-230601

659-230601

2023/6/1 同一レベルの高架を行く西鉄貝塚線

西日本鉄道西鉄貝塚線の西鉄千早駅とJR九州の千早駅と駅舎がほぼ一体となっているのが特徴で、前者は1951年6月15日に名香野(なかの)駅として開業、2004年8月2日に高架化で移転し、現在の駅名に、後者は2003年7月7日に国鉄香椎操車場跡地の再開発の一環として開業しました。駅周辺は福岡市の東の副都心と位置付けられており、大型マンションの建設ラッシュの最中にあります。

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2005/12/9 811系 P9編成

230601_202311080758012023/6/1 操車場分岐信号機

Eh50065-1065-230601 2023/6/1 1085レ

100319Ef81-451-100319-2-2 2010/3/19 福岡ターミナルからのコンテナ貨物列車の到着・入換

昨日の記事にあるように千早駅は鹿児島本線と博多臨港線の分岐駅で4081レ、4083レ、4091レ、4095レ、4097レなどの福岡ターミナルから鹿児島本線博多駅方面、あるいは4094レのように博多駅方面から福岡ターミナルに向かう貨物列車のスイッチバックの際の機関車の付け替えの風景が間近で見ることのできる駅でもあります。

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2023年11月 8日 (水)

2023年 北九州旅行 その65  門司から博多へ 鹿児島本線駅巡り その3 香椎駅

鹿児島本線の駅巡りシリーズ、今回は香椎駅です。

230601_20231107073201 2023/6/1 駅名標

230601-2 1,2番のりばの間にある上り線専用の通過線の信号機

遠賀川駅同様に上下線ホームの間に通過線、待避線があるために列車の編成全体を写しこむことができるため、福岡県に旅行する際はほぼ毎回立ち寄っている駅です。

230601_20231107083801 2023/6/1 鹿児島本線門司港、香椎線西戸崎方面 両線は並行して行き、鹿児島本線九産大∼福工大前間で香椎線は鹿児島本線をオーバークロスして海の中道、西戸崎方面に向かいます

鹿児島本線のみならず、香椎線が乗り入れていることは有名ですが、もうひとつ、JR貨物の第一種鉄道事業区間となっている鹿児島本線貨物支線(博多臨港線)の起点駅ともなっています(あくまでも登記上の話で実際に分岐するのは千早操車場ですが)。駅番号では鹿児島本線がJA04,香椎線がJD06となっています

相対式ホーム1面1千、島式ホーム2面4線の計3面5線ホームの地上駅です。

九州鉄道(初代)が博多駅~赤間駅間を開通させた1890年9月28日に開業しました。香椎線は1904年1月1日に博多湾鉄道として開業、1920年に博多湾鉄道汽船に改称、1942年9月22日に博多湾鉄道汽船が5社合併して西日本鉄道を設立、1944年5月1日、西日本鉄道の西戸崎駅~宇美駅間が戦時買収により国有化、運輸通信省が継承しました。

100830051210

駅名は開業時の地名、糟屋郡香椎村に由来しますが、神功皇后の伝承と縁の深い香椎宮が存在するように、かしい(かしひ)の地名は古事記、日本書紀、筑前国風土記に出てきます。

811-p2003-230601_20231107084401 2023/6/1 811系P2003 リニューアル編成

813-r001-230601 2023/6/1 813系 R001編成

47-79-100830-3 2010/8/30 キハ47 79 AQUA LINER他

819-z5311-230601-2_20231107084601 2023/6/1 BEC819系 Z5311編成

Ef81-303-100319_20231107084701 2010/3/19 EF81 303

Ef81-451-051210 2005/12/10 EF81 451他

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2023/6/1 ホームにあるICカード SUGOCAのチャージ機

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2023年11月 7日 (火)

2023年 北九州旅行 その64  門司から博多へ 鹿児島本線駅巡り その2 遠賀川駅

鹿児島本線の駅シリーズ、今回は遠賀川駅です。西小倉駅から西へスペースワールド、八幡、黒崎、折尾など、これまでに降りた駅は数駅あるのですが、今回の旅では降りてませんので、遠賀川に飛びます。

230601_20231106072201 2023/6/1 駅名標

遠賀はかつては「おか」と読んだそうで、日本書紀や万葉集にも記述がみられるそうです。1890年11月15日、九州鉄道が博多駅方面から延伸してきた路線の赤間駅~当駅間が開業した際に開設されました。開業時は遠賀郡島門村と浅木村の境目に駅が設けられたそうですが、1908年7月1日の遠賀川河川改修で現在地に移転しました。このときに鞍手郡鞍手町の室木駅までの11.2kmを結んだ室木線が開業しました。敷設の目的は沿線の炭鉱から算出する石炭の運炭でした。1978年7月25日には古月~室木間の貨物営業が廃止され、1981年9月18日には第1次特定地方交通線として廃止が承認され、1984年2月1日、遠賀川~古月間の貨物営業も廃止となり、1985年4月1日、全線廃止となり、西日本鉄道のバスによる輸送に転換となりました。

室木線は山陽新幹線の建設現場に近かったことから、以前石炭の積み込みに使われていた室木駅構内の空き地等が軌道工事区として利用されることとなり、室木駅から室木トンネルの工事現場まで専用線が敷設され、新日本製鉄八幡製鐵所で製造された25mレールが軌道工事区で溶接され100m-150mのレールとなり、枕木を取付け、専用線を使って現場に輸送され、さらに溶接し,1km以上のロングレールとなって敷設されてゆきました。

1915年4月13日にはやはり石炭輸送を目的に当駅から西芦屋駅までの6.0kmを結んだ芦屋鉄道が開業しました。同鉄道は軌間762mmの軽便鉄道でした。しかし経営が苦しく1932年4月25日には廃止となりました。第二次世界大戦終了後、芦屋町に建設されていた日本陸軍芦屋飛行場を進駐軍が接収し、米軍芦屋基地とし、資材・物資輸送のため、旧芦屋鉄道の路盤等を利用して建設されたのが芦屋線で当初は進駐軍専用側線として1947年3月2日に開業、1950年から大蔵省所有路線(建設費用が大蔵省の終戦処理費から捻出されたため)となり、同年2月10日から一般旅客営業も開始されました。しかし朝鮮戦争の勃発等もあり、芦屋基地が輸送基地となり、物資の輸送量が増加し、貨物主体の路線であり、正式な国鉄路線ともなかなか認知されず、全国版の時刻表にも掲載されなかったようです。1961年6月1日、米軍芦屋基地の返還と共に廃止されました。

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2010/8/29 レールセンターのチキ5500形と牽引用機械

山陽新幹線建設工事の際の経験からか、遠賀川駅の5番のりばの南側にはJR九州の子会社である「九鉄工業」が運営する「遠賀川レール技術センター」がありました。同センターでは黒崎駅から送られてくるレールをロングレールに加工する工事などが行われていました。2010年頃、同センターは廃止となり、跡地にはJR九州と九鉄工業による合同の研修施設「遠賀川施設実習センター」が設置され、中堅社員やグループ企業の土木・施設関係職員の検査・作業技術の向上を目的に、各種の実習が行われ、施設関係の事故の展示なども行われています。

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2018/1/18 火事で焼失した駅舎に代わって設置された仮駅舎

2017年8月30日、午前8時ごろ、駅構内のたい焼き店付近から出火し、駅舎が全焼したのも記憶に新しいことでした。

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2023/6/1 885系 SM-2編成

883-ao18-100829 2010/8/29 883系 AO-18編成

787-bm10-171014 2017/10/14 787系 BM-10編成

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2023/6/1 ED76 83 1091レ

Ef81-301-1008292010/8/29 EF81 301

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2017/10/14 EH500-46

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2023年10月 3日 (火)

2023年 北九州旅行 その54  訪れるたびに変化して行く門司駅の風景

現在の門司駅は1891年4月1日、九州鉄道(初代)が黒崎駅~門司駅(現在の門司港駅)間を開業した際に大里(だいり)駅として開業しました。現在でも大里という地名はこの地域の地名であり、大里、大里東、大里原、大里新といった町名が地図に見られます。1942年4月1日、関門トンネルの取り付けの関係で駅が鹿児島方向に400m移設され、駅名が門司駅、同時にそれまでの門司駅が門司港駅に改称されました。

230531_20231002081701 2023/5/31 門司駅 駅名標 JR九州スタイル

昨日の下関駅で紹介しましたが、JA29は博多から順に門司港まで振られたナンバー、JA52はJA51の小倉から山陽本線方面のナンバー(2018/9/28のJR九州ニュース)

020315 2002/3/15 門司 ホーム越しに見えた関門海峡

かつてはこのように対岸の本州、彦島も見えました。そしてホームには長距離列車が到着するホームには必ずあった顔を洗える洗面所がありました。

門司駅のシンボル的存在だった「交直転換」の看板も時代と共に変化してゆきまし。

Ef30-2
1985/4 門司 EF30 2他重連が国鉄タイプコンテナを牽引

020315_20231002082901 2002/3/15 門司 
関門トンネル抗口から顔を出したEF81 302号機牽引の貨物列車 

230531_20231002083401 2023/5/31 門司

最近はこのようなスタイルに変わったようです。

071218 2007/12/18 門司
駅の横にあった赤煉瓦倉庫も既に取り壊されたようです。

071218_20231002084001 2007/12/18 門司

東京発寝台特急の最末期 「はやぶさ・富士」が門司で分割されていた頃の列車案内表示

230531_20231002084301 2023/5/31 門司

「港」は門司港方面、「関上り」「関下り」は関門トンネル上り、もしくは下り線を通過の出発信号の状態を伝達

230601_20231002084801 2023/6/1 門司
駅キャラの「じーも」君

230531_20231002085101 2023/5/31 門司
その横には 九州鉄道記念館の紹介コーナーも

230531_20231002085301 2023/5/31 門司駅 駅舎
2004年に駅を橋上駅にした際に改築されました。

その他、6月6日その1の記事で紹介したように2019年3月27日に関門トンネル開業77周年を記念し、5・6番のりばに「関門トンネル案内板」が設置されています。

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2023年7月18日 (火)

2023年 北九州旅行 その21 鹿児島本線で頑張る国鉄型電機 EF81

門司機関区には2023年3月のダイヤ改正以降、10両のEF81形が配置されています。内訳は
          全検期限 
300番台 303号機  2028年3月
400番台 403号機  2024年2月
     404号機  2026年1月
     406号機  2024年12月
450番台 451号機  2028年7月
     452号機  2029年
     453号機  2023年9月
     454号機  2025年3月
     455号機  2025年6月
500番台 501号機  2027年1月

2022年3月31日にEF81 303号機が全検出場したのに続き、451,452号機も全検出場しましたが、同時期に製造された502,503号機は検査切れで除籍に、また700番台と改番されていた716,717号機も検査切れで除籍されました。

2023年3月のダイヤ改正以降、EF81はEF510-300番台代走のA31仕業の他にA41~A46の6仕業を担当しており、A41:8057レ(北九州タ~熊本操)、A42:1056レ(福岡タ~北九州タ)、A43:5055レ(北九州タ~福岡タ)、A45:4093レ(北九州タ~鹿児島)、A46:1087レ(北九州タ~福岡タ)、4081レ(福岡タ~田代鳥貨)と撮影可能時間帯に走る運用が多いのが特徴です。

Ef81-403-4081-230601-2 2023/6/1 千早 4081レ EF81 403号機 富山機関区配置時代のスノープラウ装着が特徴

Ef81-404-1087-230602 2023/6/2 小倉 1087レ EF81 404号機

Ef81-452-8057-230602 2023/6/2 小倉 8057レ 流れてしまっていますがヘッドライトが下方にあるのが特徴のEF81 452号機

Ef81-454-8085-230601-3 2023/6/1 博多 8085レ EF81 454号機

Ef81-455-5055-230531 2023/5/31 小倉 5055レ EF81 455号機

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2023年7月11日 (火)

2023年 北九州旅行 その18 日豊本線貨物4075レを牽引する国鉄型電機 part1 EF81 303号機

朝6:47に北九州貨物ターミナルを出発し、西大分で入換に従事、12:56に延岡まで走る日豊本線貨物列車4075レは連日とは行かないまでも隔日には門司区の新鋭EF510-301号機が投入されていた筈ですが、昨日の記事にあるように2023年2月の投入以来、トラブルの発生で門司区の歴代の強者たち、EF81, ED76の代走が続いています。

ある意味、EF510-301号機のトラブルがEF81やED76の活躍の機会延長に貢献したともいえる皮肉な現状かもしれませんが、私も今回の北九州旅行で、6月2日、3日朝、今日は一体どんな機関車が4075レの先頭に立って現れるかと待ったものでした。

Ef81-303-4075-230602 2023/6/2 小倉

この日、4075レを牽引したのは4両のEF81 300番台のなかで2022年3月31日、唯一全般検査を通過し、生き残った機関車で、次の全検は2028年3月に予定されるため、まだ当分、活躍を見ることが出来る機関車となりました。といっても同機は全検通過後、2023年2月までは運用に入っていましたが、この3月からは運用を外れ、門司機関区に留置される姿が目撃されていました。5月24日に久々に運用に復帰したところでした。6月14日以降の同機の運用、回送に関してはこちらのサイトに情報がありますが、まさにEF510-301の不在をカバーするかの如く、日豊本線、鹿児島本線の貨物運用にほぼ連日のように就いていることが分かります。

同機は昭和48年度第一次債務で発注され、1974年4月25日、日立製作所にて竣工しました。EF81 300番台は関門区間専用として製造されたため、EF81基本番台が搭載する電気暖房装置(EG)を搭載しておらず、その代わりに死重を搭載しているのが特徴です。

過去に撮影したEF81 303号機の写真を載せます。

国鉄時代

Ef81-303-850418
Ef81-303-_2
1985/4/18 門司 関門間の寝台特急「あさかぜ」の牽引機として

Ef81-303
Ef81-303-_2_20230710163201
Ef81-303-_3
Ef81-303-_4

1985/4/18 門司 関門間の寝台特急「富士」の牽引機として

JR貨物時代

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2002/3/15 小倉 EF81 450番台と重連で福岡ターミナルまでのコンテナ貨物を牽引

Ef81-303-100319

2010/3/19 香椎

Ef81-303-100319_20230710163901

2010/3/19 海老津

Ef81-303304-100827

2010/8/27 千早~福岡貨物ターミナル EF81 304号機と重連でコンテナ貨物を牽引

Ef81-303-121222

2012/12/22 西小倉 

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2023年6月19日 (月)

2023年 北九州旅行 その7 現在の関門のヌシ EH500 門司機関区新製配置組 part6 50号機 etc

EH500-50号機2006年12に東芝府中工場で竣工し、門司機関区に新製配置されました。2006年度竣工組のラストとして門司機関区に配属された機関車です。今回の北九州旅行では遭遇しませんでした。

Eh50050-081207

2008/12/7 下関

Eh50050-081208 2008/12/8 門司

Eh50050-100807-3 2010/8/7 門司

Eh50050-171014 2017/10/14 黒崎

2006年度中にEH500形が門司機関区に6両新製配置された時点で同機関区の交直両用機は
EF81 76
EF81 301 302 303 304
EF81 401 402 403 404 405 406 407 408
EF81 451 452 453 454 455          といった体制で

2007年度は
EH500が22仕業 走行範囲は幡生操~北九タ
EF81が15仕業 うち関門間を走行するのは6仕業でした。 

2008年度は
EF81 404 406 453 454 455が冨山区に転属
EH500の仕業数は変わらず
EF81の仕業数は14仕業に

2009年度は
EF81 76、富山区に転属、同機は昭和48年度民有予算で製造、酒田機関区に配置されたもので民営化でJR東日本に承継されましたが、2005年JR貨物に売却され門司区に配置されました。重連総括制御装置は搭載していないためED76などと同じ運用に入ることが多くありましたが、2007年3月に運用離脱、2008年4月に富山区に転属となりました。

Ef81-76-051209 2005/12/9 香椎 門司区時代の76号機

Ef81-76-080906 2008/9/6 敦賀 富山区に転属し、北陸本線で活躍中の76号機


EH500の仕業数は変わらず
EF81の仕業数は16仕業に 

2010年度は
配置は前年度と変わらず
EH500の仕業数は変わらず
EF81の仕業数は19仕業に うち関門間を走行するのは5仕業でした。 

この間、交流専用のED76形の配置は24両(基本番台8両、1000番台16両)で変化がありませんでした。

2010年度中にEH500-67~72の6両が門司区に新製配置されました。

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2022年6月27日 (月)

上野駅地平ホーム 発着するレアな列車たち part2 EF81牽引E26系による「カシオペア紀行」返却列車

1988年3月13日の「北斗星」、1989年7月21日の「トワイライトエクスプレス」に続き、1999年7月16日(上野発)、7月17日(札幌発)で運行開始したのが臨時寝台特急「カシオペア」でした。全客室を2名用A寝台個室としたE26系客車を新製投入してのデビューでした。ただ、編成は1編成しか製造されなかったため、下りの上野発は火・金・日曜日、上りの札幌発は月・水・土曜日のみ運行される臨時列車でした。春の大型連休、夏季、年末年始には2日に1本の運行形態が採られましたが、2年ごとに10月下旬から12月上旬にかけ、車両点検、整備のための運休もありました。2016年3月のダイヤ改正で北海道新幹線が開業することになり、青函トンネルを含む約82kmの区間が新幹線と在来線の共用区間となり架線電圧が交流20kVから25kVに引き上げられることになり、この区間の牽引機のED79が使用できなくなり、2015年9月16日に急行「はまなす」、特急「白鳥」、「スーパー白鳥」とともに廃止がアナウンスされ、2016年3月19日(上野発)、20日(札幌発)に運行が終了となり、新幹線開業日の3月26日に正式に廃止となりました。

E26系客車を用いた「カシオペアクルーズ」は2012年10月、鉄道開業140周年記念の特別ツアーとして設定され、上野駅→新潟駅→秋田駅→青森駅→仙台駅→上野駅の行程が組まれました。2013年10月には「カシオペアクルーズ forあきた」、2014年6月には「カシオペアクルーズ 〜日本海・道南紀行〜」、10月にはカシオペアクルーズ 〜初秋の東北・道南〜」と2016年10月まで7回に渡ってツアーが設定されました。

北海道新幹線開業後は「TRAIN SUITE 四季島」のクルーズトレインとしての本格デビューもあり、E26系客車は「カシオペア紀行」として盛岡・青森・秋田、あるいは信州方面まで運転されることが多くなりました。
6/4から6/6にかけても「カシオペア紀行」とその返却列車が運転されており、スジは以下のようなものでした。
6/4 カシオペア紀行 青森行き
EF81+E26系
9011
上野1550(13)赤羽1602大宮1618蓮田1626久喜1637古河1654小山1707石橋1721雀宮1729〜1733宇都宮1742〜1744氏家1801矢板1814黒磯1833〜1838青森 ヨ830
6/6 カシオペア紀行 返却
EF81 80+E26系
回9110
黒磯618〜622矢板644氏家658宇都宮716〜724雀宮734〜746小山808古河822栗橋829久喜838蓮田849大宮900〜902浦和908赤羽917上野928

Ef81-80-220606 2022/6/6 上野駅地平15番線に到着するEF8180号機牽引「カシオペア紀行返却回送」列車
回送とは言え、機関車牽引の旅客列車を見たのも久しぶりでした。E26-no12-e261-220606-5
E26-no12-e261-logo-220606

E26-no12-e261-220606-2
登場したのが1999年ですから、既に23年経過していますが、軽量ステンレス製と展望室部のみ普通鋼製の車体のためか劣化はあまり感じさせません。

Ef81-80-220606_20220626081401 到着から約28分後の9:56、懐かしの推進回送で尾久に向けて発車してゆきました。
明日の記事ではE26系12両編成の外観的解剖をしてみようと思います。

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2019年5月19日 (日)

2019/5/13 尾久にて黒磯訓練列車に遭遇

先週の月曜日、5/13のことですが、武蔵浦和で埼京線列車を撮影した後、赤羽で上野東京ラインに乗り換え、東京方面に向かうと、10:20頃でしたが、尾久駅にEF651115+カヤE27-501+EF81139といった構成の列車が出発準備をしていました。

Ef65-1115-190513

E26-27501-190513-2

Ef81-139-190513

恐らくJR東日本の機関車乗務員のための9501レ 黒磯訓練列車でがないかと思い、撮影することにしました。最近は貨物列車もあまり写していないため、こういった機関車牽引列車に遭遇する機会が滅多になくなりました。

カヤE27を機関車で挟んだ黒磯訓練列車はTwitter等で調べてみると
2018/6/28, 2018/6/30:EF651115 EF81139
2018/7/12:EF651102 EF81139
2018/7/26, 7/28, 7/30, 8/2:EF8195 EF81139
2018/8/22: EF81133  EF81139    などといった情報があり、私は今回初めての目撃でしたが、結構頻繁に運転されているようです。

Ef81-139-190513-3

10:26に尾久を出発して行きました。

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2018年8月27日 (月)

東京総合車両センター公開「夏休みフェア2018」

8月25日(土)は例年この時期に催される東京総合車両センター公開「夏休みフェア2018」に行ってきました。

Dsc06899

大井町駅に到着したのは開門時間後の10時20分でしたが、まだ門から連なる長蛇の列です。列の最後尾はどこなのかと歩いてみると、線路の反対側でした。列に並んで入場するまで30分かかりました。毎年、この行列が嫌で、来る時間を若干遅めにしているのですが、まだまだ甘かったようで。

Dsc06917 2018/8/25 東京総合車両センター

工場内の展示は毎年見ているので、TwitternなどでもスクープされていたEF58 61の展示がある、車両展示コーなを目指しましたが、こちらも写真撮影は人数ごとに制限入場されており、長蛇の列、それでも入場せずに写真を後から撮れるスペースもあるので、そちらから撮影することに。

展示された車両は 
EF81 81, EF58 61, EF64 1052, 209系500番台 C508編成 でした。
EF64 1052は最近、EF64 1001と入れ替わりにこの塗装になっており、今回初めて目にしました。

Img_9751

この機関車がなぜ今回展示されたのか、今後、本線に復帰することはあるのか、あるいは博物館に入るのか、解体されることはないと思いますが、今後が気になります。

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